マッサン第85回あらすじと感想(1月12日放送)

第15週『会うは別れの始め-第85回-』あらすじ(ネタバレ)

「飲んでくれとったんじゃのう」
政春は、亡き母の早苗の遺骨(?)の前でウイスキーを見ると隣の部屋で1人で将棋を指していた父・政志が早苗の話をする。
「人前では、お前が『飲んでつかぁさい』いうて頼みに来るまでは絶対飲まん言いよったがのう…『ウイスケは絶対に許さん、勘当じゃ』言うとったが心の中では頑張れいうて応援しとったんじゃ。ホンマはお前のお母ちゃんが一番お前のウイスケを楽しみにしとったのかもしれんのう」
政志は立ち上がると政春の隣に座った。
「まあ…人様の口に入れるもんをつくるいうんは大変な事じゃ。わしじゃって、なかなか心底満足にいく酒はよう造れん」
「親父にもか?」
「今年はええ酒じゃ思うても評判が今一つだったり、自分じゃ駄目じゃ思うても美味い言われり…この年になっても自分がどがな酒を目指しとるんか分からんようになる時があるわい」
「そがな時は…親父はどうするんじゃ?」
「酒と向き合うんじゃ。酒は生きもんじゃ、じゃけぇのう。酒には作った者の心が映る。しっかりと酒と向き合わん者は酒に命を吹き込む事はできん。まあ、あんまり焦らんとゆっくりやってみい客の喜ぶ顔見たらそれまでの苦労が吹っ飛ぶけん。楽しみ待っとるけのう(笑)」
政志は豪快に笑った。

― 台所では妹・すみれが、エリーと会話をしていた。
「じゃけど、エリーさん、偉いね。日本語も料理もますます上手になって」
「ありがとう。だけど亀山の家の味、もっとお母さんに教えてもらいたかった」
「お母ちゃん、大坂から帰ってくるたんびにウチらに言いよったんよ。『エリーさんの料理の方がよっぽど美味い。大坂に行って習うてきんさい』いうて(笑)」
「うそ?本当?」

― 政春の姉・千加子は息子・岡崎悟をエリーとエマに紹介する。
「覚えとる?お通夜も葬儀の時も照れくさがるもんじゃけん、ちゃんと紹介できんじゃったけど。あんの時エリーさんが抱っこしてくれた赤ん坊。今こがいに大きうなっとるんよ」
千加子に言われ、エリーは出産に立ち会った時に抱かせてもらった赤ん坊を思い出した。
「ああ!!SATORU! such a handsomeBoy!」
エリーの英語がわからない悟と千加子にエマが意味を伝えた。

― 出発前、慌てて俊夫が政春を呼び止める。
「よかった!間に合うて!」
「俊兄…山崎では…」
政春が申し訳なさそうに誤ろうとするが俊夫は止めた。
「あーはいはい!お坊ちゃまが謝ることはひとつもありませんけん。また戻りさんるんか?大将の会社に」
「今の日本でウイスキーを造れるんは鴨居商店だけじゃ」
「…信念を曲げんお坊ちゃまがわしゃ好きでがんす。その事は忘れないでつかぁさい。…で、この際はっきりいうときますけどが、わしゃ金輪際ウイスキー造りを手伝う気はありまへんけん。二度とわしを誘わんでつかぁさい」
「まるで誘えいうとるみたいじゃのう」
「わしゃ、こっちで身を固めて幸せになりますけん」
「そがな相手がおるんか?」
「はっはっは!これから探しますけん」
俊夫が答えると、政春は真顔で無理だと返答する。
「そがな敏兄の嫁になろうもの好きはおらんわ。無理無理無理!」
その時、エリーとエマが現れたので俊夫は二人に頭を下げる。
「エリーさん、エマさん、これからもお坊ちゃまの事よろしゅうおねがいします」
>こうして三人は大坂へと帰って行きました

1930年(昭和5年)4月。政春は鴨居商店の欣次郎の部屋を訪ねる。
「母の葬式に立派な花まで出してもろうてほんまにありがとうございました」
「いろいろ大変やったな」
「じゃけど、最後にエリーを嫁と認めてもらえてわしのウイスキー造りを応援してくれとった事もわかって」
「よかったやないか。ほな、ますます頑張らなあかんな(笑)」
「はい。それで、大将…」
「北海道はどうやった?」
「…大将に言われた通り、商品を売る言う事がどれだけ大変なことか骨身にしみてようわかりました」
「すこしは売れたんか?」
「問屋も小売店も相手にしてくれんかったんですけど、ニシン漁の親方がまとめて商品を買うてくれて、でもその親方日本酒一筋で洋酒は一切飲まんいう人じゃったんです」
「傑作やな!洋酒を飲まんおっさんにウイスキー売りつけたんか。たいしたもんや(笑)」
「憧れの北海道はどうやった?やっぱり理想の地か?」
「北海道はわしの睨んだ通り素晴しい土地でした!大将!北海道にもう1つ工場作ってつかぁさい!」
政春の言葉に欣次郎は驚く。
「なに!?」
「前回ブレンドして思うたんは特徴ある原酒を集める事がいかに重要か、山崎だけじゃのうて、別の蒸留所の原酒とブレンドさせる事ができりゃ味わいは間違いなく豊になります!」
「そら、どでかい夢やな!考えただけでもワクワクするな!どでかい北海道にどでかい蒸留所建てて、世界に負けへんメイドinジャパンのウイスキーをつくる(笑)」
「やらしてつかぁさい!是非!わしにやらせてつかぁさい!」
「…無理やわ、時期が悪すぎる。そもそもお前、北海道の話をするためにここに来たんか?」すると政春は自分で自分の頬を叩いた。
「わしゃ何を言う取るんじゃ!すんません、大事な話を忘れておりました。大将、わしを工場に戻してつかぁさい!わしにはやっぱりウイスキーを造る事しかできません。いや…造りたいんです。工場長やのうても職人でもええ。とにかく工場に戻してつかぁさい!」
「そやけど、お前…『客に媚びてまでウイスキー造りたない』言うたやないか?」
「あれは言い過ぎました。ついカッとなってしもうて…」
「焦げ臭い、煙臭いと言われへんスモーキーフレーバーを抑えたウイスキー造れるんか?」
「はい!」
「お前が目指しとる理想のウイスキーとは全く違う」
「わかってます。わしゃ、今、もうここでしかウイスキー造れません。いつか理想のウイスキーを造る為にもここで飲みやすいウイスキーを作ってみせます!やらしてつかぁさい!」

欣次郎は返答せずに自分の席に座った。
「駄目ですか?」
「ほな、工場長に復帰せい!」
「ありがとうございます!」
欣次郎は政春の代わりに起用した大学の教授がうまく行かなかった事を話した。
「あの大学の先生な、全くあかんかった。やっぱりウイスキー造りは学問やないいうことがようわかった。それに工場の連中、特に英一郎が『やっぱり工場長はマッサンやないと務まらへんから是非戻してくれ』言うてな(笑)」
「大将…おおきに!ありがとうございます!」
走って工場へ向かう政春を見て、欣次郎は満足そうにうなづいた。

― 工場では従業員をはじめ、英一郎たちが忙しそうに真面目に働いていた。
英一郎達は政春が工場に現れたことに気がついた。
「工場長!」
「頼もしゅうなったのう(笑)」
すると褒められた英一郎は照れくさそうに笑った。
「まだまだ工場長に教えてもらった通りにやってるだけで…どないでしたか?北海道は?」
「おう!こがな大きな熊に出会うてのう!相撲取ってやったわ!」
「え?」
「冗談や(笑)実はまた、ここでみんなと働かしてもらえる事になったんじゃ!明日からよろしゅう頼むの!」
政春の復帰を英一郎達は喜んだ。
>この工場長への復帰がマッサンにとって大きな試練の始まりとなったんです。

『マッサン』第85回の感想とレビュー

先週末の予告で、欣次郎と英一郎と対立する政春の映像を見たので、今日の回はなんだか複雑な気持ちになりました。予告を見る限り、円満退社とはいかないんでしょうかね。
そんで、不自然な感じで紹介される千加子の息子・悟。成長して物語に大きく関わってきそうな気配ぷんぷんでしたが…。

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