マッサン第132回のあらすじ~出征当日

第22週『親思う心にまさる親心-3月7日(土)放送-』あらすじ(ネタバレ)

一馬は書き上げた遺書を熊虎に渡した。
「親父、これ…明日、俺が行ってから読んでくれ」
熊虎は、一馬から遺書と書かれた封筒を複雑な表情で受け取る。
「おやすみなさい」
出征後に読むよう一馬から言われるが、熊虎はすぐに遺書を読み始める。

『お父さん、三十一年間、ありがとうございました。お世話になりました。出征が決まってこのかた、何故か、お父さんがニシン鰯をしていらした頃の事がしきりに思い出されます。
うちには、春になると、大勢の漁師さん達が集まり、毎日がお祭りのようでしたね。あの頃の私は、漁師達の乱暴な態度や言葉遣いに慣れる事が出来ず、お父さんにさえ素直に話しかける事が出来ませんでした。
しかし心の内では、いつも大きな声で漁師達を指図しておられたお父さんを尊敬しておりました。お姉さんも、若いうちからもう一角の女将さんのようで酒癖の悪い漁師を怒鳴りつけていましたね。今、思い返しますと、私はそうやって、お父さんとお姉さんにずっと守られ、育てられてきたのに、物心付いて以来、いつもお二人に逆らい、亡きお母さんの生き方さえ、否定しておりました事を深く恥じております。

生意気な事ばかり言って、申し訳ありませんでした。今更遅きに失しますが、これだけは最後に申し上げます。私は、あなたの息子に生まれることができて本当によかったと思っています。もし、生きて帰ってくることができましたなら、お母さんの思い出を教えて下さい。
お父さんの幼い頃のこと、北海道に来て、ニシン漁を始められるまでのこと。
お母さんとの出会い。私がこれまで知らなかった話をお聞かせ下さい。

そしていつか是非、会津の地に連れていって下さい。お父さんが生まれた町をどうしても見てみたく存じます。申したきことは尽きませんが切りがありません。これにて筆を置きます。
どうか、お姉さんともども、お元気で、お過ごし下さい。皇国の必勝を信じつつ。一馬』

― 出征の朝、熊虎は三郎から借りてきたバリカンで一馬の頭を刈るための準備をしていた。
「始めっつぉ」
「はい」
一馬が返事をし、熊虎はハナが見守る中、一馬の頭にバリカンを当てた。
その頃、エリーは朝食を一緒に食べていたエマを気遣った。
「エマ、大丈夫?」
「覚悟はできてます(笑)」

頭を丸め終えると、熊虎はそのまま後ろから一馬に話を始める。
「おら達は駅までは行かねえ。ここで見送っからな」
「はい」
「進たちに、ちゃんと挨拶していけ」
「はい」
「・・・・・・・・」
熊虎が沈黙したので、ハナは声をかける。
「お父ちゃん?お父ちゃん、時間ないんだよ?」

すると黙っていた熊虎が口を再び開く。
「・・・会津に行くぞ。俺の生まれた町見せてやるから、生きて帰ってこい。鉄砲の弾が飛んでくるような所行ったら逃げ回ってもいい、隠れてもいい、臆病者と呼ばれても、卑怯者と呼ばれてもいいから…生きて帰ってこい!分かったな?」
一馬は大粒の涙を零しながらうなづいた。

― 出征する一馬を家の前でエリー、政春、エマも見送った。
「じゃあ…行ってきます」
「一馬。元気でね」
エリーは一馬をハグする。

政春は一馬がつくった大麦の種を取り出す。
「一馬、この種は…預かっとくけん」
「よろしくお願いします。」

エマは一馬の首にお守りをかけた。
「この中に、日本語の歌詞の“オールド・ラング・ザイン”が入ってるの」
「ありがとう」
「待ってる」
「帰ってきたら言いたい事がある」
「うん」
一馬はそういってエマに手を差し出し、二人は握手を交わした。
すると横から俊夫が茶々を入れる。
「なんじゃ、言いたい事今、言うていけ」
「俊夫さん、何言ってんの!」←ハナ
「あえて言うとるんじゃ、あえて!のう?一馬」
「工場長(笑)」
「ハハハハ!早く行け。遅れっぞ!」
「はい(笑)」

一馬はハナから鞄を受け取ると、正春達に敬礼した。
「じゃ、皆さん。行ってまいります!」
「行ってらっしゃい!」
エリー達が見送ると熊虎が呼び止める。
「・・・待て!」
そして熊虎は一馬を強く抱きしめた。

「・・・よし!行け!」
「はい!」
再び歩き始めた一馬をエマが泣きながら見送った。
「行ってらっしゃい!行ってらっしゃい!」

『マッサン』第132回の感想とレビュー

涙でそうになりました・・・けど、俊夫の泣く姿で踏ん張れました(笑)
熊虎と一馬、ハナの3人のシーンは本当に感動的でした。セリフが少ない分、なんか妙にリアルというか、とにかく良かった。熊虎が遺書をフライングで読むのも良かったし、それを一馬にバラすのも良かった・・・で、思うのが昨日の“オールド・ラング・ザイン”はなんだったのかという事です。振り返ってみると今までのテンポとくらべ間延び気味な印象をうけました。だったらリンゴゼリー、リンゴワイン、酒石酸、株主との摩擦について、ちゃんと回収して欲しかったです。それにしても泣けた(笑)

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