マッサン第130回のあらすじ~熊虎の親心

第22週『親思う心にまさる親心-3月5日(木)放送-』あらすじ(ネタバレ)

囲炉裏の前で晩酌をしていた俊夫が妻・ハナに声をかける。
「遅いのう、熊さん」
「また飲み過ぎてんでねえの。一馬の出征が決まった日から毎晩だべ」
「ホンマは一馬と顔合わせるのが辛いんじゃなぁかのう」
「ああ見えて気が小さいとこあっからな。お母ちゃんがしんだ時もそうだった。他人の前では平気な顔してよく笑って、ベラベラ喋ってて。んだけども一人になっと…」
「一馬は?飯食うたんか?」
「うん。さっき部屋に」

―俊夫が徳利をもって部屋にやってきたので一馬は慌てて遺書を隠した。
「どうな?たまには一杯。わしら、せっかく兄弟になれたのに、まだ1回も2人だけで酒飲んだことなぁじゃろう(笑)」
「確かにそうですね。だけど今夜はもう少しやる事があって…」
「ほうか…なら、しょうがないのう」
俊夫が立ち上がって部屋を出て行こうとすると一馬が呼び止める。
「工場長!いろいろ…お世話になりました」
「なんじゃ、いきなり…。出征はまだじゃ!」

「工場長には…酒造りに対する心構え、考え方、色々教えてもらって感謝してます。本当にありがとうございました。姉ちゃんや親父の事、くれぐれも…よろしくお願い致します」
一馬が深く頭を下げると俊夫は動揺する。
「いや…わしゃ…こがな時に何をどう言ってええんか…わしゃ…戦争も行っとらんけん、兵隊の決まりやら戦地での事やら何も教えられんしのう…。ほんまにもう…何の役にも立たんバカタレ兄貴じゃ!せっかく兄弟になれたのにのう…」
「そんなことはありません」

「ただ…座れ。これだきゃ約束する!お前が帰ってくるまでこの工場はわしが守る!たとえ何があっても、この命に代えてでも守ってみせるけん!お坊ちゃまは、お前を跡取りにしようと思うとりんさる。エリーさんもエマお嬢さんも…みんなお前を待っとるど。じゃけん…お前は……しんでも生きて帰ってこい!…ハハハハハ!…わしゃバカタレじゃ。『しんでも生きて帰ってこい!』言うて日本語がおかしいわい。間違うとる。しんだら生きて帰ってこれんしのう!何を言う取るんじゃわしゃ!…じゃあ…邪魔してすまんかったのう」

―俊夫が外に出ると熊虎が長いすに座っていた。
「熊さん!」
「ハハハッ…どうした?」
俊夫が涙を拭きながら、その場から離れるとエリーが熊虎に声をかけてくる。
「熊さん、どうした?」
「ちょっと酔い醒ましてんだ。進達と飲み過ぎちまってな。見ろ。星がきれいだな」
「アハ!So beautiful!」
すると熊虎は懐からバリカンを取り出した。
「エリー、これ見ろ。こいつでおらが一馬の頭丸めてやんだ(笑)」
「一馬、喜ぶね(笑)」
「はぁ…もっと勉強させてやりゃよかったなぁ。上の学校行きてえって言った時、行かせてやりゃよかった」

「戦争から帰ってきてからでも勉強はできるよ」
「一馬が生きて帰ってくっかどうかなんか大した問題でねえ。大事なのは勝つ事だ。何が何でも勝つ事だ。そのためには命投げ出しても戦わなきゃいけねえ!」
「だけど…」
いつしか熊虎の目には涙が溢れていた。
「そう言ってやらなきゃ腹くくれねえべ!『行ってこい!しぬ気で戦ってこい!』誰かがそう言ってやんなきゃ、あいつ迷うべ?かわいそうだべ?何の為に戦争行くのか分かんなくなっぺ?グス…(泣)」
「熊さん…その気持ち、一馬にちゃんと伝えてあげたら?」
しかし熊虎はエリーの言葉をスルーし、夜空を見上げた。
「ああ…星がきれいだな。…星がきれいだ」
「熊さん…」
そして熊虎は家に帰って行った。

― エリーはエマの部屋に行き千人針を渡した。
「知ってるでしょ?一馬のためにしてあげて」
「こんなもので鉄砲の弾が防げると思う?」
「これはお守り。大切な事は一馬の無事を祈って縫ってあげる事」
「いくら祈ったって、鉄砲の弾はよけられない!鉄砲どころか大砲を撃たれるかもしれない。それが戦争でしょ!?」
エマはエリーに反発し、部屋を飛び出そうとした。
「エマ…どこ行くの?」
「一馬さんの所。どうしても聞きたいの!一馬さんの気持ちを。戦争に行ってしまう前にはっきりと!」

「ダメ!エマの気持ち分かる。だけど一馬の気持ちも分かる。もし一馬がエマの事好きでも、今は好きだとは言えない」
「私たちにはもう時間がないの!離して!」
「ダメ!許しません!」
エリーはエマを止めようとベッドに押し倒す。
「ダメ!辛いのは、エマだけじゃない!熊さんも、ハナちゃんも、みんな我慢してる!大人になって、エマ!!」
「わああぁぁぁぁ!!!!」
エマは号泣し、エリーは娘を抱きしめた。
その頃、熊虎は1人で映写機にうつる一馬の映像を見ていた。

― 出征前日の朝
熊虎は竹刀を持ち、路地に出るといつものように素振りを始めた。
「えいっ!えいっ!えいっ!えいっ!」
その頃、一馬は研究室の机の上に瓶を置いていた。

― エマは笑顔で縫い終えた千人針をエリーに見せた。
「おはよう!…お母さん、これ…ちゃんと縫ったから(笑)」
「エマ…」
「ハナさんに届けてくる(笑)」

『マッサン』第130回の感想とレビュー

『大人になれ!エマ!』…エリーのセリフには、たぶん多くの視聴者が言いたかったのではないでしょうか。少なくとも私は溜飲が下がりました(笑)。若干、一馬の気持ちを知ることに固執するエマ、ちょっと怖い・・・。まあ、翌日、笑顔で千人針ができた!って報告したところを見るとめでたく気持ちの整理ができたんかな。
ところで出征当日に机に置いたのは何?麦芽?なんか遺書と関係してるのかな?
一馬については、英一郎同様いいキャラだったけど、俊夫が酒について指導しているシーンが前もってあったら今日の回もグッと来たんですけど…少し残念↓

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