あさが来た第32回あらすじ~あさの父・忠興が娘の様子をみにくる

第6週『妻の決心、夫の決意 11月3日(金)放送-』

あらすじ(ネタバレ)

店に現れた忠興は、あさに厳しい顔を向けた。
「またお前のことやから、いらん口出ししてお家の皆さんを困らせてるんと違うか?」
「へぇ…」
>あさの父、忠興は新政府に尽くした功績を買われ、今や日本経済の中心を担う実業家となっておりました。

忠興は、様子を尋ねると、あさは最近、炭鉱に興味を持っていると返答する。
「炭鉱いうて、石炭を掘り出す商いがあるんやそうだす。せや。お父はんから見て、石炭てどない思いはります?」
「なぁ、あさ…お前が九州へ行ってしもたら、誰が新次郎さんのお世話をするんや?」
「ああ…それは…」
「旦那さんのお世話もせんと余計な事ばっかり考えて、相変わらずのこのアホ娘が!」
「堪忍!」

忠興は、逃げるあさをおいかけ、捕まえると尻を叩いた。
「こら、あさ! 反省せい!」
新次郎は、父に尻を叩かれるあさを気の毒そうに見ていた。
「…そんな叩いたら痛いがな」

― 忠興は縁側で正吉とあさについて話し始めた。
「あんな娘で、ほんまに、申し訳ございません」
「なんのなんの。いやいや、私なぁ、あささんがここへ嫁に来てくれてほんまによかったと、思てますのやで」
「ほんまですか? まさか…」
「いやいや。今井さんとよう似て、えらい度胸と商才のあるお嬢さんだっせ。今の時代の流れというものはもう、両替商なんて、そんな商い自体がもう成り行かんようになってきてますのや。そんな中で、この店を変えようとしてくれてはるのが、あささんだす」
忠興は思わず聞き返してしまう。
「あさが?」

正吉は、年をとって頭が固くなったことや、新次郎があさのおかげで少しずつ変わってきていることなど、あさが来たことによって助かっていると伝えた。
「あささんのね、どんなことがあっても『うわ! びっくりぽんや』言うて、ほうと受け
止めはる。あの柔らかい力こそがこの今の加野屋にはもう絶対に欠かせん事だすのやなぁ。ハハハハ(笑)」
「皆が加野屋はんのように思てくれてる訳ではございません。ほんま、おおきに!ええ所に、嫁がせて頂きました」
忠興が深く頭を下げると、正吉も頭を下げた。
「そんな…何をおっしゃいます。こっちこそええお嬢さんを頂いておおきに!」

― はつは、栄達とふゆと一緒に畑仕事をしていた。
体調が優れず、思うように働けないはつは、足手まといだと感じるが栄達は否定した。
「あんたにはなぁ、末の望みが懸かってますのやで。あんたのおかげで、今の生活にも張りが出来ましたんや。どないな時であれ、そのおなかの中の子は、大事な山王寺屋の跡取り。私が、ちゃんと育てますよってな(笑)」
そして栄達は、はつとふゆに『おとうちゃん』と呼んで欲しいと伝えた。
ふゆもはつも栄達の願いをきき、『お父ちゃん』と呼ぶことにする。

その姿を少しはなれたところから、忠興、あさ、うめが見ていた。
「おはつ様、生き生きしてられますなぁ」
「ほんまに、会うていかはれへんのだすか?」
「ああ…」
はつとふゆは忠興たちに気が付かなかったが栄達だけが気が付いた。
忠興が頭を下げると、栄達も深く頭を下げた。

帰り道、あさは口を尖らせていた。
「うちとお姉ちゃん、おんなじように大阪に嫁いできたのに。まるで生き方が違てしもたなぁ思て。山王寺屋のお母様に言われたんだす。お家潰れたのが、自分やのうて、お姉ちゃんでよかった思てんのやろて。せやけど…何が幸せかなんて、分かれへん」
「何や、大人びた事言うて」
「これでももうちょっとは大人だす!」
ふくれるあさに忠興は静かに炭鉱についての話を始めた。
「炭鉱は、日本の国力を増す意義のある事業や。京都でも鉄道会社設立の動きがある。これからの、石炭産業の発展は間違いないやろう。けど難しいなぁ。炭坑には手に負えん
荒くれ者も多いらしい。よっぽどしっかりした男が棟梁にならん事には…」
「うちにでけしまへんやろか?その棟梁いうの(笑)」
「誰が考えても、女には無理や思うやろ。いっぺん立ちどまって、ほんまにできるかよう考えてみぃ。それでもできる思うんやったら、助けはせんが…勝手に頑張れ」
「え?」
「お前にとって、お家を守るいうんは、そういう事なんやろ」
「おおきに。お父はん」
>忠興の言葉は、あさにとって何よりの応援の言葉となりました。

1870年(明治3年)
>そして、年も明けて、両替屋が時代に取り残される商いとなる中、今日も、あさはお家のため炭坑へ行く事を考えていました。
「何と言うても、先立つもんはお金やなぁ。お金お金お金…お金…」
算盤を難しい顔ではじくあさを亀助とよのはとおくから見ていた。
「今日もまた、お金の心配してはりますなぁ」
「何と色気のない事」

あさは、自分の部屋に戻り、婚礼道具の目録を取り出す。
うめは、あさが婚礼道具と持参金を炭鉱のための準備金にするというので驚く。
「何を言うてはりますのや! これらはみんな、今井の旦那様と奥様が、長い年月かけて、お支度してくれはったものだすがな!普通の娘さんやったら、一生にいっぺん買うてもらえるかどうかっていう品物やのに。もったいない!」
「お父はん、お母はん…。堪忍! よっしゃ!」
「聞いてましたんか?」

その夜、新次郎は美和の家で酒を飲んでいた。
「何であっこまでできんねやろなぁ…」
「珍し事。今夜はもう二人っきりだす…どないだす? もうお酒はこれくらいにして…」
美和は新次郎の手をとった。
「まあ、冷たいお手やこと(笑)」

第32話の感想とレビュー

今日は、久しぶりにふゆにもセリフがあったわけですが、ふゆって、いつまではつの付き人なんでしょう。付き人って、お給金とかもらえないのかしら?
それはさておき、ますますカッコよくなる栄達さん。ぜひとも山王寺屋復活に頑張ってほしいところです。
自分のことを『お父ちゃん』とふゆにも呼ばせるなんて、この時代としてはもの凄いことだと思います。栄達と忠興が何も会話せずに互いに頭を下げるシーンは、ちょっと胸アツでした。あれだけで、互いに何を伝えようとしているかが伝わるんだから、本当に素晴らしいドラマ。
素晴らしいドラマといえば、『下町ロケット』の視聴率がえらいことになって、半沢直樹を抜くとか抜かないとか。2話目、迷った挙句に『世界の果てまでイッテQ』のスペシャルを録画したので再放送して欲しいんだけど・・・

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