マッサン第95回のあらすじ~熊虎が家を手放さない理由

第16週『人間到る処青山有り-第95回-』あらすじ(ネタバレ)

エリーは川辺で腰を下ろして座っている政春に声をかけた。
「マッサン?」
「…熊さんの家…出よう。このまんまじゃ裏切り者の仲間じゃ思われて、リンゴの仕入れもできん」
「裏切り者、仲間?」
「熊さんが組合長らと仲が悪うなってしもうた話は根が深いんじゃ。熊さんを頼ったわしがいけんかったんかのう」
「…私、熊さんの家、出ていきたくない。熊さんと一馬、仲直りしてあげたい」
「エリー、わしらの夢はどうなる?」
「諦めない。当たり前でしょ」
「わしゃ…北海道はもっと自由で、みんなが力を合わせて生きる夢の大地じゃ思うて、やって来たのに…」

「マッサン何言ってる。自由で夢のある大地マッサンがするんでしょ?簡単に諦めないで」
「誰も諦めるとは…」
その時、エリーは上を見上げた。
「マッサン…見て。青い…大きい!この空どこまでも続いてる。大阪、広島、スコットランドにも続いてる。マッサン、私、ここ好き。北海道、大好き!お水きれい!空気おいしい!家族の事、大事に大事に思う人いる」

― 熊虎の屋敷の前で政春とエリーの子供・エマはシャボン玉で1人で遊んでいた。
すると武井と進が熊虎の屋敷に乗り込んでくる。

「なんだ二人揃って。金なら来年の春まで返せねえぞ!」
無愛想に言う熊虎を武井は相手にしなかった。
「あんたにはもう用はねえ」
「なに!?」
「一馬!一馬!早くもってこい!」
進が大声で一馬を呼ぶと家の奥から一馬が家の権利書を持って現れる。
「待で!それは!」
熊虎は慌てるが進に抑えられる。
武井は一馬から権利書を受け取り、あざ笑った。
「権利書さえ頂きゃ、この家はもうオラ達のもんだ!札幌の裁判長もそう言ってくれらぁ」

「一馬!」
「こうするしかないんだ!」
熊虎の呼びかけに一馬が応えると熊虎はタンスから刀を取り出し武井に迫った。
「返せ!…おめえの嫁っこが病で長いこと伏せてった時、いつも息子と母ちゃんに土産もたせてやったべ!!」
熊虎は襲いかかろうとするが戻ってきた政春や進に身体を抑えられる。

すると武井は熊虎を小ばかにする。
「時代は変わったんだ!侍の時代もニシンの時代も終わった!」
「この刀は侍の…会津の男の魂だ!」
熊虎は身体を押さえつけられながらも刀を抜こうと力をいれるが刀は抜けなかった。

「ハハハッ!何だそりゃ(笑)錆びきって刀も抜けねえのか!?」
しかし熊虎はサヤに入ったままの刀を振り上げ、武井にむかっていく。
熊虎は武井を追まわし、武井が階段から転げ落ちると権利書を奪い取った。
「あと3日だけ待ってやる!」
武井は痛めた肩を抑えながら、逃げるように屋敷を出て行った。

権利書を取り戻した熊虎は懐に権利書をいれるとその場に座った。
すると一馬が熊虎を責めた。
「会津の魂だ? 笑わせんな!そんなもんとっくに捨てたくせによ!おらや姉ちゃんをほったらかしだったくせに。タケさんの家族には毎年、土産まで持たせてやったのか。外面だけはよかったもんな!」
「・・・・・・・・・」
熊虎は一馬の言葉に返答しなかった。
すると進が熊虎に進言する。
「兄さん、一馬の気持ちも分かってやれ。本当は北海道大学行って農業の勉強したかったんだ。ハナだって小学校の準教員辞めたくなかった。兄さんが自然を甘く見てニシンで失敗して2人の人生も狂っちまったんだ」

「母ちゃんにも苦労ばっかりかけてたんだ。親父が大事にしなかったから母ちゃんは早死にした!親父が殺したようなもんだ!」
一馬の言葉にそれまで口を開かなかった熊虎は激怒する。
「何だと! もう一回言ってみろ!」
「何回でも行ってやる!」
熊虎は一馬につかみかかるが反対に一馬に殴られてしまう。

政春は父親を殴った一馬を怒鳴った。
「熊さんに謝れ。どがな理由があっても子供が親に手ぇ上げちゃいかんて! 一馬!」
何も返答しない一馬にエリーは熊虎と妻シノの話をはじめる。
「大事にしてた。…熊さん、お母さん大事にしてた。熊さん、お母さん愛してた。だから、お母さんのために頑張った。ニシン取って、やっとこの家建てた。だけど間に合わなかった。お母さん、よく分かってると思う」
「知らないだろ?母ちゃんが、どれほど苦労したか」
「一馬…お母さん、熊さん愛してた。愛してる人の為に頑張る。苦労じゃない。愛してる人の夢、応援する。当たり前でしょ」

するとハナが母親のことを一馬に話す。
「エリーさんの言う通りだ。一馬は小さかったから知らねえべ。オラちゃんと覚えてる。母ちゃんが、この家さ建てるのどれほど楽しみにしてたか」

「熊さん、どうしてちゃんと言わないの?この家守りたい。シノさんのためでしょ?」
エリーが熊虎に確認するが熊虎は違うと短く返答する。
「私、聞いた。シノさんの喜ぶ顔見たい。笑顔で暮らしたい。だから頑張った」
「違ぁ!… おら…おら、シノを幸せにしてやれなかった。だからこそ、シノのためにも残されたハナや一馬を故郷を残してやりてえんだ」
「ふるさと?」←政春

「物心付いた時、おら達は逆賊と呼ばれてた。その意味さ分かったのは北海道来てからだ。会津の人間は、しんでも葬式も出せなかった。会津のためにお経は読めねえって、坊さんに断られた。進も覚えてっぺ! 故郷を追われたオラの夢は家族が安心して暮せる、子供たちが巣立った後でも、いつでも帰ってこられる故郷をこしらえる事だった。この家さ建てて、やっとこさ長年の夢がかなった。みんなが笑顔で飯が食えて、力いっぱい働けて、安心して子育てができる、そっだ故郷を、やっとこしらえる事ができたと思った。んだから何言われてもここだけは手放したくなかった!ここはハナと一馬にとって、たった一つの帰れる場所…おらたち家族の故郷だものな!」
泣きながら話す熊虎を見てハナも泣いてしまう。
「お父ちゃん、お父ちゃん…(泣)」

「マッサン。おめえ、ここで殿様になるって言ったべ?この北海道に、新しい時代を、こしれぇるために来たんだべ?」
「はい」
すると熊虎は権利書を政春の前に差し出した。
「おらの夢、受け継いでくんにか」

『マッサン』第95回の感想とレビュー

Yahoo!掲示板だと80%くらいの人が『マッサン』を酷評しているんですが…そんなにつまらない?私は、かなり楽しんでいるんですが…今日の回も胸アツで観ましたよ(笑)
とにかく武井の恩知らずな言動、行動に腹を立てつつ、熊虎かっこええなと。
あと今日はマッサンもエリーもさほど見せ場がなく終了。マッサンのワイン工場もあれですが、熊虎がこれからどうするか、気になってWikiサイトに行くのを我慢。

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