まれ第27話あらすじ~安西のやり方

第5週『情熱ミルフィーユ-4月29日(水)放送-』あらすじ(ネタバレ)

圭太は弥太郎と話す安西に詰め寄った。
「どういうことやいね!経営コンサルタントっちゃ何やいね!漆職人になりたいっちゅうがはウソやったんけ!
安西は笑いを浮かべた。
「ウソじゃないけど、この年じゃ漆職人はさすがに難しいよ。僕は僕なりに輪島塗の役に立とうと思ってね」
「ほれやなしてこんなことになるげ。輪島塗の質を落とすっちゃどうするつもりねん!」
「文字通りだよ。素材の質を落として、あとほら輪島塗は何層も漆を塗り重ねるだろ?その回数を減らしてコストカットする予定だよ」
「何を言うとるげ!」
興奮した圭太が立ち上がった時、市役所から希がかけつける。
「何度も漆を塗り重ねて一つの器を何年もかけて仕上げていく。本当に素晴しいよ、輪島塗は。でもだからこそ金も時間も人手もかかって値段が高くなる。高くなって売れなければ職人が食えず減っていき技術も失われていく。そういう悪循環に陥っているんじゃないのかな。」
「ほやさけ粗悪品をちゃ売り出せっちゅうがか?冗談じゃねえわい!」
「粗悪品という考え方がもう古いよ。安くて丈夫な食器が100円で買える時代だよ」
「輪島漆はほういうもんとは全然違うげ」
「そう全然違う。海外からの評価も高いのに生産システムの脆弱さが大きな問題なんだよ。まずは妥協してでも輪島塗をバブルの頃のように復活させる。そこから改めて理想を追求していけばいい。この世の中、正論だけじゃ食って行けないんだからな(笑)」
話をきいていた弥太郎と『もういい』と切り出す。
「輪島塗の電灯が壊されてもいいがか?妥協して作った物なんか輪島塗じゃないがいね!」
「この人はほんな事は百も障子で言うとるげろう」
安西は本当は弥太郎に手伝って欲しかったが、圭太の話を聞いて断念したと伝えた。
「圭太君、情報をありがとう。輪島塗を守る為にも安くて丈夫な輪島塗を世界に売り出してみせるよ」
「ふざんけんな!」
圭太は安西に掴みかかるが弥太郎にとめられる。弥太郎は静かに言葉を続ける。
「安西さん、あんたの言う事ももっともや。世の中、正論だけじゃ食うてはいかれん。ほやけど何がどうなろうと正論をちゃ守り通さなならんこともある」
弥太郎は安西に帰るように伝えると安西は笑みを浮かべながら帰って行った。
弥太郎はすぐに八島のところへ向かった。

その安西の噂はたちまち広がり、藍子やはるが所属するサークル活動でも話題にのぼる。
子どもの頃から弥太郎について歩いていた圭太が利用されたとしり、女性達は安西に怒りを覚える。
「東京の男っちゃ信用できんねえ。徹さんの事言うたんと違うげよ」←久美(みのり母)
「ううん。徹さんの考えそうなやり方さけ余計頭にくるわ、安西!!」

一方、はるの店には徹は浩一たちと一緒に居た。
「正直さ、何をそんなに怒ってんのかわかんないんだよな」
「徹ちゃんはほう言うと思った」←真人(みのり父)
「いや、だってさ、ビジネスとしては正しいよ。売れなきゃ商売になんあいんだからさ」
浩一は支援をしない国にも責任があるという。
徹はツアー客たちからヒントを得て、新しいビジネスのアイディアを書いた紙をみせた。
「俺が東京に行った時にさ、接待で使った料亭で聞いた話なんだけども、ああいうとこってのは、こう刺身とか盛る皿にさこう葉っぱがひいてあんじゃないの。あの葉っぱって地方の年寄り達が山で採ってきた物を買ってるらしいのよ。それが結構いい金になるらしいんだよ」
徹は貝殻ビジネスを提案するが浩一達は藍子に怒られると釘をさした。
浩一は希のことを口した
「ほやけど、希ちゃん気の毒やなあ。安西の事をちゃ紹介した圭太に紹介したん希ちゃんやろ?あの子、まんで責任感じそうやさけ」

― 仕事中、希は勢いよくたちあがると直ぐに紺谷博之に止められる
「駄目だ。塗師屋の所にでも乗り込むつむろだろ」
「なしてほれを…」
希は紺谷博之の席につめよる。
「市役所として何かできませんか?」
「できない」
「伝統工芸品を守るのも市役所の仕事だし…」
「偽物を作るのなら別だが輪島塗の必要条件は満たした物を作ると聞いている」
「でも質が落ちるんです!」
「それは市役所が口を出せる問題じゃない」
「じゃあ…」
「抜け道を探すのはやめろ。感情で動くな。悪い癖が直ってないな。お前、なんのためにこの仕事をしている?」

― 家に帰ると徹、一徹、藍子が高級そうな菓子が入った箱を見ていた。
「あ!希、このお菓子、5000円だってよ!12個入りで!」
徹が興奮しながらいうと一徹が1個420円、一口105円だと冷静に計算した。
一徹はその菓子が安西が持ってきた物だと教えると希は驚く
「来たんけ?安西さん」
「来たといういうか・・・来とる」
一徹が教えると安西が笑顔で元治と一緒に現れる。
「希ちゃんお帰り。色々お世話になったからお礼にきたよ」
安西が元冶の塩田をみせてもらっていたと聞くと希はハッとする。
「はっ!元治さんの塩も狙うとるんけ?」
「正直考えたよ。でも弥太郎さんと同じようにガンジさんの説得も難しそうだから(笑)」
希は悔しくなって菓子を投げつけようとするが徹達に止められる。
「うー、お菓子に罪はないけど・・・ひどいじゃないですか!こんなの!」
「弥太郎さんにも言ったけど、輪島漆の為だよ」
「私も最初輪島漆は高いと思ってました。ほやけど職人さんが地道にコツコツ100年でももつように丈夫につくっとるんです」
希は置いてあった茶碗を手にとり安西に見せた
「この家にだって30年も使うとるんですよ。どっこもかけとらん」
「どんなにいい物でも手に獲って貰えなければその価値は伝わらないよ」

藍子が安西に向かって大きな声をだした。
「大嫌いです!あなたのやり方。夢を持つ若い子をたぶらかすような事して気持ち踏みにじって利用して、村の皆だってこの子だってあなたを応援しようとしてたじゃないですか!自分のしている事が輪島塗のためになると思うならツアーに紛れこんだりしないで正々堂々と正目から来なさいよ!」
「仰る通りです。希ちゃんごめんね(笑)」
安西はしばらく能登にいると伝え、帰って行った。

― 翌日、希は弥太郎の屋敷に行くと一子が慌てた様子で希を手招きした。
「希!大変!はよはよ!」
一子と家の奥にいくと圭太が八島を説得できなかったと弥太郎に報告していた。
「…ごめん、おれが余計な事を喋ったさけ」
「われは破門や」

『まれ』第27回の感想とレビュー

ツアーに紛れこむという姑息っぷりが批難される安西氏。だけど、ちゃーんと希に礼を言いに来るし、弥太郎にも挨拶をするし・・・その辺は律儀で(笑)
その安西の言う内容と紺谷博之の対応も理解できなくはないので、ちょっと主人公と圭太に感情移入できませんでした。あと輪島漆の質を職人同士で高く保とうとしたら八島という職人は弥太郎達で予め排除しなければならなかったんだと思うわけです。
ともあれ、一番納得いくセリフを言ったのが藍子で、確かにツアーに紛れ込むというまわりくどい方法をとらなくても良かったんじゃないかと…。この一連のエピソードは最後、安西が輪島塗に理解をして丸く収まるのかな?

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