あさが来た第59回あらすじ~はつのやきもち

第10週『お姉ちゃんの旅立ち 12月4日(金)放送-』

あらすじ(ネタバレ)

はつは、あさを選んだ理由をあさに尋ねた。
「山王寺屋がうちを選び、あなた様はあさを選びはった。
それを知った日から…何やろ?それが運命やったんやて分かりつつも、何かが喉に刺さった小骨のように、心にずっと引っ掛かって取れへんかったんだす」

「それは…何でやったんやろなぁ?」
新次郎は、すこし間を置くと、幼い頃、父・正吉からラクダを見たという話を始めた。

「わて、その話いっぺん聞いてから、そのラクダいうのにどないかして会いたなってしもてなぁ。『見せてくれ、見せてくれ』言うて、ようお母ちゃん困らしてましたんや。ほ
んで、そないな頃に、ちょうどお父ちゃんと一緒に、京都に行く事になって」
その時、小さい女の子が頭の上に蛙を載せて走り回っていたといい、この子をみていたら可笑しいと思ったのだと伝えた。
「もしあさを選んだのに、何か理由があるとしたら、ただそれだけの事だす。がっかりさしてしもたかいな?」
「へぇ…ラクダとかペンギンとか、みんなで妹の事を好き勝手言わはって…」

「もちろん、今は、それだけやあらしまへん。あさのいろんなとこ知って、その度に、惚れ直したり、あきれたり…。いや…今は、そのうちあさに置いていかれそうで、不安になるぐらいだすわ。わては、自分では何もでけへん、ボンボンだすさかいなぁ」
新次郎は部屋の襖をあけた。

「あさが今みたいにしていられるのは、旦那様が新次郎様やったさかいだす。他の男の方やったら、あさは、閉じ込められて人が変わってしまうか、逃げ出して今井の家に帰るかの、どちらかしかありまへなんだ。あさは、あなた様が認めてくれはるからこそ、自由に羽ばたけてるのだす。せやからどうか、ご自分に自信持っとくなはれ。どうぞこれからも妹を、よろしゅうお頼み申します」
姉・はつを迎えに来たあさは、偶然二人の会話を廊下で聞いてしまっていた。
「お姉ちゃん…」

はつは『洋行帰りのお人に負けたらあきまへん』と笑ったとき、あさが廊下で物音をたててしまう。新次郎が襖を開けるとあさがいたので新次郎葉驚いた。
「なんや!あさ!? いつからいてましたんや?」
すると動揺するあさを、はつは手をひいて部屋をあとにした。
「ええから、ええから。行こ(笑)」
一人部屋に残された新次郎は『かなわんなぁ』とつぶやいた。

>とうとう、姉妹が大阪で共に過ごす最後の夜が訪れました。
あさとはつは、ぐっすり寝ている藍之助の寝顔を見ていた。
「よう寝てますなぁ」
「こないええお布団で寝るの初めてやさかい気持ちええのだすやろなぁ」
「こないしてたら、思い出しますなぁ、小さい頃」
ふたりは、子供の頃、嫁入り前に寝る前に号泣した思い出話をした。

「あの時、あない泣いてたあんたが…こない立派な女商人になるてなぁ」
「お姉ちゃんこそ、立派なお母ちゃんになりはったやんか。うちなんかほんまにまだまだや…。今かて、お姉ちゃんが大阪からいてへんようになる思たら…」

あさが寂しそうな声をだすと、はつはニコリと笑った。
「あさ。うちな…う~ん…もう、ええわ。言うてしまいましょ(笑)」
はつがあさにずっと焼餅をやいていたと告白したのであさは驚いた。
「何でだす? 何でお姉ちゃんが、うちにやきもち焼きはるんだす?信じられへん」
「そら、おじいちゃんによう構てもろたり、許嫁さんに恋文もろたり…。今かて、うちの代わりにこの家に嫁いで、こないええお布団で寝てたり」
「びっくりぽんや。お姉ちゃんがそないな事言わはるやなんて」

「もうあんたは、あかん子ぉやあれへん。うちがそばにいてへんかっても十分、やっていけますやろ? うちもや。うちも今、ようよう…ようやく心の底からこの道でよかったって思てる。もうあんたに助けてもらわんかて、胸張って、前に歩いていけます。人が生きるいう事が少~しだけ分かってきた気ぃしますのや」

するとあさは、布団に入り、はつに背を向けた。
「そうだすか…うちがそないな事分かるようになんのはまだまだず~っと先の事になりそうだす。うちらもう、子どもやあれへんのだすなぁ」
「そうや。これからがうちらのほんまの勝負だす!ええか? お互い精一杯、お家守ろな?お互い精一杯、幸せになろな?」
「う…うん! 負けへんで」
「その意気や。うちかて負~けへん!」
あさは、泣きながらはつにもたれかかった。

翌朝、はつと藍之助は惣兵衛たちと一緒に大阪を旅立つ。
>あさがはつと大阪で再会するようになるのは、このあとずっと、先の事となります。

>時は、流れて…
九州の炭坑所で、あさは、女性達に神戸まで走った汽車を見に行った話をしていた。
「大阪から神戸にも、陸蒸気が走るようになりましたんやで。日本で2番目の鉄道だす。こないだな、それ、梅田のステンショまで1人で見に行ってきましたんや」

汽車の絵が描かれた紙をとりだし、女性達に説明する。
「ボ~ッて、ものすごい音して、モクモク黒い煙出して…。あない大きい乗り物を石炭が動かしてるやんなんてなぁ。あ~早あの景色、みんなにも見せてあげたいんだす(笑)」
すると治郎作の妻・カズがあさがみんなの母親のようだと言い出す。
「何か今の奥さんのお顔、まるでみんなの、おっ母ちゃんの事ありますが」
「へ? おっ母ちゃん?」
「ちょこっと会わんうちに何か知らん優しいお顔されるようになんなさったですが」
女子衆たちもカズの言葉にうなづく。

その時、サトシが炭坑から出てきたので、あさが向かおうとしたが、途中でうずくまってしまう。
女子衆たちは慌てて、あさに駆け寄る。
「うっうう…すんまへん。何やこのごろ、なんぼよう寝ても、体の調子が戻らへんようになってきて…」
「奥さん、ああた、もしかして…!」

第59話の感想とレビュー

昨日に引き続き、あさとはつの姉妹のお話。
新次郎がめずらしく見せる弱さに、はつもあさにコンプレックスを打ち明けるという展開に終始感動しっぱなしでした。そういう場面でも、あさの存在が嫌味に感じないのが素晴らしい。前作『まれ』で、一徹が塩田を継ぐ継がないというシーンや結婚のシーンなど、ちょっと主人公にイラッとくるところあったんですけど。
そういや『まれ』でも『梅ちゃん先生』でも『純と愛』でも兄弟設定は、性別違うってのもあるでしょうが、朝ドラで、ここまで兄弟や姉妹について丁寧に描かれるって珍しいかも。だいたいハチャメチャな設定ですもん。
『まれ』は、デイトレーダーから塩田職人、『純と愛』はホテル従業員からマッサージ師、『梅ちゃん先生』は医大生から卸会社みたいに。
あと若干ネタバレですが、はつとあさが再会できるとナレーションが言っていたので、本当によかった(笑)

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