あさが来た第18回あらすじ~あさ、加野屋の貸付総額を計算する

第3週『新撰組参上! 10月17日(土)放送-』

あらすじ(ネタバレ)

あさは、新次郎に大福帳を見せて欲しいと伝える。
「貸してるお金と返ってきているお金がどれぐらいあんのか、お大名様への貸付高を整理したい思いますのや」
正吉には『おなごが見たらあかんのや』言われ、見せてもらえなかったことをあさは打ち明けた。
「急いだ方がええ思うんだす。世の中が変わってしもてから慌てたんでは、遅ぉますよって」
「はぁ…何でわてがそないなもん…」
新次郎はため息をつくが、『しゃあないな』と立ち上がった。

― 数日後、新次郎の母・よのは女中の“かの”から新次郎とあさは毎晩一緒に寝ていると聞き、目を輝かせる。
「よかった。あとはややこを待つばかりや(笑)」
>しかし二人が毎晩、何をしていたのかというと…

あさは、新次郎がもってきた大福帳の計算を始める。新次郎は、あさが取り出した算盤が気になった。
「そら、もう古いし子ども用やで…新しいの買うたらどないだす?」
「これがええんだす。うちは、このパチパチはんでのうては速うはじかれへんのだす」
「ほう、そうか。けどやで、こないぎょうさん大福帳があったてなぁ。毎晩やっても、いっこも終わらしまへんがな」
「ほんなら、読んで頂けますやろか?」
あさに言われて新次郎は大福帳に書かれた数字を読み上げていく。
「願いましては~金八百両なり、金七百両なり、金二百両なり…」

>そして、あさが膨大な量の大福帳の数字を全て入れ終えたのは計算を始めて、1週間後の事でした。
「9百万両…これが貸し付けの総額や。…旦那様、ちょっと一緒に来てくれはりませんか?」
あさは、倒れている新次郎を連れ、加野屋の蔵へと向かった。

「ちぃちゃい頃以来やな。よう兄貴と、こっそりかくれんぼしたもんや。千両箱の裏とかに隠れてな(笑)」
懐かしむ新次郎だったが、蔵の中に入ると顔が青くなる。
「ん?…ない。千両箱、こんだけしかあらへんて…こらどないしたこっちゃ?これやったら空き蔵も同然やがな」
「やっぱりなぁ。帳簿のとおり、貸し付けたお金が戻ってへんのだす。旦那様。もし戦になったら、このお大名に貸したお金は、どないなんのだす?」
「さあなぁ…。もし、そないな事になったとしてもやで、そないやすやすと徳川様の天下は、変われへんやろし」
「そやけど、もしもだす!もしも、徳川様が負けたら…。すんまへん」
あさは、自分の口を手でつまむが、新次郎はあさの疑問に答えた。
「もし、そないな事になったら、大名も藩ものうなって、貸したお金、返ってけぇへん
かも分からへんなぁ」

あさは、新次郎が止めるのも聞かず、加野屋の店に入り、正吉の前に座った。
あさが来たことに番頭たちがざわつくが、あさは気にせず、正吉に確認する。
「お父様、貸したお金、回収しませんか?すぐにでも貸付先回って貸したお金返してもらうんだす。戦が始まってしもてから慌てたんでは遅いさかい。期限とうに越えてんのに、まだ返してもろてへんお金がぎょうさんあるのと違いますか?」
あさの質問に雁助は戸惑った。
「はぁ、そらそうだすけど…」

そこへ、血相をかえて“うめ”が現れる。
「おあさ様! おなごがお店にいきなり入ってきて、なんと失礼な事言わはりますのや!
ほんまに申し訳ございまへん!」
「せやけど、世の中がまるで変わってしまうのやとしたら、人やお店かて変わっていかな生き残られへんのやさかい!」
うめはあさの口をつまむと正吉は、うめを止めた。

「あさちゃん…わしはな、商人の家におとなしいだけの嫁は要らん。あんたには根性のあるごりょんさんになってほしいと思うてます。けど、あんたの考えは、ちょっと浅はかやなぁ。この加野屋の取引先はな、何十年、何百年という古~い付き合いがおますのやで。それを慌てて、取り立てに行ったりしたら、こら、うちがそのお相手さんを信用してへんという事になりますのや」
正吉の言葉にあさは、ハッとなった。

「あんたが新選組はんに言わはったように両替屋というのは信用が第一。お金という大切なもんを扱うてますのやさかいなぁ。お互いにこう誠の心を持って信用し合わん事にはどうにもならしまへんやろ?」
「すんまへん。そのとおりだす」
あさは、手をついて正吉に謝った。

「まあまあ、いろいろ、心配をしてくれて、ほんまにおおきに。けど、店の事は、私らに任してもらいまひょ」
「へぇ。出過ぎた事を…。すんまへんだした」

その後、正吉は、庭を歩いているとき、あさの言葉を振り返った。
「変わっていかんと…生き残られへん…か」

― 出かけようとしている新次郎にあさが声をかけた。
「もし、寄り合いで山王寺屋さんに会いはったら、よろしゅうお伝え下さい」
「そないいうたら、惣兵衛のやつ、最近見かけへんな。山王寺屋が最近ちょっとまずいんちゃうかいう噂も聞いたけど…どないなんやろなぁ?」
新次郎の話をきいたあさは、突然家を飛び出し、山王寺屋へ向かった。

あさが山王寺屋の前に着くと、中から琴の音色が聞こえてくる。
琴をひいていた“はつ”も、あさの声が店から聞こえる。
あさが来たことを知ったはつは、嬉しくなり店へと急ぐが義母・菊に呼び止められる。
「そこは店に行く通用口やで。奥向きが店に出たらあかん事ぐらい、おはつさんやったらよう分かってはるはずだすわなぁ」
「へぇ。妹が来てるみたいで」
「さよか。こないだも、お母さんが、来はったばっかりやわな。あんたなんぞこの家に文句があって、文にでも書きはったんと違いますのんか?とにかく表出たらあかん」
「そんな…。お願いします!仲のええ妹なんだす。いつも元気そうに見えて、さみしがり屋の甘えん坊で!」

菊は、はつの腕をつかみ、蔵に閉じ込めた。
「ちょっと入っとき(ニヤリ)」
「嫌や…。開けとくなはれ! 開けとくなはれ!開けとくなはれ! あさ…。あさ!お願いします。何でも言う事聞きます!もう二度と、勝手に表に出たりしぃしまへん!」
はつは、蔵の中から大声で叫ぶが菊はとりあわなかった。

そこへ惣兵衛がやってくる。
「旦那様、助けとくなはれ。旦那様…旦那様」
はつは、惣兵衛に助けをもとめるが、惣兵衛は苦悶の表情を浮かべて、走り去った。
姉は留守と聞かされ、あさは不思議に思いながらも山王寺屋をあとにする。

第18話の感想とレビュー

今更ですが、今期の朝ドラ「あさが来た」めちゃめちゃ面白いですね(笑)
あさが店の経営や帳簿に興味を持つのが、スムーズに描かれて違和感がありません。
こんな完成度の高い朝ドラだと、つい前作の『まれ』と比べてしまいます。
“まれ”も“あさ”もキャラ的に“おせっかい”だと思うんですが、あさは『すぐに非を認めて謝る』という点が好印象です。謝り方が申し訳なさそうってところがかわいい。一方、まれの場合は、凄い勢いで頭を下げて大声を出すイメージ。いつもそんな謝り方で周囲が全員許していくのが、今考えるとどうかなって思います。

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