あさが来た第39回あらすじ~あさ、再度説得を試みる

第7週『だんな様の秘密 11月11日(水)放送-』

あらすじ(ネタバレ)

治郎作は、一人で提灯を持って炭坑に入ったあさを怒鳴りつけた。
「何しよったんか!?」
「その…炭坑に、入ってみよかて。うちは、この山の持ち主だす。このままおなごやさかいいうて、アホにされたままでいてる訳にはいかしまへん。もっと山のこと分かって、皆さんとちゃんとお話がしたいて」
「こんバカが! 俺たちが掘っちょう石炭ちゅうのが何か分かっちょうとか? 燃える石ったい! そんなもんに囲まれた穴に入ったら、いつ何時火だるまになるか分からんとぞ! それだけやなか。ちいと動き方間違えりゃ、土が崩れて人なんかあっちゅう間に埋もれてしまうったい! 爆発するこつもあれば、鉄砲水が出て流されるこつもある。炭坑っちゅうのはのう、いつだって死ぃと隣り合わせっちゅうこったい! そげんこつも知らんで、バカ女が」
治郎作ははき捨てるようにいうと、その場を離れようとする。
「すんまへんだした!」
「俺に謝るな。山の神さんに謝れ」
「…山の神さんも、すんまへんだした!」

― 大阪の新次郎とうめは、あさから届いた手紙に目を通していた。

『坑夫のみんなは、おなごのうちの言う事を聞こうとせず、全然仕事をしまへん。このままやったらあかんて、一度は自分で少しでも掘ったろて、思たんだ
すけど…そやけどそれは、うちなんかには、到底できる事やあれへんかったんだす。うちは今、自分の世間知らずを、深く反省しております。それに、鉱山には坑夫の男衆だけでなく、うちなんかと比べもんにならへんほど活気ある、頼もしいおなごはんが、ようけいたはります。ここでは多くが、夫婦や親子、兄弟など、2人一組で仕事をし、びっくりぽんな事に、おなごも岡出しというて、男の掘った石の運び出しをして、働いているんだす。そやから、おなごも薄い着物一枚で、細い坑道を潜り、顔も体も真っ黒にして、朝から晩まで、命懸けで働き、更に、それが終われば、炊事に洗濯、ややこの世話と、山ほどのおなごの仕事をして…。そないな大変なことが、ようできると思いますけど、おなごはんたちは、それも苦と思わへんのか、笑顔を絶やしはれへんのだす。それに比べて、うちは、なんという考えの狭い、世間知らずの子供やったんやろか…。そやけどうちも、加野屋を任された身として、ここで、諦める訳にはいかしまへん』

あさの手紙に、新次郎は呆れた。
「ほんまにもう…諦めて帰るいう考えは、あらへんのかいな」
一方のうめは、あさの手紙の内容に少し驚いていた。
「そやけどあのおあさ様が、こないに反省しはるやなんて、思てた以上に厳しいとこなんだすなぁ」

― はつの家に、五代友厚が訪ねてくる。
友厚は、はつに惣兵衛と思われる人物が賭場にいるとの情報をはつに教える。
「あの辺りは、おなごの行くとこやないし、もし、あなたが許してくれはるんやったら、私の方でもう少し詳しい事を調べてみよ思うんですけど」
しかし、はつは友厚の申し出を断った。
「自分たちで、何とかさしてもらわれしまへんやろか。それに…五代様。あなた様のようなお方に、面識もあらしまへんのにこない親切にして頂くいわれはあらしまへん」
「訳やったら、あささんに聞いて下さい」
「あさに?」
「はい。それにしても、似てないようで、よう似た姉妹のようですなぁ(笑)」

― 女性達の手伝いをしていたあさは、治郎作に気がつくと声をかける。
「親分さん。うちがここに来て、もう10日目だす。これ以上山休ましとく訳にはいかしまへん」
すると支配人の宮部が割って入ってくる。
「何ね何ね奥さ~ん! わしっち支配人通さずに、親分さんと勝手に話すのはやめちくれ言うたやろうが」
あさは、宮部をにらんだ。
「あんさんと話したかて、何の意味もございまへん。あんさんが大事なんは、ご自分の保身だすわなぁ。うちはそないなほんまは自分の考えもなしに、日和見を決め込むお人が一番苦手だす」
「はぁ…日和見っち?」

あさは、宮部を相手にせず、治郎作に話を続ける。
「親分さん。うちがここに来たのは、言い争うためやあらしまへん。山休んで困んのは、ほんまはうちも、あなた方も同じなんと違いますのか? お願いだす。もういっぺん、み
んなと話さしとくなはれ」

― 亀助はあさと縫い物をしながら、あさの心配をしていた。
「ほんまにまた話しはるおつもりだすか? またあいつらにケンカなんか吹っかけられたら…」
「なぁ、亀助さん。旦那様、今頃何してはるやろなぁ?旦那様は、働かへんし、力仕事も苦手やし、ふらふらしてはるし、坑夫さんたちの言うてはったとおり、腰抜けか腰抜けやないかいうたら、どっちかいうたら、少し抜けてはる方かも分かれへん」
「ハハハ。そうだすなぁ(笑)まあ、どっちかいうたら、少~し抜けてはる…なんて事言わはるのや!」
「せやけど決して、あかんたれやあらしまへん。それに、何か言うたらすぐ『おなごのくせに』言う坑夫さんたちと、何にも言わんとうちに任してくれはる旦那様と、どっちが男らしいかいうたら、うちは分かれへん」
「そうだすなぁ。男らしいて、何なんだっしゃろな?」
「…旦那様に会いとおます」
>あさは、新次郎がそばにいない事が、こんなにも心細いものなのかという事をしみじみ感じていました。

>一方はつも子供を栄達に預け、一人心細い思いで五代から聞いた賭場へと向かっていました。
はつは、賭場にいた惣兵衛を見つけるが、一瞬目を離した隙に見失ってしまう。

― 夜、あさは、集まった抗夫たちに話をした。
「せやから、何べんも言うてますとおり、炭坑で働く皆さんの事は、今後は、加野屋が責任持たしてもらいます。皆さんの事は、家の者と同じように、大切に思てますさかい。せやから、お願いだす。明日から石炭掘っとくなはれ」
しかし、抗夫たちは相変わらずあさの話を聞こうとせず、あさに罵声を浴びせる。
「とっとと大阪に帰れ!」
抗夫たちから『帰れ』とののしられると、あさは大きな声で叫んだ。
「このひきょう者!!」

あさの声に抗夫たちは一瞬、静まる。
「おなごやからいうて、初めから見下して…。大体あんたら、一体誰から生まれてきた思たはりますのや!おなごやいうて、なめたらあきまへんで!うちは、あんたらとまともな話し合いがでけへん限り、決して大阪へは帰りまへん! 男も女もお互い助け合うて、ええ世の中作らん事にはどないなりますねん! この石頭!」

抗夫たちは、あさの啖呵に逆上し、つかみかかろうとした。
その時、あさの持っていた拳銃が落ち、弾が暴発してしまう。
バーーーン!!!

抗夫たちは、あさが落とした拳銃にたじろぐ。
「ピ…ピストルやないか!」
あさは、ゆっくりと落ちた拳銃を手に取った。

第39話の感想とレビュー

五代さん、護身用とかいいつつ、暴発するもの渡すなんて(笑)
それはそうと、今日のあさも絶好調でしたね。
Mとかではないですが、女性ヒロインが啖呵を切るシーンってかっこいいですよね。
『あさが来た』は、宮崎あおいさんが主役をやった『篤姫』に似てるかも(笑)

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