『花子とアン』第52回(5月29日放送)

第9週『はな、お見合いする』あらすじ(ネタバレ)

朝、張り詰める空気の中、はな達は家族揃って朝食を食べていた。
沈黙に絶えられず、はなが口を開いた。
「・・・今日も暑くなりそうじゃん」
「す、すっかり夏じゃんね」
妹のもも、祖父の周造も相槌を打つが、父・吉平と兄・吉太郎は黙々と食べていた。
「兄やんも何かしゃべってよ」
「ええ加減見合いの返事しねえでいいだけ?
「てっ!」

>終業式の日がやってまいりました。明日から学校は夏休みです。
はなは、メッセージを各生徒の通信簿の裏に書いて渡した。
「勉強がちっとぐれえできんでも、それぞれいいところはいっぱいあるだよ。そのいいところを伸ばしながら、頑張っていきましょう。それでは皆さん、よい夏休みを(笑)」
はなが生徒達に声をかけると生徒達は見合いについて質問してくる。
「先生!見合いはどうなったでえ?地主様と見合いしたって、聞いたさ!」
そして生徒達は、はなが教師辞める事について反対した。
「嫌だ!先生辞めなんでくりょう!」
「先生!アイ・ラブ・ユー!辞めなんでくりょう!」

― 職員室で、はなは縁談を断ろうかと朝市に相談した。
「あんなに慕ってくれる生徒がいるなんて。私、意外と教師向いてるかも(笑)」
すると校長である本多がはなに通信簿を渡してくる。
はなの評価は、指導力、勤務態度、協調性、裁縫・・・全て丙だった。
「こぴっと反省して立派な教師になれし!」
通信簿に唖然とするはなに本多が伝えた。

― そんなある日、福岡の嘉納伝助の家に蓮子の兄・葉山晶貴が現れる。
「やあ!蓮子。元気にしていたか?」
「お兄様がこんな所にお見えになるなんて一体どういう風の吹き回しかしら?」
「蓮子がどうしているか、様子を見に来たんだ」
「お兄様がまだ私の事を覚えていて下さったなんて感激して涙が出そうですわ(棒)」
「…嘉納さんに対してもそんな風に皮肉たっぷりの口を利いてるんじゃないだろうな?」
「ご心配なく。おかげさまで私たち夫婦、大層うまくやっておりますのよ(笑)」
「お前わかってるのか。今度また離縁でもされたらそれこそ葉山家の恥だ。戻ってきたとしても、葉山家の敷居は二度とまたがせんぞ」

― 蓮子は嘉納伝助が晶貴に渡した封筒を奪って中を確認した。
中には大金が入っていたので、蓮子は目を疑った。
「このお金…一体どういう事です?」
「お中元たい。よかやろうが」
「何がいいんですか!」
蓮子が激怒する中、晶貴は封筒を手に取ると、立ち上がった。
「蓮子。くれぐれも・・・・わかってるな?」
「お兄様、お待ち下さい!」
蓮子の制止もきかず、晶貴は部屋を出て行ってしまう。
兄に大金を渡したことについて蓮子は夫・伝助を問い詰めた。
「兄にお金を渡すなんて一体どういうおつもりですか!?しかもあんなに沢山!」
「お中元ち言うとろうが」
伝助は、うんざりした顔で答えた。
「甘い顔をしたら、兄は何度でも無心に来ますよ」
「金がかかるちいう事は、前からわかっちょった。お前の結納金で貴族院議員になって、その上、事業にもいろいろ手を出しちょるそうじゃ。どれも上手い事いっちょらん」
「・・・なぜあなたが尻拭いをなさるんです?」
「お前のために払う金と思うたら、惜しいこたない」
「お金…お金、お金!あなたはいっつもそうです!私は芸者ではありません!」
蓮子が大きな声で叫ぶと、伝助は愉快そうに笑った。
「何を言いよるとか。こげな高い芸者がおるか!フハハハハハ(笑)」
部屋に一人取り残された蓮子は、涙を流した。
そして蓮子の嗚咽はいつしか笑い声へと変わっていた。

>それからというもの、教養がなく芸術を理解する心も持ち合わせていない伝助に
>当てつけるように、蓮子は頻繁にお屋敷でサロンを開くようになりました。
大勢の人間が集まるサロンパーティで、蓮子は東西日報の新聞記者・黒沢一史と出会う。
黒沢は竹久夢二の画集を蓮子に贈った。
「あなた、お名前は?」
「申し遅れました。東西日報の黒沢と申します。嘉納伝助さんに取材をお願いしてるん
ですが、なかなかご承諾いただけなくて・・・」
「やめなさいよ。そんなつまらない記事」
蓮子は黒沢を自分の隣の席に座らせ、ワイングラスにワインを注いだ。

>蓮子がそんな事になっている頃…。
徳丸甚之介の屋敷では、はなの兄・吉太郎の入営を祝う宴が開かれていた。
「入営おめでとう!お国のために、こぴっと頑張れし!ほれじゃあ乾杯!」
甚之介の音頭で、集まった人々は乾杯する。

「おら、兵役が終わっても、そのまま軍隊に残れるように頑張ろうと思ってるです。職業軍人を目指すつもりでごいす!」
吉太郎は二年間の兵役が終わっても軍に残ると言い出したので、はなやふじ達は驚いた。
「兄やん…」
吉太郎の決断に甚之介達は祝福するが、吉平が怒りをあらわにする。
「俺は、ほんなの聞いてねえぞ!」

吉太郎は反対する父・吉平をにらみつけた。
「ずっと家にいなんだのに、どうやって話せっていうだ。おとうに許してもらわんでも、もう決めただ。おらは軍人になる。金稼いで、家族に楽さしてやるだ!」
「それは俺のせいか?」

「おとうも兄やんもやめてくりょう。せっかくのお祝いの席なんだよ?」
はながあわてて仲裁にはいるが二人とも相手にしない。

「俺はぜってえに許さねえぞ!」
部屋を出て行こうとする吉平を吉太郎が止める。
「また逃げるだけ!おとうはいっつもほうやってオラ達から逃げるじゃんけ!オラは、おとうみてえにフラフラ生きたりしねえ!“おまん”みてえには絶対にならねえ!」
吉平は何も言い返さず、部屋を出ていった。

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