まれ 第9回のあらすじ~徹が帰郷し土下座するも…

第2週『告白シュークリーム-4月8日(水)放送-』あらすじ(ネタバレ)

「卒業したら東京でモデルになる事になってん。最初は仕事ないやろけど、寮やあるさけ家賃もかからんげん」
一子の説明に希や洋一郎達は話がうますぎると伝える。
「あのえ、一子。ほんなうまい話、詐欺かもしれんがいえ」
「はあ?うちや騙される訳ないがいね」
「一番危ねえやろいえ!東京にすぐ目がくらむやろ」
一子は立ち上がり、女性モデルの写真を洋一郎に見せた。
「この子も!この子も!よう東京の雑誌に載っとる売れっ子モデルねん。名刺の電話もちゃんとつながったし。所属もレッスンも別に、お金請求されんし!」
「とにかくやめとけま!高志もほう思うやろ?」
洋一郎が高志にふると高志は苦笑いを浮かべた。

東京に行きたがる一子に希は能登の方がいいと伝える。
「東京っちゃ、ほんないいもんじゃないと思うけど。能登のほうやよっぽど楽しいがいね!」「どこがいね。プライバシーはないし、噂は早いし。隣のうちの晩ご飯まで知っとるなんておかしいやろ!」
「東京砂漠は隣で人がしんどっても気づかんげよ」
「人が少ねえし、遊ぶとこはねえし!」
「まんできれいな海やすぐほこにあるげね!東京にこんな海やあったら、みんなお金払てでも集まってくるよ!」
「希には分からん。風の人やし。希は東京住んどったさけ、ほんなん言えるげ。うちら土の者の気持ちは、希らちみてえな風の者には分からん」
「・・・・・・・・・」
一子の反論に希は何も言えなくなってしまう。

― 神社で賽銭箱にいれる硬貨をいくらにするか悩んでいる藍子に希が声をかける。
すると驚いた藍子の手から100円が賽銭箱に落ちてしまう。
「あっ!100円!」

藍子は木の枝を駆使して賽銭箱から100円玉を取り出そうとする。
「・・・うちらって、やっぱし、風の人なんかね?ここらの人やよう言うげね。土の人っちゃ、ほの土地に生まれて、ど~こも行かん人。風の人っちゃ…」
「風みたいがにどこからともなくやって来て、また去っていく人」
「もう7年も住んどるし、言葉もすっかりこっちやけど…先祖代々ここにおる人から見たら、うちらっちゃ風の人なんかね」
「土の人に憧れるけ?」
「何かフワフワしとるがいね、風の人っちゃ」
「お互い憧れ合うとるがかもしれんね。土も風も」

希は賽銭箱から100円を取り出す係りを交代した。
「希は就職、やっぱり市役所に決めたんけ?」
「うん。明日願書取りに行ってくるわ」
「えれえね。子供の頃から言うとったとおりに(笑)」
その時、希は圭太に言われた言葉を思い出してしまう。
『保険ばあかしの人生で楽しいか?』
藍子が希に父・徹のことを尋ねようとしたとき、弟の一徹が声をかけてくる。
「さい銭ドロボーしとるんけ?」
声をかけられて驚いた拍子に取れかかっていた硬貨が落ちたので二人は一徹を睨んだ。

― 家でメイクをしている一子に母・はるは苦言をていした。
「東京はダメやよ。お母さん、絶対に許さんさけね!」
「理容学校でいいわいね。東京は諦めたわ」
「…何たくらんどるが?おかしいやろ。あんだけ東京東京ちゅうとったもんを」
すると夫・浩一がコソコソと出かけようとしていた。
「あれ?どこ行くが?」
「ち、ちょっと…シンちゃんとこな(汗)」

― 夜、真人が徹に差し入れを渡した。
慎一郎と真人は隠れて生活をしている徹に苦言を呈した。
「腹くくって帰らんかいえ。ここでこんしとっても、どうにもならんがいえ」
「分かってるよ。分かってるけど帰ろうにもタイミングってもんがあんでしょうが」
すると浩一がやってくる。
「あっ、コウちゃん!コウちゃん遅いよ~。ビール持ってきた?」
その時、浩一の後ろからはる、続けて藍子と希が現れた。
「徹ちゃん、堪忍え…」←浩一

― 家に戻ってきた徹と藍子、希、一徹は沈黙しながら向かい合って座っていた。
そこへ熱燗をもってワクワクしながら文がやってくる。
「私はね、映画の最初をちゃ、見逃すのが一番嫌いねん(笑)。ほれ、お父さん(元冶)も。特等席やがいね。はい、どうぞ。始めてくだし」
「始めろって言われましても…」←徹

「いや~藍子!久しぶりだな。希も一徹も。ハハハ大きくなって、お父さんビックリしちゃったよ。こんなちっちゃかったのにな。そんな大人になっちゃってな~(笑)…うん、間違えた。いや、ちょっと間違えました。やり直していいですか?」
文に確認すると徹はその場で土下座した。
「申し訳ありませんでした!6年近くも家を留守にしてホントに悪かった。勿論こんなつもりじゃなかったんだよ。手紙にも書いたけど、帰りたくても帰れなくなっちゃったんだよ。でもな、お父さん、お前たちの事は一日たりとも、いや1秒たりとも忘れたことなんかなかった。毎日毎日、ずっと考えてた!」
「手紙っちゃ、これけ?」
文はアルミの箱を徹に見せた。
「ああ、そうそう!これこれ。大事にしまっててくれたんだな~」
徹は感動するが希や一徹は邪険にあつかった。
「ほんなとこにあったんけ。捨てたんかと思っとったわ」
「邪魔やさか、入れさしてもろとってん」
「君たち…」←徹

文は手紙を取り出し、読み始める。
「『藍子、希、一徹。みんな元気か?お父さんは東京で元気に缶詰工場で働いています』」
「お父さん最初は工場で頑張ったんだよ。朝の6時から夕方の5時まで。安全靴履いてな。流れてくる缶詰の蓋を箱に入れて…」
「『もっと条件のいい仕事を見つけました。夏までには必ず帰ります』」
「昔の友達がいい仕事くれてな。ITって知ってるか?無限の可能性を秘めたインターネットで、でっかいビジネスを…」
「ほの辺から一気に怪しくなってきてん」

一徹がITバブルがはじけたというと希はひらめいた。
「はっ!分かった。調子乗って会社作って倒産して借金作ってんろ?ほんで逃げ帰ってきてんろ?」
「違うよ!事情は最後の手紙に書いただろ」
「あっ、これけ?」
「そうそう。あれ?…これ開いていないじゃない。これもこれも。おい、何だよこれ?読んでないの?何で読んでないのよ?お父さんの手紙」
「読んでも仕方ないがいね。春までには帰る。冬までには来年にはちゅうて嘘ばあかし書いてあるげし」
「ほしてうまい事いったんけ?ITの仕事」
「いや、それは…手伝ってた友達の会社が倒産してな。お父さん連帯保証人だったから…」
「やっぱし借金やろ」
「いや返したよ!だから帰ってこれたんだよ。やっとお前達に合わせる顔ができたから…」

徹の説明に藍子は呆れた声を出した。
「あ~あ!つまらん映画やねえ。もう飽きたわいね。こういう話っちゃあれけ?家族や許して元どおりになるパターンや多いがけ?」
「ありきたりやけど、ほれや王道やろ(笑)」←一徹
「だらみたいやねえ。子供はどんなんけ?『お父さん会いたかった~』とか言うがけ?」
「いや~ほれは正直6年もたつと、お父さんっちゃ何やったけ…」←希
「もうやめてくれよ!分かってるよ。怒って当たり前だよ!怒ってくれよ!態度はっきりしてくれよ!そんな嫌み言われるよりは100倍マシだよ!…ってか君達、言葉完璧だね。びっくりしちゃった」

その時、話を横できいていた元冶が口を開く。
「徹、われやおらん間、藍子さんはほりゃあ一生懸命、子育てしてきてんぞ。ほのかいあって、2人は立派に育ったがいや。一徹は野球部をちゃ甲子園にやるちゅうて、頑張っとるし。希は、高校出たら公務員になって家計を助けるちゅうて…」
「公務員?お前、公務員なんかになるのか?」
「“なんか”って何やいね。輪島市役所に就職するげ」
「俺の娘が市役所!?お前そんなちまちまとしたもっとでっかい夢持とうぜ~!」
「何ねんて!」

興奮した希を藍子がとめる。
「希、相手にせんとくま。他人にほんな事言われる筋合いないげさけ」
「他人?」
「態度をちゃはっきりさせえて言うたね。あなたと私達は今後一切赤の他人ちゅう事でお願いします。ほんなら、私らちは帰るさけ。行くよ、希、一徹」
藍子はそういうと希と一徹と共に二階の部屋に行ってしまう。
「ちょっと藍子…藍子さん?一徹?希?おい、希!希!…赤の他人」
ショックをうける徹に文が声をかける。
「別の部屋、お貸ししますけ?」
「…お願いします」
「光熱費込みで、ひと月1万3000円。敷金礼金で3か月分先に頂きます」

― 深夜、希は隣の部屋で手紙が入ったアルミ缶を抱いて寝ている徹をそっと眺めた。

『まれ』第9回の感想とレビュー

東京の芸能界にあこがれる一子は、“あまちゃん”でいうと足立ユイちゃんかな?
とにかく随所にあまちゃんを彷彿とさせるのは制作サイドの狙いかも。
そんな中、文と元冶が修羅場を特等席といって観賞していたのは可愛かったです。それと元冶と文が徹って呼び捨てにすることに愛情を感じました。なので文と元冶が希たち家族と仲良くなっていく過程がもう1週くらいみたかったなとか思ったりしました。あ、今日ナレーションなしか。

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