『花子とアン』あらすじ第98回

東西日報社の黒沢が伝助の家に到着した時、すでに別の記者・下山が伝助の応対していた。
「今こん人に代わりに書いてもらいよるき」(・`д-)
伝助は黒沢に伝えると、下山に自分の言い分を書きとらせる。
「蓮子、お前には何不自由ない暮らしを与えちゃり勉強もさせちゃって小遣いでん欲しいだけくれちゃった。俺は田舎者の無教養もんで文学の世界やら分からんばってん、お前が歌集を出版したいち言いよった時も何一つ小言も言わんで金を出しちゃった。お前みたいなわがままなお姫様を受け入れようと努力したとは嘉納家の人間たい!…言いたい事はこげなもんたい」
下山は反論文を手記として連載してみてはと提案するが、黒沢が速攻で反対する。
「このような反論文など公開すべきではありません。あなたの名を貶めるだけです。冷静に考えてみてください。このような手紙を蓮子さんが自ら新聞に公表したとは私には思えないんです。蓮子さんはそんな非道なことをする人ではないでしょう」

黒沢の指摘に伝助は冷静になった。
「分からん…」(-ω-;)
「嘉納さん。反論文を公表するなど貴方らしくない!考え直して下さい!」щ(゚Д゚;щ)
「ばってん。恩を仇で返したとは、あっちですばい!」(≧Д≦)ノ
下山が伝助を説得しようする黒沢に反論するが、次の瞬間、伝助が立ち上がった。
「いや。反論文を出すとは止めた!」(・`ω´・)

「そ、そげな…。嘉納さん!ちょっと待っ…!」≡;゚Д゚)ノ
伝助がそのまま部屋を出て行ったので、下山は黒沢を叱責する。
「お前は何を考えちょるとか!?こげな最高のネタを潰すやつがあるかー!」(;`Д´)
「我々にはもっと書くべき事があるはずです!」(-’д-)
黒沢もそのまま部屋を出て行く。
すると肩を落とす下山にタミが小さい声で話しかけた。
「下山しゃん。旦那様の反論を新聞に出しちゃってくれんね。あのお姫さんに言われっ放しじゃ腹の虫が治まらんばい。やれれっ放しじゃ筑豊の男たちの気も治まらんとですよ。旦那様には報告しちょきますき。うちも取材に協力するき(笑)」(・`∀-)

― 翌日、伝助の反論文が新聞に掲載され、花子や英治は驚く。
そして蓮子と生活をする龍一も新聞記事を読んでいた。
「『お前に人の妻としての資格がない事は紛れもない真実』だと?自分は一切悪くないとでも言うのか!?」
新聞に激怒する龍一とは逆に蓮子は涼しい顔をしていた。
「そんなに怒る必要ないわ」(-∀-)
「こんな風に書かれて、あなたは頭に来ないのか!?」(`Д´;)
「世間にどう思われていようと、そんな事はもうどうでもいいのよ。全て覚悟の上の事よ。さあ朝食に致しましょう。私、このお芋を焼いた料理が気に入ったわ。今、お茶入れるわね」(´∀`)

― 醍醐亜矢子が花子の家を訪ねてくる。
「結納金だの、お小遣いだの、歌集の出版費だの…嘉納伝助さんの主張はお金の事ばかり」
「きっと嘉納さんは愛情を表現するのが不器用な人なんだと思う。でも、この反論記事は許せないわ」
「私ずっと蓮子様は贅沢な暮らしがしたくて石炭王と結婚したと思ってたの。でもそれは誤解だって、この記事を読んで分かったわ。蓮子様はお家の犠牲になっていたのね。きっとこの10年帰る所もなくて遠い福岡で寂しい思いをなさってたんだわ」
「蓮様と東京で再会した時に言ってたの。修和にいた半年間だけが宝物のような時間だったって…」
「私ももっとあの方に優しくしてあげればよかった…すごく恥ずかしいけど私…あの頃はなさんを蓮子様に取られたみたいでヤキモチを焼いてたの。今頃になってやっと分かったわ。はなさんはあの方の孤独や悲しみを放っておけなかったのね。はなさんと蓮子様はやっぱり腹心の友よ」
「醍醐さんのことも私、本当に大切な友達だと思ってるわ。最初に会った時からいつも私を助けてくれたじゃない。本当にありがとう」
「お礼を言うのは私の方だわ。はなさんにはいつも勇気と元気をもらってるんだから」

亜矢子と花子が会話をしていると平祐が吉太郎を連れて現れたので花子は驚いた。
「兄やん…い…いつ来たの?」(;´Д`A
「玄関で何べんも呼んだだぞ。こちらのお義父様が迎えて下さった。また新聞記者が押しかけてるじゃねえかって、心配になって寄ってみただ」(-д-)
「頼もしいお兄様がいて羨ましいわ。じゃあ、私は。お邪魔しました。ごきげんよう」
亜矢子は玄関に向かう途中、ふと花子に蓮子への疑問をぶつけた。
「蓮子様は今、幸せなのかしら…?」
「昔、聞いたことがあるの…『一番欲しいものは何?』って。『一度でいいから本気で誰かを愛したい』って、蓮様言ってたわ」
「そんな事を…。とにかく一日も早く蓮子様の居場所が分かるといいわね。私も手を尽くして調べてみるから。じゃあ、ごきげんよう!」
亜矢子が帰ると吉太郎も帰ると言い出す。
「え?もう帰るの?」
「ああ。本当に様子見に寄っただけだ」
花子と亜矢子の会話を聞いていた吉太郎は帰り際にメモを花子の家の玄関に挟んだ。

― 夕方、黒沢は伝助の家を訪れ、新聞社を退社することにしたと告げる。
「今度の事で新聞社を去る事にしました。話題性ばかり求める新聞社のやり方に、ほとほと愛想が尽きました。記事の掲載を抑える事ができず本当に申し訳ありませんでした」
頭を下げる黒沢に伝助は静かに口を開いた。
「いや…俺の反論を載せちもろて蓮子の絶縁状で逆上して騒ぎよった連中も少しは気が済んだごとある…まあ、これでよかったのかもしれんばい…」
するとタミが部屋に現れる。
「旦那様。葉山様が今すぐ旦那様にお会いしたいちいらしちょりますが・・・」

蓮子の兄・葉山晶貴は部屋に入るとすぐに伝助に頭を下げた。
「嘉納さん…この度は妹の不埒な行為によってあなたの名誉にまで傷をつけてしまい、何ともお詫びのしようもなく…申し訳ありません!」(;゚;Д;゚;;)
そして晶貴はその場に土下座をして伝助に蓮子のことを詫びた。
「これほどの事をしでかして、なぜ蓮子は死んでくれぬか!何故尼寺へやっておかなかったのかと悔やまれて悔やまれて!必ずや蓮子を捜し出し、あなた様の前に連れてきます!!あれの処遇は全てお任せします!ですからどうか!どうか!今しばらくご容赦願いたく!」(≧Д≦)
「・・・・・・・・」(-д-)
伝助は何も答えず、晶貴を見ていた。

― 家に帰ってきた英治がメモを花子に渡した。
「これが、玄関に…」(;・∀・)ノ
メモには蓮子の名前と住所が書かれてあった。
「兄やんの字…ここに蓮様が?」(゚Д゚;)

花子とアン第98回の感想

なんだろう、最近は龍一のキャラが随分と浅はかなイメージを受けるようになりました。
昨日の友人に大事な手紙を渡すのがどうしても理解できないというか…
蓮子『愛の証だから、あなた(龍一)に託します。』→『愛の証を友人に託す』
こうしてみると、不誠実極まりないです(笑)
そんな中、黒沢さんが新聞社を退社。この人って結構前から登場しているけど、一度たりとも重要なシーンがないのですが…新聞社を辞めて何か行動を起こすのかな?

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