マッサン第9回あらすじと感想(10月8日放送)

第2週『災い転じて福となす-第9回-』あらすじ(ネタバレ)

翌朝、政春はエリーを連れて、優子の部屋を訪れると部屋には大作の妻・佳代がいた。
佳代は政春を見るとあからさまに嫌な顔をした。
「わしの方から優子さんに改めてちゃんと謝りとうて…も、もちろん奥様の方にも!」
「誰も謝って欲しいなんて言うてませんで?」
「えっ?ゆうべ、社長からは何も?」
「は?…遅うにここには来ましたけど…」
娘と妻に睨まれ、大作は結局何も言わなかったことを政春は容易に想像ができた。
「とにかく謝って…お二人にわしらの決意いうかどういう覚悟で結婚したかという事を…」
政春が言うと部屋の中にいた優子が断った。
「そんな話聞きとうありません!…政春さん、覚えてます?政春さんがスコットランドに旅立つ1週間ほど前、2人で寄席に行った事」
「確か奥様が切符が2枚余ったから言うて…」
佳代は、あまったのではなく、わざわざ買ってきたのだと打ち明けた。
「その帰り道…何を話したか覚えてます?うち、政春さんに聞きましたよね?『結婚したら子供は何人ぐらい欲しいですか?』って。その時、何て言いました?」

政春は2年前、優子と歩いた寄席からの帰り道の会話を思い返した。
「政春さん。結婚したら子供は何人ぐらい欲しいと思ってます?」
「わしゃ子供が好きじゃけん。…野球チームが作れるぐらい欲しい思うとります!」
「野球チーム?」
「はい!9人です(笑)」

「あの日から一生懸命食べて丈夫な体になるように気張ってきました。9人子供を産む為に」
「いやいや!!わしは優子さんに産んでほしいと言うたんじゃ…」
「ほな誰に言うたんです!?」
「“誰に”言われても…」
「出てってください!」
政春は佳代と優子に部屋を追い出されてしまう。

― 政春は困惑しながら田中家の門をくぐった。
「うかつじゃったの~」
「そんなことない。でもマッサン、この家の人、皆マッサンが優子さんと結婚すると思ってた。どうしてマッサンだけ気づかなかったの?」
「“どうして”言われても…。わしゃ、ウイスキーの事で頭がいっぱいで…」
「フフ(笑)…私、どうしたらいい?」
「エリーはなんも気にせんでええ。今夜こそ社長が何とかしてくれるけん」
会社の門をくぐろうとする政春をエリーが呼び止め、二人はハグをする。
街を行きかう人々は、抱き合う政春とエリーを見て驚くが二人は気にしない。
「行ってきます(笑)」
「行ってらっしゃい(笑)」

>さっそく政春は、日本で初めての本格ウイスキーを造る準備を始めました。
>はやる気持ちを、とても抑えられません。
政春は『ウイスキー研究所』と書いた看板を研究室の前に満足そうにつけた。
研究室の机の上に、写真や資料、本を広げていると従業員の好子と池田、松原が現れる。
「ぐっすり寝られた?」
「はい」
「どうなりました?」
「今、話しちゃるけん、その写真でも見とけ」
政春に言われ、池田達は机上の写真や資料を見て、目を丸くする。
「はあ!これが本場のウイスキー工場でっか!」
「西洋人はでかいでござる!」
「それは何でござるか?」
「ポットスチルです」
「ポットスチル?この釜でウイスキー造るんでっか?」
「最終的にはのう。ウイスキーを造るには、まず大麦を発芽させて、麦芽を作る。次にその麦芽を乾燥して、粉砕する。粉砕した麦芽に温水を加え、酵素を働かせると、でんぷんが甘い麦汁に変わるんじゃ。その麦汁に酵母を加えると、糖分がアルコールに変わる。その発酵液を、このポットスチルに入れ、2回にわたって蒸留するんじゃ!」
政春が図を使って製造手順を説明していると窓から鴨居欣次郎が声をかけてくる。
「えらい手間のかかるもんやな~。そないな瓢箪みたいな釜で造るんか?」
「ポットスチルいう、銅製の蒸溜釜です」
「そんなもん日本にあらへんやろ?」
「そりゃありません。スコットランドから輸入するいう手もありますけど…これ見てつかぁさい。これを基に設計図面を描けば日本の鉄工所でも造れる思うんです」
欣次郎たちは政春の図面を見て驚く。
「高さ9尺!?」
「そんなでかいもん、どこに置くんです?」
「…そこまではまだ」
欣次郎たちは、政春の返答にいっせいにずっこけた。

「…で、設計図面は誰が引く?」
「わしが引きます。そのために長さや材質も徹底的に勉強してきました」
「やる気満々でござるな?」
「当たり前じゃ!わしゃこの会社でウイスキーを造るために、わざわざスコットランドまで行っとったんじゃ」
「ほんで、いつごろ出来るんや?あんたが造るウイスキーは」
「そがいに簡単には造れません。蒸留してから最低5、6年は樽に詰めて寝かさんと」
「5、6年!?」
「そうせんにゃ本もんのウイスキーは出来んのです」
「気の長い商いやな~」

「ところで鴨居の大将、今日は何のご用で?」
「フランス産のワインが手に入ってな、日本で売りもんになるか、ちょこっと味見してもらおう思てん」
「太陽ワイン、えらい売れとるのに、もう新製品でっか?」
「占いや。占いによると『攻めろ』と出た。『攻めろ』いうんは現状に妥協したらあかんいう意味や」
好子が大作は不在だと伝えると欣次郎は政春に声をかける。
「ほな鶴山君」
「亀山です」
「ちょっとつきおうてくれ」

― 欣次郎は二つのグラスを用意し、それぞれに別のワインを注いだ。
「こっちが純粋なフランス産のワイン。こっちがわてが少し手ぇを加えた方や」
「なんで、わしが?」
「ええから早よ飲んでみ」
欣次郎に促され、政春はフランス産のワインをまず口に含んだ。
「…うまい!フランス南部の辛口で渋みの強いワインじゃ」
そして次に欣次郎が手を加えたと言うワインを飲んでみる。
「渋みが薄まって、甘うなっとる。何か甘味料加えました?」
「何の甘味料か分かるか?」
「メープルシュガー。いや、じゃけどそれだけじゃない。違います?」
「…何で、日本でウイスキー造ろう思うた?」
「そりゃぁ、うまかったから。わしの実家は造り酒屋で酒の味は知り尽くしとるつもりでした。じゃけどここの社長に初めてウイスキーを飲ましてもろうた時、バリバリバリッって体中に、電気が走ったいうか」

政春は大作にウイスキーを飲ませてもらったときのことを思い出した。
『これが紳士の酒、ウイスキーや』
『紳士の酒…』

「色、香り、味、どれをとってもこの世の中に、こがいにうまい酒があるんかって」
「ほんでこの会社に入ってウイスキー留学に行かせてもうた訳か?」
「もはやイミテーションの模造品なんぞ造っとる場合じゃない。世界に笑われる。日本で日本人が日本産の本物のウイスキーを造らにゃいけんのです!」
すると熱弁をふるう政春に欣次郎は『女難の相が出とる』と突然指摘する。
欣次郎の指摘に政春は驚いた。
「…当たっとる」
「気ぃつけた方がええで、お前(笑)」
欣次郎は研究室をでていこうとしたので、政春は慌てて呼び止めた。
「ちょっと待ってつかぁさい!フランス産の本物は、素晴らしい味です。じゃのに、何でわざわざ、甘うするんです?」
「本物って何や?日本で造って日本人が喜んで飲んでくれたらそれが日本の本物ちゃうか?」
その頃、エリーはノートを使って日本語(大阪弁)を一人で勉強していた。
「おおきに。おおきに。…ぼちぼち。ぼちぼち…」
>エリーは、優子さんの心の奥が気になって仕方がありませんでした。

『マッサン』第9回の感想とレビュー

マッサンこと政春役の玉山鉄二さんと堤さんとの掛け合いは面白いですね。研究者として描かれているマッサンと大阪商人として描かれる欣次郎の二人の酒に対する考え方というかスタンスの違いがちょっと熱いです。
「美味い…フランス南部の辛口で渋み…」ってフランスの産地を当ててしまうマッサン。
マッサンは日本酒、ウイスキーだけでなくワインにも詳しくて驚きました。

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