『花子とアン』あらすじ第153回

「涙なんかとっくに枯れたと思っていたのに、まだ残っていたのね…。まさか、はなちゃんが来てくれるなんて思ってもいなかったわ」
「歩が死んだ時も蓮様、そばにいてくれたじゃない。あの時蓮様がいてくれなかったら…私どうなっていたことか」
花子は純平からも蓮子のことを頼まれたのだと伝えた。
「純平が、こんな私の姿見たら、悲しむわね(笑)」
「そうよ。蓮様」
「でも…」

― 家に帰宅した花子は、しばらく考えると頭に浮かんだアイディアを夫・英治に聞かせた。
「ねえ、英治さん。戦争で子供を失った母親は大勢いるはず…その人達の悲しみを一番よく分かるのは蓮様だわ。その人達にラジオで語りかけるのはどうかと思うの」
英治は花子の提案に笑顔でうなづいた。
「花子さん、すごくいい考えだと思うよ(笑)」
「早速、電話してみるわ!」

― 花子はJOAKの黒沢と電話で話し終えると満面の笑みを英治に見せた。
「蓮様の出演のこと、JOAKの黒沢さんが是非やりましょうって言って下さったわ!」
「そうか(笑)」
「早速蓮様に話してみるわ(笑)」

>そして、蓮子がラジオに出演する日がやってまいりました。
ラジオ局にきた花子と蓮子に黒沢が挨拶をした。
「蓮子さん。お久しぶりです(笑)」
「ごきげんよう。今日はお世話になります」
黒沢は申し訳なさそうに原稿を蓮子に渡した。
「GHQの検閲が入って何か所か削らなければなりませんが…この番組は、きっと反響を呼びます」
「ええ。私もそう思います」←花子
「では、本番まもなくですから」

本番前、緊張する蓮子を花子は落ち着かせようとした。
「大丈夫よ。落ち着いて」
「何だか恐ろしくなってきたわ…」
「蓮様、スコット先生を覚えてる?あの先生がカナダに帰国なさる時に本を渡して下さったの。そこに出てくる主人公がこう言うの。
『自分の未来は、まっすぐに延びた、道のように思えた。いつも先まで、ずっと見通せるような気がした。ところが今、曲がり角に来たのよ。曲がり角を曲がった先に、何があるのかは分からないの。でも、きっと一番よいものに違いないと思うの』」
花子の話を聞いて、蓮子はクスッと笑った。
「その主人公、はなちゃんみたいね(笑)」
「蓮様も勇気を出して曲がり角を曲がって。きっと蓮様の思いは届くわ」

― 放送の本番、蓮子はマイクに向かって話し始めた。
「私が今日、ここでお話したいのは平和の尊さでございます。
先の戦争で私は最愛の息子、純平を失いました。私にとって息子は何ものにも代えがたい存在でございました。『お母様は僕がお守りします』幼い頃より息子はそう言って母である私をいつも守ってくれました。本当に、心のやさしい子でした。子を失うことは、心臓をもぎ取られるよりも辛いことなのだと、私は、身をもって知りました。
もしも、女ばかりに政治を任されたならば、戦争は決してしないでしょう。かわいい息子を殺しに出す母親が、一人だってありましょうか。もう二度とこのような悲痛な思いをする母親を生み出してはなりません。もう二度と最愛の子を奪わせてはならないのです。
戦争は人類を最大の不幸に導く唯一の現実です。最愛の子を亡くされたお母様方。あなた方は一人ではありません。同じ悲しみを抱く母が、全国には大勢おります。私達はその悲しみをもって平和な国をつくらねばならないと思うのです。私は命が続く限り平和を訴え続けてまいります」

― 収録を終えた蓮子を花子は褒めた。
「蓮様…素晴らしかったわ(笑)」
花子は蓮子を送ろうとするが、蓮子は笑顔を見せる。
「もう一人で大丈夫よ。ごきげんよう(笑)」
「ごきげんよう(笑)」

 家に帰った蓮子は短冊に歌を書いた。
『焼跡に芽吹く木のありかくのごとく吾子の命のかへらぬものか』

― そんなある日、花子達が庭(?)で本を干していた。
近所の子供達も集まって、本を読んでいた。
子供達が読む本に書いてある美里や歩の名前が目に入った。
「一度、本の整理をした方が良さそうね(笑)」
「せっかく焼けずに残ったのに、これじゃなあ…」
英治も花子の意見に同意した。

すると、美里が本の貸し出しをしたらどうかと言い出す。
「お兄ちゃまの本や私や直子ちゃんが小さい頃に読んだ本を近所の子に貸してあげるの」
美里の案を花子と英治は賞賛する。
「なるほど、図書館かぁ!やろうよ!日本で一番小さい子ども図書館(笑)」
「そうね。みんなに読んでもらえたほうが本も喜ぶわね(笑)」
それを聞いていた子供達は図書館ができることに喜んだ。
「図書館ができる!万歳!万歳!わ~い!」

― 1952年(昭和27年)
>村岡家の庭に建てられた小さな図書館は連日子供達でいっぱいです。
>花子たちは“歩文庫ライブラリー”と名付けました。館長は、18歳になった美里です。
>英治は副館長として歩文庫を運営しています。

花子とアン第153回の感想

図書館、子供達でいっぱいになる程、児童書をもっていることが凄いです。
当然、お金は子供達から取ってないと思うので、物凄い慈善事業。こういう村岡花子さんが実際にどういった活躍をしていたかという話をもっと入れたら良かったのに…。
赤毛のアンを翻訳してから、あちこちで花子が『~がこう言っているの』って台詞を伝えるんですが…やりすぎると「自分の言葉で伝えよう」と思ってしまいます…というか2日連続だと思わざる終えませんでした(笑)
もう残り3回か…アメリカに行く話とかはやらないんでしょうね、ちょっと残念。
最近、次回の朝ドラ『マッサン』の番宣が結構流れますね。
ちらりと観たら、すごい楽しそう(笑)

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

最近のコメント

このページの先頭へ