『花子とアン』あらすじ第76回

店に入った吉太郎(はなの兄)は、後ろの席に座る宮本龍一達の会話を聞いていた。
「あんなブルジョアに脚本を頼むなんて、お前どうかしてるぞ!」(;`皿´)
九州まで蓮子に会いにいった龍一を仲間達が責めるが、龍一は反論する。
「最もな意見だ。俺もそう思ってた。でもこれを読んで気持ちが変わった。それにあの人に会いに行ってよくわかった。あの人はまるで籠の中の鳥だ。本当の自由を知らない。あの人こそ、俺たちが救うべき被害者だ!」(・`ω´・)
「ただあの女の色香にあてられただけじゃないのか?」(-з-)
「確かに美人だ。だが俺は彼女の文学的な才能の方に遥かに惹かれる。あの人は不思議な人だ、強さと弱さが共存している。その落差によって彼女の文学は光を増しているんだ。彼女は脚本を書くと約束してくれた。それを読めば、きっとみんなにもわかる!」ヽ(`Д´)ノ

― 翌朝、朝食の準備をしていると、かよの家に吉太郎が訪ねてくる。
「てっ!兄やん!」;゚Д゚);゚Д゚)
「何でえ。幽霊でも見たような顔して。夕べはゆっくり話もできなんで悪かったな」(´∀`)
「兄やん!会いたかったよ!」(≧∀≦)(≧∀≦)
「昨日も会ったじゃんけ(笑)」(・∀・;)

はなとかよは吉太郎を家の中に入れた。
「ほれにしても兄やん。昨日は驚いたじゃん」
「オラの方が驚いただ。偶然入ったカフェにおまんらがいるなんて。かよ、おまん、あんな店で働いてるだけ?」(-公-;)
「大丈夫。心配しんで」
「心配するに決まってるら。あそこ夜は酒も出すずら」
心配する兄をはながなだめた。
「初めはオラも心配したけんど、かよは真面目に頑張ってるだよ」(ゝ∀・)

はなは、話題を変え、昨日の来店について尋ねた。
「ほれより兄やん、お店に来たのは、憲兵の仕事け?」(・∀・)
「コーヒー飲みに入っただけじゃん。仕事中にカフェで休んでんのが見っかったら体裁悪いから、話しかけんなって言っただけだ。あの店、いつから働いてるだ?」
かよが半年前からだと答えると、吉太郎は宮本龍一達について質問してくる。
「昨日、奥の席でこむずかしい話してた帝大生たちは、よく来るだけ?」
「あの人らならよく来るよ。『不平等な世の中を変えねば』とか、いつもお父みてえな事言ってるさ(笑)」
「親しいのか?」(・`д-)
「世間話くらいはするけんど…。特に親しいって訳でもねえ。どうして?」(・д・)
「いや…かよにちょっかい出してねえか気になっただけじゃん」(・∀・;)
「ちょっかいなんて…フフフ(笑)」(w´ω`w)

吉太郎は、しばらく東京にいると伝え、立ち上がった。
「ほれじゃ、朝の忙しい時に悪かったな」
「てっ。もう帰るだけ?」
「二人の元気な顔見られて、安心しただよ」
「兄やん、今度はゆっくりご飯でも食べよ(笑)」
「ほうだな」
吉太郎は笑顔を見せ、かよの家を後にした。

― 村岡印刷では、徹夜で描き上げた英治の割り付けを見て、郁弥が驚いた。
「へえ~兄さんが描いたのか。いいじゃないか!そのページ、随分こだわってるね?」(´∀`)
「児童雑誌で初めての翻訳物だからな」(゚∀゚;)
「それだけじゃないだろ?・・・兄さん、本当に好きだよなぁ」(´∀`)
「…何が?」(゚∀゚;)
「だから…安東さんの翻訳だよ(笑)」(´∀`)
英治は聡文堂の担当を交代して欲しいと伝えると割り付けが入った封筒を渡した。
「父さんもお前に早く独り立ちして欲しいと思ってるし、創刊号が刷り上がるまでは俺も手伝うから」
「分かった。しっかりやるよ」
「頼んだぞ(笑)」

― 醍醐亜矢子は村岡英治の来社を心待ちにしていたが、やってきたのが弟・郁弥だったため戸惑った。
「あら…郁弥さん…」(・∀・)
「この度、聡文堂さんの担当を引き継ぐ事になりました。弊社の都合で申し訳ないんですが、今後は、兄の代わりに僕が伺いますので、よろしくお願いします。兄は印刷所の方で責任を持ってやりますから」
郁弥と梶原の会話を聞いた亜矢子は落胆した。
「・・・という事はもうお兄様は、ここにはいらっしゃらないのね・・・」(-ω-;)

― 郁弥は梶原に英治が用意した割り付けを見せた。
「これ見て下さい“王子と乞食”のページにどうでしょうか?」(´∀`)
「安東君、ちょっと!」
はなは、梶原に呼ばれ、英治の割り付けページを見せられ驚いた。
「まあ!…なんて素敵な挿絵なんでしょう!」(゚∀゚)
>その挿絵が英治の描いたものとは知らず心ひかれるはなでした。

― 夕方、かよが慌てた様子で聡文堂に駆け込んでくる。
「失礼します。お姉やん、大変!お店に髭を生やしたおっかねえおじさんが来て『お姉やんの事呼べ』って…こ、こんなに、チップくれただよ!」щ(゚Д゚;щ)
かよは動揺しながら、大金をはなに見せた。
「誰?おっかねえおじさんって…」(´・ω・`)
「とにかく来て!」(`Д´;)
はなは、同僚に挨拶し、かよが働く店に向かった。

― 店に到着したはなは、伝助をみても誰だかわからず、恐る恐る声をかける。
「あ…あの…安東はなです」(;゚;Д;゚;;)
「あんたが・・・“はなちゃん”?」(・`д-)
「は、はい…はなちゃんです」(;゚;Д;゚;;)
「まあ、座りんしゃい。何でん好きなもんを頼みんしゃい」
「あ…えっと…あ…同じものを」
「遠慮せんでよか。酒でん飯でん、好きなもんを頼め」
「あ…いえ、見ず知らずの方に、ごちそうになる訳には…」
緊張でガチガチのはなに伝助は自分が嘉納伝助だと名乗った。

「てっ!!蓮子さんのご主人の!?」(;゚;Д;゚;;)
「こないだは、うちのが泊めてもろて世話になったね。こら、そのお礼たい」(-д-)
横においてあった風呂敷の中身を見て、はなは驚いた。
「こんなに頂けません!」
「よかとちゃ。うちのが、ものすご楽しかったち話しよったばい。あげん機嫌のよか蓮子は、初めて見たき。そのお礼たい。それに、どうせ今日もまた世話になるきね」
「今日?」(・д・)
「いや、あんたと会うっち聞いて、こっちへ来るついでがあったき迎えにきたとばい」(-Д-)
「蓮子さんがそうおっしゃったんですか?」
「今日、こん店で、はなちゃんと会うち…」
>はなは頭の中が真っ白になってしまいました。

その頃、吉太郎は屋台で酒を飲む蓮子と龍一を物陰から見ていた。
>蓮子が会っていたのは、はなではなかったのです。

第76回『花子とアン』の感想

兄やん、なんだか一人だけ空気が違うというか・・・なんかカッコいい(笑)
任務は宮本龍一のマークで間違いないと思いますが、妹に内緒にするのならもう少し上手に・・・。

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