第89回~オール阪神さんがマッサンの出資者として現れる

第15週『会うは別れの始め』あらすじ(ネタバレ)1月16日放送

>エリーはマッサンを連れて、家主の野々村さんのお宅にやってきました。
エリーと政春を野村の妻・由紀子が出迎えた。
「あ、ご苦労様でございます。揃ってお待ちですよ(笑)」
「揃って?」
由紀子の言葉に困惑する政春にエリーが笑いながら小声で話す。
「しっかり説明してね(笑)」

― 部屋に入ると野々村と初老の男性が座っていた。野々村は二人に男性を紹介する。
「こちらの渡芳利さんは大阪や神戸で食堂からカフェーまで飲食店を何軒も経営してはって、私を投資の世界に引っ張り込んだ悪い人なんですわ」
野々村の紹介に渡は声を高くして笑った。
「人聞きの悪い(笑)ステッキガールみたいな後添えもろてやで、人を金の亡者みたいに言いないな(笑)」
「ステッキガールって誰のことです?」←由紀子
「いや、ちゃいま…!褒めてまんねやがな。あ~相変わらずべっぴんさんで(笑)」
「どうぞごゆっくり。失礼します(笑)」

由紀子が笑いながら部屋を出て行くと渡は冗談を言ったあと本題を政春に確認する。
「早い話がやな、北海道で工場を造って、ウイスキーを造りたいとこういうこっちゃな?」
「はい」
「ほんで、なんぼ程かかんねん?」
「少なくとも50万は…」
「50万!?そないかかんのかいな!?」
政春が口にした金額に渡は驚いた。

野々村は北海道について政春に尋ねる。
「エリーさんから聞きましたけど北海道は、そないスコットランドに似てるんですか?」
「はい。まずは気候風土がそっくりなんです。気温が低くて、湿度が高い。その上、水も素晴らしく原料である大麦やピートが採れます」
政春が野々村の質問(従業員の確保、物資の運搬)を答えていくと渡が鴨居商店の名前を挙げた。
「国内産のウイスキーを造ろうと思たら、あんたが働いてる鴨居商店の後追いになるわな?そこのところはどない考えてんねんな?まさか鴨居商店と同じ品もん造るわけやないやろ?」

すると政春は勢いよく立ち上がり、自分の考えを述べる。
「わしが目指すウイスキーは本場スコットランドで造られとる独特のクセとコク、スモーキーフレーバーの利いた…誰にも媚びんウイスキーです!わしゃ日本人の舌をうならせてみせます!」
「言うとくで?鴨居の大将はやり手やで。宣伝は派手にパ~ンとぶちかます、営業はどんどん攻めてくる、あんたそれで勝ち目ありまんのんかいな?」
「もちろんです!わしの理想のウイスキーを造る事ができりゃわしゃ絶対負けません!」
政春の意気込みを聞いた渡は満足げな表情を浮かべる。
「それぐらいの気持ちを持ってんと、独立して、自分の工場を持ちたいとは思わへんわな。…ところでや、工場が出来てからどれぐらいで出荷できまんねん?」
「最低5年の熟成期間が必要です」
「あかん!こらあかんわ!あんた、そらちょっと長すぎるで?わしら大金のお金を出資してやで、回収すんのにあんた5年先て、そらちょっと無茶だっせ。そこのとこを、よう考えてもらわんと、この話は、前へ進むことはできまへんな」
渡と野々村の反応に政春は小さく頷いた。

― 自宅に帰った政春は、渡が出した条件について悩んだ。
「…出資してもらういう事は簡単じゃないのう。ウイスキーが商品になるまでの間、別なもんを作って稼ぐ。つまり鴨居商店における、太陽ワインみたいなもんを考えんにゃいかん。こりゃ、とてつもないことじゃ」
エリーは政春の膝の上でエマがリンゴをもくもくと食べる姿をみて、リンゴジュースをつくったことを思い出した。
「…マッサン。これ(リンゴ)は?」

― 政春とエリーは再び野々村家を訪ね、渡に“林檎事業計画書”を見せた。
「北海道、特にこの辺りはリンゴの産地でもあります。ウイスキーの仕込みと並行して、リンゴの汁を作って売って、それを運転資金に充てよう思うとります!」
「それで採算取れまんのんかいな?」
「日本にはまだ天然の果汁だけで作ったリンゴ汁はありません。砂糖や着色料を一切使うてない汁を健康にええと宣伝すりゃ少々高うても売れる思うんです。それに汁にするんでリンゴの見た目にはこだわりません。少々形が悪うても傷がついとっても問題ない。そういうリンゴじゃったら、安う仕入れられる思うんです」
「う~ん…分かりました。出資しましょう」
「ありがとうございます!」
「ただしや…我々が出資すんのは20万円ずつや。あとの10万円は、自分らで出しなはれ」
渡の条件に政春は言葉を失った。

「あんたらな、一銭のお金も出さんと会社持てる、社長になれると思てたんかいな?それは甘い。えら甘やで。わてはな、あんた(野々村)の顔も立てたつもりや。あんたの推薦がなかったらな、この投資話、間違いなく断ってるとこや。なんぼエリーちゃんがべっぴんさんでもな(笑)」
>この当時の10万円は、今で言う、5000万円ほどの価値があります。
>マッサンには、逆立ちしても用意できない金額でした。

― 帰り道、政春とエリーは肩を落としながら自宅へ戻る。
「広島の親父に頼んでも10万円もの大金は無理じゃ…その前にわしゃまだ鴨居商店の人間じゃ。この話をこれ以上前に進めるんじゃったらまずは大将にちゃんと話をしてみんと」
家の前に到着すると、英一郎が現れる。
「よかった。だいぶん、お加減ようなられたみたいで(笑)」
「こないだは迷惑かけてすまんかったのう」
「とんでもない(笑)…お話があるんですけど」

― 家にあがった英一郎は、仕事の話を政春にする。
「鴨居商店のレッドラベルは完全な失敗でした。僕なりに一生懸命考えたんですけど、工場長が復帰されたら、次はやっぱりスモーキーフレーバーを適度に入れたウイスキーにした方がええ思うんです。どう思います?やはり、飲みやすさを第一に考えたウイスキーの方がええと思います?」
政春は英一郎に自分の胸中を明かす。
「実はのう、英一郎…わしゃ、鴨居商店を辞めさしてもらおうか思うとるんじゃ。北海道に、自分の工場を建てられんか思うてのう」
「…本気ですか?」
「ああ」
「工場長は山崎工場になくてはならない人です。工場長は父よりもずっと日本で一番ウイスキーを知り尽くしてる人です。…僕らを見捨てるんですか?そのつもりで父からいろいろ言われても、ずっと平気な顔してブレンドしてきたんですか?」
「違う…そりゃ違う!」
「失望しました! 失礼します!」
英一郎はエリーと政春が止めるのも聞かずに帰っていってしまう。
「明日…ちゃんと大将に話してくる」
「私も一緒に」

― 翌日、政春はエリーと欣次郎がいる社長室を訪ねた。
欣次郎は部屋に入ってきた政春とエリーを笑顔で出迎えた。
「なんや2人揃う会うて(笑)」

『マッサン』第89回の感想とレビュー

タイトル通り決別するのはわかっているけど…なんか明日見るの怖いな(笑)
できたら円満退社してほしいですが…どうなるんでしょう。

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