あさが来た第29回あらすじ~あさ、姉・はつと再会

第5週『お姉ちゃんに笑顔を 10月30日(金)放送-』

あらすじ(ネタバレ)

あさは、石炭の話を聞きたいと言うと正吉は難しい顔をした。
「両替商と、石炭ていうのは、あまり関わりがあらしまへんでなぁ」
新次郎も正吉に同意するが、あさは譲らなかった。
「実は、こないだの寄り合いで耳に挟んだんだす。もうじき東京に、おか蒸気いうのが走るようになるて。物や人を運ぶ大きい鉄の車やそうだす。そのおか蒸気いうのが走るのに、牛や人ではのうて、石炭を使うそうで」
「石炭て、石やわな? 石で車が動きますか?」
「石を燃やしたら、動くとか何とか…」
あさは、燃えた石を載せた台車を想像したが、いまいち納得がいく絵にならなかった。
「なんで石で走るのやろか? びっくりぽんや」

- あさが亀助に新次郎について尋ねると、出かけたばかりだと答えが返ってくる。
あさは、慌てて店を飛び出し、新次郎の後を追った。

美和の家で新次郎は三味線をひいていた。その横には山屋とあさが座っていた。
「いやいや、また珍しいとこで、加野屋の若奥さんに、捕まったもんや(笑)」
あさは、山屋に炭鉱の話を聞きたいと伝える。
「石炭に興味がございまして」
「まあ、加野屋はんでやってみる気ぃがあんねやったら、まずは筑前に話を聞きに行かなあかんわなぁ」
「筑前?」
あさが聞き返すと、新次郎が山屋の代わりに答えた。
「九州の北の方やがな。…誰がそない遠いとこ行きますねんな」
「そやけど、筑前の山にある炭鉱は、ええ石炭がぎょうさん取れるみたいやで」
「そないええのやったら山屋さんが買いはったらよろしのに」
「あかんあかん。山なんか買うお金、工面できますかいな。それに炭鉱みたいに荒くれ者ばっかりのとこで、銭のやり取りやなんて、私はようしませんわ」
「うっとこかておんなじだす。なぁ? あさ、よう分かりましたやろ?」

家に戻ると正吉は、炭鉱はやめようと決断をする。
「いや、鉱山がこれからの商いやという事はよう分かってます。けど、この両替屋と違うて、店に座ってるだけで出来る仕事やおへんわなぁ。九州に行ってもらう人手もないし、新しい商い考えまひょ」
「ええ~」
炭鉱の話が流れて不服におもったあさは、新次郎に絡んだ。
すると新次郎の着物の縫い目が綺麗に直っている事に気が付いた。
「そやけどその縫い目。このきれいな縫い目は、うちが縫うたもんやあらしまへん!」
「へ? あ…」
「こら、どこのおなごはんのお手でおます?とぼけはらんかてええんだす。どうせあの美和さんという、お三味線のお師匠さんでございましょう。ここんとこ毎日お家の事もうちの事もほったらかして、どこに行ってはんのかと思たら」
「いや~それは…う~ん…しょうがあれへんなぁ。せや。あさの言うとおり、確かにおなごはんに縫うてもらいました。それに、お師匠さんにもえらいお世話になってます。せやけど、これ縫うたんは、お師匠さんと違う」
「ほな他にも会うてはるおなごはんがいてるいう事だすか!?」
「まあ、そういう事だすな。何やったら、今から一緒に、会いに行こか?」

新次郎に連れられ、あさは山の中を歩いていた。
「ほんまにこないなとこにいてはんのだすか?」
「ああ、そやで。ほれ、そこにいてますがな」
新次郎は、鍬で畑を耕している女性を指差した。
「なんでお百姓のおなごはんと…え?」
あさは、その女性が姉・はつだと気づいた。
「お姉ちゃん!」

新次郎は、複雑そうな表情を浮かべるはつに事情を説明した。
「あっ、わて、居場所を教えた訳やあれへんのやで。あさに『この袖縫うた女に会わせ』言うて怒られてしもて。ほんで、しょうがあれへんよって連れてきただけだすのや」
「お姉ちゃんが縫うたんやな。それであない上手に!」
新次郎は疑いが晴れたからと、その場をあとにした。

すると、はつが口を開いた。
「…あかん。…加野屋の若旦那様ともあろうお方のお着物が、あないな縫い目では、あきまへんな」
「ほんまやなぁ。あかんな!」
はつがニコリと笑ったのをみて、あさも笑顔になった。

―2人は、木陰に並んで座った。
「加野屋はんも今、大変なんやなぁ」
「へぇ。借金まみれだす。せやのにうちのお義母様は、お買い物ばっかりしはって、浮世離れしてはるし…それに、うちがお店の仕事すんのも、えらい嫌がりはります」
「お姑さんに元気あるのは、ええ事だす。うちのお義母さんなんか、置物みたいに静かになってしまいはってな」
「あのお姑さんが?」
「そうや。まあ、お気持ちもよう分かる。今までええ顔してた人たちが、手のひら返したみたいに見下してくるんやから。今は一家みんなで、そこのちちゃいお百姓の納屋に住まわしてもろててな。旦那様は棒手振りして青物売って、うちは、畑の手伝いやら繕いもんなんかして暮らしてます。それにしても、加野屋様はええお方やねぇ。うちの居場所知ってから、旦那様に何べんもお酒持ってきてくれはったり。うちに繕いもんおお仕事世話してくれはったりな」
「え?」
「それに…あんたに居場所言いたないいう、うちのわがままも聞いてくれはった」
「せやけど、旦那様に持ったらしんどいで。すぐふらり~てどっかに遊びに行ってしまいはんのやさかい」
「そらまあ、エライこっちゃなぁ」
「山王寺屋様は? お元気だすか?」
「元気元気。今はもう、白蛇はんやあれへんで。すっかり日に焼けて黒蛇はんや(笑)」

新次郎が、遠くから二人を見守っていると惣兵衛が声をかけてくる。
「何話してますのやろな?」
「さあなぁ」

はつは、あさに両親への伝言を伝える。
「貧乏は惨めや。けど今は、余計な事考える暇あれへんほど忙しゅうてな。忙しいて、案外ええ事だす。文出すお金もあれへん。お父はんとお母はんに、くれぐれも伝えておいて。『はつは元気や』て。『今でも、お家を守ろうと気張ってる』て」
「へぇ。きっと伝えます」

―帰り道、あさは新次郎に礼を伝えた。
「旦那様。ほんまおおきに」
すると新次郎は手を差し出し、ふたりは手をつないで帰っていった。

>そして、それから数日後、正吉はあさを連れて寄り合い所にやって来ました。
ふたりを才助は笑顔で出迎えた。
「ようおいで下さいました。それで今日は何の御用で?」
「先日のカッパのお話だすのやけど…」
「カッパ?」
才助は、正吉が何を言っているのか理解できなかった。
「へぇ。びっくりなカッパ(笑)」

「そうだす。五代様のおっしゃってた、大阪を助けるびっくりぽんなカッパの事だす!」
>さて2人は一体、何を言っているのでしょうか?

第29話の感想とレビュー

久しぶりに見せた姉・はつの笑顔・・・もうびっくりぽんですわ。
いやいや宮崎あおいさんという女優さんて、やっぱり凄いと思いました。
視聴率が連日20%超えで、神ドラマとさえ、騒がれるようになってきましたが、本当に素敵なドラマだと思います。中には、『前作が酷すぎたためよく見える』とかいう人もいましたが・・・
とにかく、登場人物がそれぞれ本当に魅力的に描かれているのが、要因のひとつだと思います。新次郎やはつ・あさといった、メインキャラだけではなく、うめや雁助、正吉、亀助といった回りも魅力的ですし、今まであまり出番のなかった新次郎の弟・榮三郎の今日の新次郎とのやりとりもかわいらしかったです。

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