マッサン第118回のあらすじ~どうみても外国人だもの

第20週『夏は日向を行け、冬は日陰を行け-2月19日(木)放送-』あらすじ(ネタバレ)

政春はカレンダーを見て、キャサリンが言っていた言葉を思い返し悩んでいた。
その頃、エリーは涙を浮かべながら妹・へレンからの手紙を読み返していた。
『このままお姉さんが日本にいると、きっと危ない目にあうと、ママも心配しています。お姉さん、スコットランドに帰ってくるわけにはいかないでしょうか』
その時、部屋に中村美紀が訪れたのでエリーは慌てて手紙を戸棚に入れ涙をぬぐった。
「失礼します。…すいません、この部屋だけまだお掃除が…」
「あ…ここは大丈夫。この部屋はプライベートな部屋。だから私が掃除します」
「わかりました。失礼いたします」

その頃、工場では中村美紀の娘・秀子が笑顔で働いていた。
「デコちゃん、そんなに張り切ってあとでへばっちゃうよ(笑)」
工員のマツたちからいわれると秀子は笑顔で返した。
「大丈夫!若いから(笑)」
「やだ!今の皮肉じゃないだろうね(笑)」
その時、鐘が鳴り、一馬が昼休憩を知らせにやってきた。

― 昼の休憩が終わり、美紀が外に行くと、一馬が屋根に登ってアンテナの修理をしているのが見える。屋根の下ではエリーもいた。
一馬にラジオをつけるよう言われ、エリーはラジオをつけるが雑音しか聞こえなかった。
「どうです?アンテナ付け直したんで聴けるはずなんですけど…代わります」
屋根から下りてきた一馬はエリーと交代してラジオのつまみを調節した。
するとラジオから日本軍がイギリス軍を追いはらったというニュースが流れる。
一馬はラジオの電源を切ると何事も無かったかのように振舞った。
「直りましたね。よかった(笑)」
「一馬、大丈夫。私は亀山エリーです。亀山エリーは誰とも戦争していない(笑)」
「そのとおりですね(笑)」

― 二階のエマの部屋では秀子とエマが話していた。
「私のお母さんを見て、どう思う?敵に見える?」
「敵!?見える訳ないでしょ!クッキーくれる敵なんかいない(笑)」
「それもそうね(笑)…早く終わればいい。戦争なんか。先生も毎日『お国のため、お国のため』って…」
「でも羨ましいよ。毎日学校で勉強できて」
「先生になりたいんだもんね」
「うん…でも学校に行かなきゃ免許はもらえない。夢のまた夢だな(笑)」
「夢は諦めちゃダメよ!」
そういうとエマは立ち上がり、ノート数冊と鉛筆何本かを秀子に差し出した。
「あげる!」
「いいよ。こんなものもらえねえ」
「諦めないで勉強を続けて。私たち、友達でしょ?」
「…センキュー(笑)」
「ユア・ウェルカム(笑)」
その時、エリーが“ようかん”を食べようと声がしたので二人は喜んで部屋を出た。

エリーは家事を手伝っている美紀も誘うが美紀は遠慮した。
「ありがとうございます。私は結構です」
「遠慮しないで一緒に食べましょう」
「…はい」

― ヨウカンを食べる前に秀子は美紀にノートと鉛筆を見せた。
「お母ちゃん、見て。エマにもらったんだ(笑)」
「何言ってるの!いけません!」
「いいんです。私たち、友達になったんです」
エマがいうが美紀は秀子に注意する。
「こんな貴重なもの…いけません。返しなさい」
するとエリーが間にはいった。
「美紀さん、大丈夫。エマとデコ、友達になったから。エマの気持ち、受け取って下さい。お願いします」

― ハナが特高(特別高等警察)に気をつけろと社長室を訪れる。
「用心した方がいいって、お父ちゃんが。俊夫さんから聞いたんだけど。英国に帰る船の事…どうする事にしたの?」
「エリーは…日本に残るいうて言うとる」
「おらが口出しする事でねえ事はよく分かってる。お父ちゃんもマッサンとエリーさんが決める事だって言ってた。ただ…迷ったまま時間切れになって、そのまんまズルズル…なんて事になったらダメだ。特にエリーさんは真面目で責任感が強い性格だからマッサンがそこは冷静に、きちんと見定めて判断してやって」
「・・・・・」

「ごめんな…心配なんだ。ただそれだけ…。おら、マッサンに感謝してる。エリーさんのことも大好きだ。マッサンたちが余市に来てくんなかったら、お父ちゃんだってあのまんまどうなってたか分かんねえし、一馬やおらの仕事も…俊夫さんと結婚できたのだって2人のおかげで…恩人だと思ってる。だからこそ…本当に心配なんだ。いくら心は日本人ですって言ったところで…誰がどう見たって…エリーさんは外国人だもの。
命を粗末にするような事があっちゃいけねえ。何が大事って…命より大事なものなんかこの世にねえんだから。…本当にごめんな。余計なことベラベラ…もう言わねえ。
今日だけだ。おらがこっだ事言ったなんてエリーさんには言わねえでくれ。お願いします」
「ああ…」
ハナは涙を浮かべて部屋を出て行く。

― 夕食時、エマがエリーは祖国に帰ったほうがいいと突然、言い出す。。
「お母さんは船に乗った方がいいと思うの。日本はおかしくなっちゃってるから」
「エマ、心配してくれて、ありがとう。だけど、その話はもう終わり」
「ダメよ。私もついていくから。お願い!」
「学校で何かあったの?」
「何もない。私の事は関係ない。私は日本人なんだから。お父さんもお母さんもどうして?英国籍に戻すには何日もかかるんじゃない? 間に合わなくなったらどうするの?お父さん何でそんなにのんびりしてられるの?本当にお母さんの事考えてる?」
「ええ加減にせえ!」
政春は涙目で訴える娘に怒鳴った。
「エマ…お父さんは、ちゃんと考えてくれている。エマの気持ち、お母さん、すごくうれしい。だけど、お母さん、ここにいる」
「エマ…お父ちゃんに任せ。わしを信じてくれ。知っとるじゃろうが。お母ちゃんはわしの世界一の嫁さんじゃ。お母ちゃんにとって、一番ええ方法を、わしゃちゃんと考えとる」
「エマ…お母さん、ここにいたらダメ?いてはいけない?」
「そんな事言ってない。ただ、怖いの。もしお母さんが…」
「エマ…大丈夫、大丈夫」
エリーは、エマを抱きしめた。
その翌日、政春は部屋で1人、離婚届を見つめていた。

『マッサン』第118回の感想とレビュー

今日は、小池栄子さんの熱演が光る回。とにかくセリフが長かったですね~。
“心が日本人とか言っても、どうみても外国人”というセリフが印象的。これって、いつかは誰かが言わなきゃいけないセリフだったのかも。エリーは日本人と何度も言う熊虎の娘のハナが政春に言うってのがなんか良かった。
そして特高らしき男の影が…でも、政春の家は工場で沢山の人が出入りするから、あんなところで隠れてても一発でばれると思うんですが…ちょっと前作の『花子とアン』に出ていた花子の兄を思い出してしまいた。

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