あさが来た第22回あらすじ~正吉、あさの考えにのる事を決断

第4週『若奥さんの底力 10月22日(木)放送-』

あらすじ(ネタバレ)

あさは、新政府へ用意する10万両に疑問をもっていた。
「なんで新政府が幕府倒すお金、商人が調達せなあかんのだす?大事なお金、そないなアホらし事に渡さなあかんやて」
すると大番頭の雁助が呆れる。
「アホらして…。それでもその新政府いうの、戦して新しい時代始めるいうのやさかい、しょうがおまへんがなぁ」
新次郎が他店を気にしたので、あさは姉・はつが嫁いだ山王寺屋のことを思った。

― その頃、山王寺屋の一室では、惣兵衛の母・菊が夫・栄達と惣兵衛に10万両の申し出は断るべきだと強く言っていた。
「新政府やいうたかて、まだ海のもんとも、山のもんとも、分かりゃしませんのやろ?徳川様が勝つかもしれへんのやで」
支払いを拒む事を強く推す菊に惣兵衛が自分の意見を伝える。
「お母ちゃん…。払いましょう。払う方がええ思います。時代は変わった。徳川様は、もう終わりや。これからは、新政府の言う事聞かなあかん」
「何を偉そうに(笑)…あんたが今まで何にもせぇへんかったから、こないな事になってしもたんやないか!あんたの代になるまで、この山王寺屋はず~っとうまい事いってましたんや! 200年やで?200年!200年安泰やったんや! それがこないな事になってしもて…。はぁ…全部、あんたのせいだすやろが! あんたはなぁ、黙って言う事聞いてたらよろしいんや!」
腹を立てた菊が部屋を出ると廊下で茶を運んでいたはつに気が付く。
「盗み聞きだすか?さすが今井屋さんは、お育ちのええこと」

― あさは、腰を痛めた正吉の腰をマッサージしていた。
「こそこ、そこや。あ~気持ちええな(笑)あさちゃん。あんた、どない思います?あの…新政府に差し出す、10万両!正直に思うた事言うて」
「へぇ。正直に言うたら…うちは、新政府なんぞに一銭もお金用意しとうありまへん」
「そら正直すぎるわ(笑)誰ぞに聞かれた事だすえ」
「そやけど…悔しいけど、今、加野屋は借金してでもお金作って新政府に払うた方がええ思います」

あさは正吉に頼まれたとおり、障子を開けると外から日差しが差し込んでくる。
正吉は、あさに新政府に払った方がいいと思う理由を尋ねた。
「金借りてでも新政府に払うた方がええって、そら何でや?」
「今、この日本は、新しい朝を、迎えようとしているのかも分かれへん…そない思えて。昔、旦那様に言われたんです。『ようよう考えて、進んだ道には必ず新しい朝が来る』て。今この世は、どこかの誰かさんたちが考えて考えて…いろいろ失敗もしながら、新しい朝が来るのを、待ってるような気ぃするんだす。あ!…すんまへん! せっかくお話聞いて頂いているのに、おかしな事しかよう言わんと」
「いやいや…宇奈山様がお金を返しはったんも土方さんがあんたを許さはったんも、あんたがただ無茶苦茶言うてたからやおまへんのやで。あんたの了見に一本ビャッと筋が通ってるからだす。あんた、言葉はあんまり上手やないんやけれども、何や知らん、こう…人の心をつかむんだすなぁ。新次郎も…ちょっと変わってきましたしなぁ」
「へっ? いや、旦那様は、ちょっともお変わりないみたいで…」
「あさちゃん、うちのお金、全部数えてみてくれへんか?私なぁ、あんたの考えに乗ってみようと思います。この加野屋は…新政府と結び付きますのや(笑)」
「へぇ。早速、集めてまいります(笑)」

― 夜、料亭で才助は大久保利通から新政府の参与になるよう伝えられていた。
「わしもお前も、もうただの、薩摩の人間ではない。薩摩を離れた、一人の日本人になったとでごわす」
「そうか…やっとこさ来たか!我らが小さいくくりを抜けて日本ちゅう国を育てる日が!」

― あさは、正吉に頼まれた加野屋の残金を数えていた。
その姿をみて新次郎は呆れてしまう。
「うわ~また色気あれへん事してるがな!」
そして、10万両は今までとり返した金額では“焼け石に水”だと伝える。

あさは、新次郎にお金儲けの方法について尋ねてみる。
「お金儲けるには、どないしたらよろしおますのやろ?」
「そないいうたら、井原西鶴に、こないな話があったなぁ。貧乏な男が金持ちに『貧し
さという病を治す薬はないものか?』と聞きに来た。すると、その金持ちは、早速長者丸という妙薬の作り方を、教えてくれた。『朝起き5両、家業が20両、夜詰が8両、始末10両、達者7両。この合わせて50両を粉にして、朝夕飲むからには、長者になる事まず疑いなしってな」
そして、山積みになった本の中から、本を取り出し、あさに渡した。
「わぁ! 読んでええのだすか?おおきに(笑)」

あさが夢中で本を読んでいる間に新次郎は家を出ようとするが、玄関であさに呼び止められる。
「旦那様。先ほどのお薬のお話には続きがございました」
「もう読んだんか?」
「へぇ。『男子が囃子芸を習う事、茶の湯をする事、日中から風呂に入る事、これらは
毒薬よりも恐ろしいものなので、心の中で思う事さえならぬ』と書いてありました。…お早うお帰りやす」
あさが三つ指を立てて、頭をさげたので、新次郎は顔を引きつらせながら家を出た。
「はぁ~。かなわんなぁ…」

>しかし、また驚くような出来事が起こりました。
>1868年(慶応4年)5月、全国で使える新しいお金を造る事にした新政府は、大坂で使われていた銀貨を使えない事にしたのです。

>この通達によって、大坂の町は大混乱となり手形をお金に引き換えようと多くの人たちが両替屋に詰めかけました。

加野屋の店の前に大勢の人間が手形を持って押しかけていた。
『主人を出せ』と騒いでいることを知らされた、新次郎達は対応を悩んだ。
幼い弟を行かせるわけもいかず、自分も行きたくないと悩んだ新次郎はぽんと手をたたいた。
「せや。あさ!ひとつ、ここは、頼むわ」
新次郎の提案にその場にいた全員が驚く。
「うちは、おなごだす! こないな時に出ていっても、甘う見られるだけだす!」
「おなごいうたかて、男以上にしっかりしてるがな!あんたは普通のおなごやあらへん!格別なおなごや。わてが見込んだ格別なおなごや!あさ、頼むわ。あんた、何とかしてえな」

店の外では雁助が対応にあたっていた。
しかし、全く相手にもされず、客達は店を壊す勢いで入り口に推し入ろうとする。
「お待ちやす!」
女性の声に、人々は驚くと店の中から声の主・あさが現れる。

第22話の感想とレビュー

暴走する惣兵衛の母・菊。ついに店の経営難を息子(惣兵衛)のせいにしてしまうという…これって、逆に一気に菊が周囲から孤立して、はつに日の光があたる伏線が整ったイメージでワクワクがとまりません(笑)。
はつの意見どころか、夫と息子の話に耳を貸そうともしない菊と、息子に意見をもとめず、息子嫁のあさの意見をとりいれる正吉。この辺の対比って本当によくできてて、これが史実だったら本当に凄いと感心してしまいます。
(どこまで史実かは、例によってドラマが終了したときに原作を買って読みます)

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