まれ第33話あらすじ~真夜中のケーキの試作

第6週『母娘キャロットケーキ-5月6日(水)放送-』あらすじ(ネタバレ)

深夜、希は布団から出るとケーキのノートを持ってキッチンへ向かった。キッチンではすでに希の祖母・幸枝がケーキを完成させていた。希はオレンジ色のケーキをじっくりと見た。
「意外と地味な・・・」
「食べてごらんなさい。はい、あ~ん」
幸枝が希の口にケーキを入れると希は固まってしまう。
「嫌い?」
「・・・好き。好き・・・大好き!まんで美味い!!」
幸枝はそのオレンジ色のケーキが藍子が大好きなキャロットケーキだと教え、結婚20周年の記念パーティはキャロットケーキにしようと提案した。
再び幸枝がケーキを作る準備を始めた。
「もういっぺん作るんけ?」
「何回か試作してアレンジすればもっと美味しくなるのよ」

希が幸枝に料理に使う道具をメモしようとすると幸枝は希のノートを手に取った。
ノートに書いてあるケーキのレシピに幸枝は釘付けになる。
「こんな贅沢なケーキ、もう作られんし、せっかくやさけ」
「それなら、一緒にやってみる?助手をしてちょうだい」
「・・・手伝わしてくれるんけ!?」
そして希は幸枝の指導のもと、ケーキ作りを始める。
完成したケーキを食べ比べる希に幸枝が声をかける。
「違うでしょ?味が微妙に。ケーキはね、ほんの少し加減を変えただけで確実に美味しさの出来が違ってくるのよ。一つ一つの工程で一番美味しい加減を探して作っていくの」
「はぁ~気が遠くなるわいね」
「希もやったじゃない。輪島塗の彼女にミルフィーユ何個も作ったでしょ?」
希と幸枝はその後もケーキの試作をしていくのだった。

― 翌日、希は市役所でパーティの案内を書いた紙を徹に渡した。
「パーティはサプライズさけね、お母さんには絶対ばれんようね」
「分かってるよ。お前も俺のフレンチレストランの事はパーティが終わるまで内緒だからな?二人が仲直りしてから岩愛とお母さん怒るかもしれないから」
「仲直りしてから言うても怒られるにゃないけ?」
「大丈夫だよ、お前・・・」
その時、紺谷博之が現れ、希は休憩時間が終わりだと注意される。
希がもどると徹が博之に声をかけた。
「紺谷さんも頑張ってください。ちまちまと…プッ」

徹がその場をあとにすると今度はキミ子が博之に声をかける
「あの様子じゃ、また何か企んどるな」
「懲りない男ですよ。昔から何度も痛い目に遭ってるのに先の見えん夢ばかり追いかけて」
「見えんさけ追ってしもうげんろ、ああいう男は」
「理解できませんね」
「希はどうなんけ?なかなか面白え子やがいね(笑)」
「アイツこそまだ何も分かってませんよ」

― 深夜、再び幸枝とケーキの試作をする希は幸枝に質問をなげかけた。
「おばあちゃんは、なしてケーキ職人になりたかったんけ?」
「パティシエよ。フランスではね、菓子職人をパティシエって呼ぶの」
「パティシエ?」
「どうしてパティシエになりたかったのかっていうと、食べてくれた人の笑顔が嬉しかったから」
「ほれわかる!」
「…なんてほざくヤツはまず脱落していくわね」
幸枝は世界一のケーキを作りたかったからだと打ち明けた。
「誰のためでもない。私自身が世界一美味しいケーキを作りたかったから」
「世界一なんて想像もできん。大変やってんろ?」
「まだね、藍子のお父さんと会う前に、初めてフランスに修行に行った時ね、小さな安いアパートに住んでお人形を1つ買ったの。キッチンウィッチって言ってねヨーロッパではな魔女のお人形を台所にぶら下げる習慣があるのよ。家に幸せを呼んだり、料理を美味しくしたり。世界一のケーキを作るまでは人に頼らない、絶対に負けないって決心してね。悔しい事も泣きたい事も弱音は全部その子に吐いた。あの子のおかげでやってこられたわ」
幸枝は、その人形は引越しの時になくしてしまったのだと笑った。
そして、希に人の応援だけでいいのかと真剣な顔で質問した。
「自分のしたい事はないの?」
「・・・・・」
「ほら、ちょっと卵残ってる」
幸枝に言われ、希は再びケーキの生地をかき混ぜ始めた。
その光景を藍子は陰から見ていた。

― 翌日、腹が立っていると昼食を台所でヤケ食いをしている藍子に文が声をかける。
文は徹と幸枝が夢の事になると周りが見えなくなると二人が似ていると言った。
しかし藍子は真っ向から否定した。
「似てませんよ、全然違います。徹さんの夢は家族のためやけど、あの人は自分のためだけの夢やさけ」

― 昔のバイト先に集まった洋一郎たちに希は幸枝とのケーキ作りの話をした。
「うちがやってきたんは何やってんって思うわいね。例えば卵の温度が凄く重要だとか生地の混ぜ具合によっても全然変わってくるし、もう魔法やね、あれは(笑)」
希はそういってパーティの招待状を配ると職場に戻っていった。
圭太も希を追いかけるように店をあとにしたので洋一郎が怒りを覚える。
「一子の事、本気やって言うたくせにまだ希のこと気にして・・・」
興奮する洋一郎を一子は止めた。
「口に出したら本当になってしもうさけやめて。圭太も気づいとらんがに、わざわざ気付かせんでいいわいね。うちや、もっと魅力的になるさけ。グイッと向かせてやるわいね(笑)」

― 圭太がうしろから希に声をかけた。
「希、いや、俺もちょっとあっちに」
「なしたんけ?うちいそぐんやけど」
「いや…楽しそうやな、ケーキ作り」
「うん、楽しいよ」
「やっぱし、あれやな、好きな事っちゃ楽しいな。俺も夜中まで漆の修行しとるけど全く眠ならんし」
「なんやいね?何が言いたいんけ?」
「お前、やっぱりケーキ職人の道…
「ならんよ。今、ケーキ作っとるがはお母さんのためやさけ」
圭太は希の押す自転車のハンドルを握って自転車を止めた
「無理しとらんか?いや、お前さっきまんでいい顔しとったさけ後悔しとらんかと思うて。
「後悔?」
「市役所に入ったこと。いらんことばあかしするっちゅうて、うちの親父も言うとったし。
「はあ?応援しとるげがいね、市民の皆さんを!」
「応援の仕方に問題があるんじゃねえげ?」
「あんた、わざわざ追いかけてきて人の悪口け?ほんならね」
「ありがとな!ちゃんというとらんかったさけ・・・俺、お前に喝入れられんかったら漆やめとるところやった。ありがとうな。無理しとらんがならいいげん。お互い頑張ろうな」
「うん!」

『まれ』第33回の感想とレビュー

希が持っていた魔女姫の人形はもともと幸枝のものだったという線が濃厚な展開。
引越しのときって言っていたけど、徹にプレゼントしたのかな?・・・もしかしたら徹が最後に持ってきた豪華なケーキは幸枝が作ったケーキだったかも?

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