マッサン第133回のあらすじ~ウイスキー樽と人の避難

第23週『待てば海路の日和あり-3月9日(月)放送-』あらすじ(ネタバレ)

1945年(昭和20年) 7月
『ママ。届くあてのない手紙を書いています。戦争は続き、わたしが工場の外に出られない生活もすでに3年が過ぎようとしています。私は覚悟をもってここで生きていくことを選びました。でも時々、ここにいる意味を見失いそうになります』
ラジオのスイッチを消したエリーは立ちくらみをしてしまう。
そこへエマとハナが帰宅する。
「ご苦労さま。どうだった?」
荷物を持って帰ってきたハナとエマをエリーは出迎えた。
「朝から並んでカボチャと油とお醤油をほんの少しだけ」
「今日も米は手に入らなかった」
「…私も一緒に行ってあげられたら…」
気落ちするエリーにハナは気にしないようにと伝える。

エマは持っていた花をエリーに差し出した。
「お母さん。これ、外で摘んできたの(笑)」
その時、エマはエリーの顔色が悪いことに気がつき、手をエリーの額にあてた。
「ちょっと熱い」
ハナは夏風邪をひいたかもしれないといい、エリーに部屋で休むように伝えた。

>一馬の出征から、2年がたちました。
チエや三郎に北海道に空襲がくるという町の噂について不安そうに尋ねた。
「町の噂って本当?北海道にも空襲があるって」
「余市には来ないよ。こんな田舎、リンゴしかないんだから」
すると進が激怒する
「“リンゴしか”って、リンゴ、バカにしてんのか!」
「いや、そういう事じゃ…。でもまあ、小樽や函館はね、陸軍だって控えてるし…」
進達は軍需工場をしている政春の会社はどうだとはなしていると、その政春が現れる。
「噂をすれば…」←三郎
チエが案内しようとすると政春は散髪はまた今度と断わり、進に声をかける。
「進さん、折り入って、相談があるんじゃが…」

― 政春は会社に戻り、熊虎に会社に来てもらえるようハナに伝言した。
会社へ急いで戻ろうとする政春をハナが呼び止める。
「マッサン、 エリー具合悪いみてえだ。大事ねえと思うんだけど今部屋で休んでる」
「ほうか…後で見に行く。俊兄は研究室か?」
「うん」
政春は家に寄らず、そのまま会社へ向かった。

― 政春に呼ばれた熊虎が政春の研究室へやってくる。
政春は俊夫と熊虎に海軍の仕官と話した内容を説明した。

『わしら、お国のために酒を納めとる。それでこの工場に何があったとしても、それも…覚悟の上です。どうなんですか?」
『…備える事だ。今、何が起きてもおかしくないところまで来てしまった。覚悟をしておくように』

「防空壕造りまひょう。内地では家の地下に壕を掘って…」
すると俊夫が防空壕の準備を提案するが熊虎がまったをかける。
「ここは、川沿いの柔い土地だ。地下に穴を掘っても、すぐに水がたまる」
さらに政春は工場が被害に遭った場合について言及した。
「一番危ないんがのう、貯蔵庫と蒸溜棟のポットスチルじゃ。爆撃されたらアルコールで一気に火が回る。じゃけん、そこから一番離れた所にある乾燥棟をわしらの待機場所にするんじゃ」
熊虎はスコットランド式の石造りの要塞だから心配ねえと納得した。

続いて政春はウイスキー樽の避難を二人に伝える。
「進さんに頼んで、リンゴ園の山裾にある倉庫を、借りる事にした。原酒はわしらの子供じゃ。手塩にかけて育てて、やっと10歳になった。何が何でも守ってやらんにゃいかん。貯蔵庫の原酒は、未来のための酒じゃ」
「余市をウイスキーの里にする。そういう事だな?」←熊虎
「はい。樽全部は無理じゃが年代の古いもんから順に優先的に避難させる。貯蔵庫に残る樽も、入れ替えて、あらゆる年代のもんと混ぜる。どの貯蔵庫がやられても、いろんな原酒がちゃんと残るようにじゃ」
政春は貯蔵庫ごとに細かく書かれた振り分け表を俊夫に見せた。
「これ…一晩で考えさったんですか?」
「問題は人手じゃ。男手が少なすぎる。とにかく手分けして、すぐに進めるど。空襲の事は、ここだけの秘密じゃ。万に一つの備えじゃいうて、みんなには…」

すると戸が開き、ハナが入ってくる。
「ごめん、聞いちまった」
「ハナちゃん…」
「だって、マッサンの顔に書いてあんだもの。エリーさんほっとくなんてよっぽどだし…」

ハナの行動を熊虎は痛快そうに笑った。
「マッサン、すっかり読まれてたな。ハハハハ(笑)」
「ハナちゃん…できたら、女子供には進さんの家に避難させたい思うとる。こがぁな危ない所には、おらせられん」
「おら、行かねえ…しぬ時は俊夫さんと一緒だ」
「ハハハハハ!さすがおらの娘だ(笑)」
再び熊虎が笑った。
「エリーさんも同じだと思う。エリーさんがマッサンから離れる訳ねえべ?」

― 政春はエリーとエマに避難指示を出すがハナの言うとおり二人は従わなかった。
「私はここにいる。どんな運命もマッサンと一緒」
「…何かあったら、とにかくすぐ、みんなで逃げるんじゃ」
「はい。分かった」

>翌日からウイスキーの原酒の避難と乾燥棟を防空壕代わりにする補強工事が始まりました。
政春達が女性達と作業していると熊虎と進が大勢の男達を連れてもどってくる。
「あんた、余市をウイスキーの里にするって言ったよな? おら達にも手伝わせろ!」
「ありがとうございます!」
「みんな、ちっとくたびちぇけど、まだまだ若え者には負けねえ!なあ!?」
熊虎の掛け声に男達は嬉しそうに応じた。

進はエリーに持ってきた猪の肉を渡す。
「…具合悪いんだってな。気の毒にな。これ食べろ。少ねえけど猪の肉だ。精つけて、早く元気になれ(笑)」
「あっ…そんな貴重なもの、頂けません」
「遠慮すんな!情けは人の…」
「ためならず(笑)」
「それだべ(笑)」

 エリーは母親への手紙の続きを書く。
『日本には素晴らしい言葉があります。情けは人のためならず。人生は不思議です。こんな恐ろしい状況の中で、私はこの国と出会えたことを誇りに思っています。
マッサンが描く未来のために故郷のためにみんな一丸となっています。
この国の人たちは、辛い時に互いに励まし合い、わずかなものを分け合い、助け合い、
奥ゆかしく、慈愛に満ちています。ママ。怖くないといえば嘘になるけど、私はこの国に来たことを後悔していません』
手紙を書き終えたとき、空襲警報が聞こえる。

― 政春は倉庫に残って防火に勤めると言い出したので俊夫は激怒する。
「バカ言わんでつかぁさい!お坊ちゃま!しんだらしまいじゃ!」
一方、手紙を書き終えたエリーはエマのことが心配になり席を立った。
「エマ!」

『マッサン』第133回の感想とレビュー

一馬ストーリーが終わって、ようやく再び主人公らしさを発揮するマッサン。
ウイスキーの避難について準備するシーンはウイスキーに対する愛を感じました。ヒューマンドラマもいいけど、こういうウイスキーとの絡みがもっと観たいです。
遅めの昼の休憩時間にNHK観たら、その一馬役の堀井新太さんが出てました。初登場の設定は18歳で出征したときは31歳みたいな感じの話をしていて、31歳では変化をつけるために眉毛の形を変えたそうです。

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

最近のコメント

このページの先頭へ