『花子とアン』あらすじ第152回

店の奥で、かよと花子は孤児の姉妹に食事を食べさせた。
姉妹達は、かよが用意した食事を勢いよく口に入れていく。
「そんなに慌てて食べなくても誰もとらないよ(笑)」
「あなた達、お名前は?」
花子の質問に姉・幸子が答えた。
「幸子です…こっちは妹の育子です」
空腹だった2人を見て、かよと花子はは自分達の昔と重ねた。
「私達も小さい頃、いつもこんな風にお腹をすかせていたね(笑)」
「そうだったわね(笑)」

― 花子は家に帰り、姉妹の話をすると夫・英治と娘・美里が同情した。
「子供だけで生きて行かなきゃならないなんてな…」
「かわいそう…お母様、今その女の子達どうしてるの?」
「かよが面倒をみているわ」
「何かしてあげられる事は無いのかしら?」
姉妹に胸を痛める美里に英治は町中にそういう子は溢れていると呟いた。

その時、花子の妹・ももが慌てた様子で走ってやってくる。
「かよ姉やんの店に一緒に来て!あの孤児達を引き取るって言ってるの!」
「てっ!?」

― 店に来た花子達にかよは、姉妹が空襲で両親を亡くした事情を話した。
「警察に捕まって収容施設に連れて行かれれば狭い部屋に閉じ込められて食べる物もろくにもらえないそうよ。そんな話を聞いたらこのまま放りだせなくて…」
「気持ちは分かるわ…でも、かよも食べるのがやっとなのに2人の子供の面倒を見るのは大変よ?」
「これから先、何が起きようと引き受ける覚悟はできてる。あの子達さえよければ、私、引き取りたい!世の中を渡って行くのはそれぞれ割り当てられた苦労をしなきゃいけないって最近よく思うの」
かよは、花子には子供に夢を与える仕事、ももは家族のために頑張っているを例にあげた。
「私はこれまで自分の為だけに生きてきたけど今度はあの子達の為に何か役に立ちたいの!」
その姿をみて花子は『マリラとみたい』と呟いた。
そしてマリラとは赤毛のアンに出てくる登場人物で、孤児のアンを引き取り育てた人物だとだと説明した。
「それを決心したときマリラはこう言うの…『my time has come at last』“ついに番が来た”という意味よ」
「そう…ついに私の番が来たの」
花子から聞いたマリラの台詞を、かよはなぞるように口にした。

「かよがそこまでかくごしているなら応援するわ」
「そう言う事なら私も協力する」
「お姉やん、もも…ありがとう(笑)」
かよは、笑顔で姉と妹に頭を下げた。

― 花子は帰宅し、かよが姉妹を養女として引き取る事を決意した話を英治と美里にした。
「2人ともとってもいい子なのよ。正式に容姿の手続きをしてちゃんと学校に行かれるようにするみたいよ」
花子の話に英治と美里は安堵する。
「よかった!」
その時、蓮子の夫・龍一が突然家に訪ねてくる。
「…ごめんください」

― 龍一は純平のことで花子に頼みがあると訪問した理由を述べる。
「純平の戦死の知らせが届いてから蓮子はずっとふさぎ込んでいて…歌を詠む気力すらなくなってしまって…戻ってきた遺骨を見てもまだ純平の死を受け止められないんです。もうどうしてやればいいか僕にはわからなくて…蓮子を立ち直らせる事ができるのは花子さんだけです!…ずっとうつろだった蓮子が一度だけ感情を取り戻した事があったんです。ラジオから流れる花子さんの声を聞いた時です。お願いします!蓮子に会ってやって下さい!!」
龍一は、花子に頭を深く下げた。

龍一が帰ったあと、英治は花子に蓮子の力になることをすすめる。
「子供を失った悲しみは時間がいやしてくれるもんじゃない。自分で乗り越えなきゃいつまで経っても前に進まない…。今の蓮子さんの事、一番よく分かってあげられるのは花子さんだよ」

― 花子が蓮子の家を訪ねると富士子がでてくる。
富士子は丁寧に蓮子がいる部屋へ案内した。
「花子おばさまがきてくださいましたよ」
花子は見ると蓮子は息子・純平の位牌の前に呆然と座っていた。
「蓮様…」
花子が小さい声で呼ぶと、蓮子はようやく花子が家に来たことを知る。
「…はなちゃん」
「純平君のお参りさせて頂いても?」
花子の申し出に蓮子は小さくうなづいた。

手を合わせる花子の横で蓮子が骨壷が入った箱を手に取り小さく振った。
「信じられる?これが純平ですって…」
花子は座り直し、蓮子に対して深々と頭を下げた。
「蓮様…ごめんなさい!この間、連様から言われた言葉突き刺さったわ。私は純平君や大勢の子供達を戦地へ駆り立てた。お国の為に命を捧げなさいとラジオで語りかけて…大切に育てられた命なのに…純平君にはこれからもっと輝く未来があったはずなのに。蓮様にあわせる顔がなかったの!ごめんなさい!」
「やめて!はなちゃん!!…あなたにはあんな事いったけれど時代の波に飲み込まれたのは私も同じなの!この子を守ってやれなかった…私、戦地へ行く純平を笑顔で送り出したのよ。『武運長久を祈ってます』と…うっうっ…お国のために命をとられるくらいなら一緒に連れて逃げれば良かった!!!」
泣き崩れる蓮子の背中を花子は優しくさするしかできなかった。

花子とアン第152回の感想

いっそ、タイトルが『花子とアン』ではなく『花子とレン』でも良かったと友人に昔に言われたことを思い出しました。まあ、それくらいアンが脇においやられてしまってますから仕方ありません。
で、今日も龍一君に違和感を感じました。気になるのは私だけなのか、それとも・・・
気になったのは、『蓮子は歌も読まないんです!』って花子と英治に悲痛な叫びを伝えるシーン。
そうは言うけど、蓮子さん、最近歌とか読んでるシーンないからピンとこないです。
花子と英治も「なにー!あの蓮様が!?」ってならずに『は?何を言っているんだ、お前は』みたいな顔になってるし…そういえば蓮子さんは食事は少しは食べれるようになったのかな?
今日、再確認、やはり頭髪全部を白髪にしてしまったのが、どうしても受け入れられない・・・。

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