『花子とアン』あらすじ第143回

昭和19年11月24日、防空壕に逃げていた花子とももは、混雑する中、夫達を探していた。
すると向こうから英治と旭が手を振ってくる。
英治は旭と共に2人に駆寄ると、病気の花子を注意した。
「花子さん、寝てなきゃダメだろ」
「だって、心配だったから…」
「ご覧のとおり、僕らは無事です(笑)」←旭
英治は、かよの店が無事だと伝えると花子は安堵する。

― 夜、花子は浮かない顔をしていた。
「どうしたの?」
気になった英治が尋ねると花子は逆に質問をしてくる。
「英治さん、もし明日死んでしまうとしたら英治さんは何をする?」
「どうしたんだよ。急に」
「今日、防空壕の中で爆弾が落ちる音を聞いていて思ったの…明日も生きているとは限らない。今日が最後の日になるかもしれないって…」
「そうだな、今日が人生最後の日だとしたら僕は花子さんが翻訳した本を読みたいな」
「明日死んでしまうかもしれないのに?」
「うん。他には何にもしないで、一日中読んでいたい(笑)」
「英治さん…」
「君は?」
「私は…」

花子はスコットから託された本(赤毛のアン)の翻訳を開始する。
>平和になる時を待っているのではなく、今これが私のすべきことなのだ。
>その思いに突き動かされ、花子は久しぶりの翻訳に胸を高鳴らせていました。

ある日、花子の両親からが『東京に行く』と手紙を残して美里がいなくなったと連絡がはいる。英治と花子たちが慌てる中、美里が家に帰ってくる。
「お父様!お母様ー!」
「美里!よかった」
英治と花子は無事な様子を見て喜ぶが、ももが美里の頬をビンタする。
「お母様がどれほど心配したと思ってるの!?」
「ごめんなさい…」

― 家に入れ、英治と花子は美里の話を聞くことにする。
「どうして黙って勝手に帰ってきたりしたんだ?」
「…お母様がご病気だって聞いて、ずっと心配だったの」
美里は東京が空襲されたと聞いてしまったことも説明した。
「…私、じっとしていられないほど心配になって…ごめんなさい」
「東京は次またいつ空襲があるか分からないんだぞ?」
「それでもいいわ!私、どうしてもお母様のそばにいたいの!私、お父様やお母様と離れたくない。お願いします!」

美里が頭を下げると花子が真剣な目をむける。
「美里、お母様からも大切なお話があります。さっき、もも叔母様が美里を叩いたのは美里の事、心から心配していたからよ。あのね、美里…もも叔母様は美里の本当のお母様なの」
「…えっ?」
「美里の本当のお母様とお父様は、もも叔母様と旭叔父様なの。…突然こんな話してごめんなさい。本当は、美里がもっと大人になってから話そうと思っていたわ。でもそれではいけないと、思い直したの。戦争は今よりもっとひどくなるかもしれない。空襲でいつ命を落とすかも分からない。だから今のうちに美里にきちんと話をしようと思ったの。美里、よく聞いて。お父様も、お母様も美里を本当の子供だと思っているわ。美里を心から愛してる」
「美里、これからも、僕らは家族だ」
二人は娘に声をかけるが、美里は狼狽した様子で部屋を出て行ってしまう。

― ある日、花子が“赤毛のアン”の翻訳を進めていると玄関から女性の声がする。
「ごめんください」
花子とももが玄関に行くと、かよ、雪乃を含めた数人の婦人会のメンバーがいた。
「村岡花子さんですね?」
雪乃の質問に花子は『はい』と答えた。
「村岡さんは英語の仕事をしていて、敵国にもたくさんお友達がいると伺いまして」
「お姉やん…隠れて変な事してないよね?」
「え…ええ。外国の友人たちはみんな帰国して、もう連絡も取っていませんから」
「それなら皆さんに納得してもらうために見てもらってもいいよね?」
かよが申し訳なさそうに言うと雪乃達が家に上がりこんだ。
「拝見させて頂きます」
「あ…ちょっと…」

― 花子は慌てて自室に戻ると“赤毛のアン”と辞書を揺り籠に隠した。
するとドアが開き、雪乃達が部屋に入ってくる。
「ここがお仕事部屋ですね?…敵性語の本をまだこんなに沢山お持ちだったんですね」
雪乃達が部屋中の本に唖然とする中、かよが本の処分を言い出す。
「お姉やんが英語の本を処分すれば、みんな納得してくれると思う」
「そんな…」
その時、兄・吉太郎が家にやってくる。
「はな!上がるぞ!」

吉太郎は雪乃達に責められる花子に注意を促した。
「だからこんな本は早く捨てろと言っただろう!今すぐ敵性語の本を焼かせましょう。ここにある本は自分が全部焼いて処分します。いいな?はな」

― 吉太郎は庭に火をつけた一斗缶を用意し、本を燃やそうとする。
「兄やん…待って!お願い…兄やん。やめて!」
「離せ!」
吉太郎が本を燃やそうとする様子を見届けると満足そうに雪乃達は帰って行った。
すると吉太郎は本を燃やす素振りを止め、再び花子に小声で注意を促す。
「またああいう連中が来る。密告者も多い。こういうものを持っていたらスパイだと疑われるという事だ。そんなに本が大事か?」
「…今の私には命よりも大切なもの」
「理解できん。俺はもう守ってやれん!」
吉太郎は苛立った様子で帰っていってしまう。
>この原書と辞書だけは手元に残し、花子は祈るような気持ちで、翻訳を続けました。

― 1945年(昭和20年)1月―
>学徒出陣で陸軍に入り、訓練を受けていた純平が1年ぶりに帰ってきました。
「ただいま帰りました!特別休暇がもらえましたので(笑)」

花子とアン第143回の感想

美里は子供なのに一人で甲府から東京へ。花子を心配して、大変な思いをして帰ってきたのに『実は本当の子供じゃない』宣言…
まあ、時代も時代だし、花子の言い分もちょっと納得できます。
でも美里からすれば『なんで養女になってん?』って、なるんじゃないかな?叔母・叔父と思っていた人物が実の親で、従兄弟と思っていた直子が妹…うーん、パニックになるのは当然です。あと、壇蜜さん、もう女性人権とか関係ない単なるイジワルキャラになってるし(汗)

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