マッサン第114回のあらすじ~海軍の提案

第19週『万事休す-2月14日(土)放送-』あらすじ(ネタバレ)

「実は大阪の出資者から『今おる社員を半分にせえ。できんならお前がこっから出ていけ』言われまして…」
「なるほど。ドウカウイスキーの売れ行きもかんばしゅうないという事は噂に聞いとったけどな。そこまで追い詰められるとは…うーん…で、どないするんや?」
「迷うとります。わしにゃ社員を守る責任がありますけん。社長…大将んとこの丸瓶、何で売れたんじゃ思います?」
「宣伝か…?それとも…日本人の舌が慣れてきたか?」
「わしゃ…年月じゃ思うとります。鴨居商店の貯蔵庫には5年、10年、15年、いろんな熟成期間の原酒が揃うとります。それを確かな感覚を持った大将がしっかり吟味してブレンドしたんが丸瓶じゃと。ウイスキー造りは、ず~っと先の未来へ続く夢なんです。今わしらが造って仕込んどる酒は実はわしらがこの世からおらんようなったあと遠い未来に生きてくるんです。じゃけん…ここに工場を建てた時、わしゃ何が何でも毎年毎年酒造って樽に仕込むんじゃ言うて誓いました。…去年…ある人に言われたんです」

政春は自分に会いに来た上杉の言っていたことを伝えた。
『ジャパニーズウイスキーの歴史を作って下さい。何があっても、諦めてはいけませんよ』

「わしの仕事はドウカウイスキーだけのもんじゃなぁ。ジャパニーズウイスキーの未来のための…歴史作りをしとるんです。この先、50年…100年後には、もしかしたら…本場スコットランドを超えるような、ジャパニーズウイスキーができとるかもしれん」
「…答え出とるやないか(笑)」

― 白衣を着た政春は1人蒸留室に行き、蒸留釜を触った。

― 翌朝、エリーが大作を見送った。
「ボス、もう少し待って下さい。今、マッサン、呼んできます」
「いやいやいや…もう呼ばんでもええ。もうこれで、安心して大阪へ帰れるわ(笑)」
「ボス…おおきに。ほんまに、おおきに」
大作はエリーに風邪をひかないように告げ、大阪へ帰っていった。
>エリーは気づいていました。大作社長が知り合いの結婚式にではなく、実はマッサンを励ますために、わざわざ北海道まで来てくれたことを。

― ウイスキー研究室では、重い空気の中、一馬が俊夫に声をかけた。
「どうなるんでしょう?この会社…」
「だまっとれ!」
すると政春が部屋に入ってくる。
「就業時間になったら、全社員…ニシン御殿に集めてくれ」

― 大広間に集まった社員を前に政春が話し始める。
「今日は皆に残念な報告をせんにゃいかん。我がドウカウイスキーは、みんなも知っての通りろくに売れとらん。そのおかげで会社は今…倒産の危機にある。もちろん全ては、社長であるわしの責任じゃ。この場を借りて、経営者としての能力のなさを、お詫びさしてもらう。…ほんまに申し訳ない!」
政春は頭を深く下げた。

「ただ…これからもこの会社を続けていくために…人員整理を行う事にした」
社員達は動揺するが、政春は続けた。
「今から名前を呼びあげる人は、今月いっぱいで…この会社を辞めてもらう。福田栄一さん、田中マツさん、遠藤チカさん、細田よしえさん、近藤カヨさん…」
>解雇する社員の名前を呼び上げながら、マッサンは、自分に言い聞かせていました。
必ず会社を立て直し、彼らをもう一度ここに迎えて、共にウイスキーを造ろうと。
>エリーには、そんなマッサンの気持ちが痛いほど分かったのです。
「…平一郎さん…以上じゃ」
政春が読み上げる中、女性工員が泣いていた。

政春が1人で蒸留釜を掃除をしていると俊夫がやってくる。
「お坊ちゃま!わしにも手伝わしてつかぁさい。お坊ちゃまを信じてどこまでもついていきまさぁ」
「…よっしゃ。やるど!」
「へい!(笑)」
その時、一馬が血相を変えて駆け込んでくる。
「マッサン、大変です!海軍さんが来た!!」
「…海軍が?」

― 政春は海軍将校に貯蔵庫でウイスキーをグラスに注いだ。
「どうぞ」
海軍将校はグラスに入ったウイスキーの色、香り、味を確かめた。
「…やはりこんなものか」
「“こんなもの”?」←政春
「実は欧州の戦争の影響で洋酒の輸入が難しくなってきてな。ウイスキーを大量に確保しておく必要に迫られている」
「それで…?」
「よし!全て海軍で買い上げよう!」
海軍将校の言葉に一馬は驚く。
「全部?ドウカウイスキーの在庫分全部を買い取ってくれるんですか!?」
「まっ、ウイスキーの味も分からんような連中には、この程度でも十分だろう」
「“この程度”?この程度たぁ…!」
俊夫は興奮するがすぐに一馬に抑えられる。
「今日からここを、海軍指定工場とし、今後ここで生産されるウイスキーは、全て海軍の買い上げとする。よろしいかな?」
海軍将校の言葉に政春は、戸惑った。
そして海軍将校は部下を連れ、心配そうに入り口で見ていたエリーとエマに敬礼して
貯蔵庫を出ていった。

― 突然やってきた海軍からの提案に一馬と俊夫は興奮した。
「マッサン、今後、海軍のために大量生産するという事は、工員を削減する必要はなくなった…って事ですよね?」
「ほうか。ほりゃほうじゃ。そりゃええのう!ハッハハ(笑)」
「今すぐみんなに知らせましょうよ!!」
一馬、俊夫、エマは走って貯蔵庫を離れ、会社に向かった。

呆然としながらも政春は入り口で微笑むエリーに小さくうなづく。
エリーは政春に駆寄ると抱きついた。
>皮肉にも、戦争によって、会社は救われました。それでも、マッサンとエリーの心の中は社員たちを守る事ができた安堵感で、いっぱいだったのです。

>そして…1941年(昭和16年) 12月8日
朝、政春の家のラジオから日本が戦争に突入したとニュースが流れた。
政春、エリー、エマはそのニュースに青ざめた。
>ついに、日本とエリーの祖国スコットランドを含む連合国との戦争が始まったのです。

『マッサン』第114回の感想とレビュー

エリーが反対していた戦争が政春の会社を救うことになるとは、なんとも皮肉な。
とりあえず、海軍が大量のウイスキーを確保しなくてはならない理由がわからないのですが…だって、まだ当時日本人はウイスキーそんなに好きじゃないようだし。
あと、あの海軍将校さんが政春が納得するウイスキーを飲んで『こんなものか』っていうセリフも気になりました。もしかして政春よりウイスキー通?
で、普段は、ほとんど飲まないウイスキーを買ってきました。もちろんマッサンの会社のニッカウヰスキーのもの。今から楽しみです。

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