あさが来た第36回あらすじ~あさ、九州へ向かう

第6週『妻の決心、夫の決意 11月7日(土)放送-』

あらすじ(ネタバレ)

あさと新次郎を待っていた女性は、櫛田の妻だと名乗ると正吉が事情を説明する。
「櫛田様はなぁ、ちょうど大阪に、御用がおありになって、ちょっと、うちへ寄って下さいましたのや」
「いきなりすいまっせん。ああたがあささんですと? 丁寧なお手紙を頂いて」
「いや、汚い字ぃで…」

正吉は、雨でぬれている新次郎とあさに着替えてくるように伝えると、あさは大急ぎで部屋をあとにする。そ
「ああ~またあないな大股で…」
新次郎があさの歩き方に呆れてると櫛田が笑っていた。

― あさは、炭鉱を買うための金額について話そうとすると、正吉がさえぎった。
「その話やけど…ちょっとええか?土佐堀川の一角に米蔵がございますのや、あれこの加野屋の蔵でございます。この機会にあれも売ってしまおうと思ております」
いきなりのことにあさは驚いた。
「そんな! お父様、土地手放すやなんて…」
「ええんだす。私なぁ、あんたを信じていく、そう決めましたんや」
そして正吉は櫛田に足りない分は、あさが炭鉱を成功させてから払うと伝えると、あさは頭を下げた。
「炭鉱は、これからの日本を支える大切な事業だす。きっと櫛田様のお山を宝の山にしてみせます!」

「あの山は亡き夫が大事に育ててきたものやけん、どうしてもっちう人に、譲りたいと思うとりましたと。…今日お会いして心決めました。代金は分割で構わんですき、加野屋さんにお売り致しまっしょ(笑)」
「…ほんまだすか? おおきに。おおきに!」
あさは、頭を下げて櫛田に礼を伝えた。

― 正吉が証文を用意するため部屋を出ると、櫛田はあさに声をかける。
「あささん。ああた、分かっとると?自分が恵まれとるちゅう事を。女のああたをこれだけ信じてお商売の事を任せてくださるっちゅうのは、めったにある事ではなかとよ」
「へぇ。そのとおりやと思います」
そして櫛田は、アメリカに女性が留学する話をし、女性が外で活躍する時代が来ると告げた。

― 櫛田は帰り際、新次郎に謝った。
「先ほどは、奥様を見て笑うてしもて、すいませんでした」
「やっぱり、笑てはりましたんやな」
「実は、私もよく若い頃、夫に『大股で歩いたらいけん』って怒られたもんですと」
「…という事はわての嫁もいつか、あなた様みたいな淑女になれるかも分かれへん、いう事だすなぁ(笑)」
「さあ…女ん人が大股で歩き続けるのは、難しい事ですき」
二人がチラッとあさを見るが、あさは何の話をしているか聴こえず不思議そうな顔をする。

― 夜、あさは九州に行くことについて新次郎に話した。
「炭坑では櫛田様が抱えてはった坑夫の皆さんに、そのまま働いてもらう約束になっております。せやさかい、加野屋のために、精いっぱい働いてもらえるよう、お話しに行かな、あきまへんのや。申し訳ありまへん。九州に行かしておくれやす」
「半月か、ひとつきか…九州は遠すぎるわ。そない寂しい事、耐えられへん」
新次郎の口から意外な言葉が出たのであさは驚いた。
「へ? 寂しい? そないな事思てくれてはったんだすか?」
「当たり前や。無理したらあかんで。あさはすぐ無理するさかいな。怪我や、病気もしたらあかん。せや。力自慢の炭坑夫にも、色目使たらあかんで」
「え? 何でそないな事…」
新次郎は、はつの息子・藍之助に駒を持っていたときにはつに『あさを、あんまり泣かせんといとくなはれ』と釘をさされた話をした。

「泣かされてんのはわての方や言うてんのに。そやさかいな…。おはつさんの事は、何も心配せんかてええ。わて、時々、藍之助見に、顔出しとくつもりやよって」
「旦那様、それでは…」
「行っといで。…加野屋を、よろしゅう頼む」
「へぇ。きっと…きっとうまい事やります!旦那様、おおきに。おおきに!」
「ええ…何もうまい事なんかやらんかてよろし。無事にな、帰ってきたら、それだけでええのや。わて泣かしたらあかんで」
「へぇ。ほんまおおきに」

数日後(かどうかは知りませんが)よのは、正吉に、美和の話を伝えた。
「あのお師匠さんの事だすけどなぁ、新次郎がどないな事言うても、お妾さんにしてしまおうと思てましたんやけど、お三味線の師匠、やめたないて言いますのや」
よのは『美和)それは、うちの生き方とは、ちょっと違うてますさかい』と断られたことを正吉に伝え、他を捜すと言い出す。
「え? あんさんまだ、お妾さん探す、おつもりだすか?」
「当然だす」
「そうだすか…」

― あさが九州へ旅立つ日、加野屋は総出で、あさと亀助を見送った。
「それでは、行ってまいります!」
大きく成長した榮三郎が、あさに声をかける。
「お姉さん、加野屋は、お父ちゃんと雁助と新次郎兄ちゃんと私できっと守ります」
「はぁ? わてはそないなもん、よう守らんで」
「またお前はそな事言うてもう!」←正吉
あさが新次郎に声をかけようとするが新次郎は顔をそむけた。
「別れの言葉なんか聞きとない。さっさと行ってき」
「はい、行ってまいります!」

あさと亀助が歩き出してしばらくると五代友厚がやってくる。
「間に合うてよかった。これを…お守りです。持っていくとええ」
友厚は、タオルにつつまれたピストルをあさに持たせようとする。
「こんなん、頂けまへん!」
「あんたは今から、それだけ危険な場所に行くいう事や。あんたと私を最初につないでくれたのも、このピストル。…あささんやったら、きっとやれる」
「おおきに、五代様」

>大阪から舟に乗って、九州に渡ったあさは、そこで宮部という支配人を案内人に一路、炭坑へと向かいました。

颯爽と山道を歩くあさと違い、亀輔は疲れきった様子だった。
「せやから駕籠にしまひょ言うたのに…」
「ちょっとのお金でも、山買う支払いに回さなあかんのだす。それに、炭坑までの道がどないなんか、歩いて確かめたいんだす(笑)」
宮部が夜までには着かないというと、あさは野宿するといいだす。
「わて、そんなんできしまへん!」
亀助が悲鳴をあげるが、あさは笑顔で先を歩いていった。
「大丈夫。どないなとこで寝ても、朝は来ます。きっと、夢みたいにきれいな朝焼けが
見られますわ(笑)」
>あさはこの時、まだ知りませんでした。
>この先、九州の炭坑で、どんな大変な日々が待っているのかを…。

第36話の感想とレビュー

何度も書いちゃいますが、『あさが来た』が素晴らしければ素晴らしいほど、前作『まれ』がかわいそうに思えてきます。
昨日、今日は夫婦愛がテーマのように見えるのですが、やりたいことをやる女性という点では『あさが来た』も『まれ』も同じだと思うんですよ。ただ夫との関係が、こうも差が出るのかというくらい、違うんですよね。
今まで、どこかつかみどころのなかった新次郎があさにメロメロという事が判明し、二人の絆がしっかりと確認できた神回だと思います。
あさがいなくなって、素直に『寂しい』とか『身体が無事であればいい』とかセリフをはくんですが、嫌悪感どころか、ぜんぜん違和感もないのが凄いなぁ。

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

最近のコメント

このページの先頭へ