『花子とアン』あらすじ第142回

1944年(昭和19年)9月
>2学期が始まり、美里と直子は今日から甲府の国民学校に通い始めました。
学校を終えた直子と美里が泥だらけで帰ってきたので花子は驚いた。
「泥だらけでどうしたの!?」
「今日は生徒全員で出征で男手がなくなった農家の手伝いしたもんで(笑)」
2人と一緒に帰ってきた朝市が説明した。
「そうだったの。2人とも畑仕事なんて初めてだから大変だったでしょ?」
「楽しかったよ(笑)」
そこへ畑から帰ってきた吉平が現れ、美里と直子に笑顔で挨拶した。
「グッド・アフタヌーン~美里、直子(笑)」
「グッド・アフタヌーン。おじぃやん!」
幼い直子が返事をするが、花子は口を尖らせる。
「おとう。今は英語は控えた方がいいと思うの…」
朝市も学校で英語を使わないように指導していると説明するが吉平は反発した。
「なんぼ敵性語だからっていったって別に英語は禁止なんて法律が出来た訳じゃねえだ!それなのに英語を片っ端から妙な日本語にして野球のセーフは“よし”だの、サイダーは“噴出水”だの!」
「婿殿がそんなこん言ってるから村の人らがいい顔しんだよ!ただでさえここの家は親父も娘も西洋かぶれだってロクな噂されちゃいんだに!」
朝市の母・木場リンが言った。
「言いてえ奴は言わしときゃあいいだ。家の中ぐらい好きに英語喋ったって罰当たらん!」
「そんな事言ってちゃ、そのうち石投げられても知らんよ!?」
「投げてえヤツは、石でも何でも投げりゃあいいだ!」
すると美里が東京の家で石を投げられ窓ガラスが割れたことを口にした。
花子は自分が翻訳の仕事なんかしてるから2人に怖い思いをさせたと説明した。

>甲府で美里達と数日過ごした花子は、離れ難くなる前に、東京へ戻る事にしました。
花子は吉平とふじに米と味噌を渡される。
「ももやかよにも食べさしてやってくりょう」
そして吉平は隠してあった葡萄酒を出してくる。
「そうだ!これも持ってけし!ブドウ酒!」
「てっ…おとう、それは…。
「いいだ、いいだ。何かあった時に役に立つかもしれんら。ほら!」
「ありがとう…頂きます…」

「美里、直子ちゃん。おじぃやんやおばぁやん、それから朝市先生の言う事をよく聞いて
いい子にしてるのよ」
花子が二人に告げると子供が直子と遊ぼうと誘いに来る。
「こんちは~!直子ちゃん!川行って遊ばんけ?」
「伯母ちゃま。行ってきていい?」
「ええ。いっぱい遊んでいらっしゃい(笑)」
「美里お姉ちゃんは?」
「私はいい…」
直子が遊びに家を出ると美里は不安そうな顔で花子に質問した。
「お母様…私も一緒に東京に帰ってはダメ?」
「美里…東京のお友達も近いうちにみんな疎開してしまうのよ?東京に帰るよりもここで新しいお友達を作った方が楽しいわよ。直子ちゃんの面倒もこぴっと見てあげてね」
「…はい」

― 花子が持ち帰った白米を旭は嬉しそうに食べた。
「銀飯なんて本当に久しぶりだなぁ(笑)」
「明日からまた代用食ですよ。お姉やんが持ってきてくれた米や味噌は大事に取って置かないと」
「分かってるよ…いつまでこんな生活が続くんですかねぇ…」
その時、英治は花子の顔色が悪いことに気がついた。
「…花子さん、どうしたの?」
「ちょっと疲れてしまって…ちょっと先に休ませてもらうわ…」
しかし、花子はよろけてしまう。
「花子さん!?…花子さん!すごい熱じゃないか!」

― 医者に診てもらった結果、花子はジフテリアに感染しているということだった。
医者は感染の危険があるため、花子の部屋には入らないように注意した。
>ジフテリアというのは心臓麻痺や神経麻痺を起こして死に至る事もある病気です。
甲府の吉平の元に花子が病気になったと手紙が届く。
「はなが病気んなったらしい。ジフテリアっちゅう、人にうつる病気だとう…容態は落ち着いたって書えてあるけんど…」
吉平とふじの会話を聞いてしまった美里は驚いた。
「お母様、ご病気なの!?」
「心配しでいい!お父様が優秀なお医者さんを見っけてくれたらしい。必ずよくなるだ」

数日後、花子のもとに美里から手紙が届いた。
『お母様、ご病気だと聞きましたが、お加減いかがですか?私はお友達もできて毎日楽しく学校でお勉強しています。ご安心下さい』
「美里、元気でやってるのね…。コホコホッ…よかった…」
>美里は花子を心配させたくなくて、そう書いたのですが…。
ある日、朝市が泣いている美里と一緒に帰ってくる。
「美里ちゃん、ずっと学校になじめんみてえで…今日も“東京もん”って事でからかわれたらしくて校庭の隅で泣いてたです。今まで気付いてやれなんで、すいません」
朝市が申し訳なさそうにふじに頭を下げた。
「朝市のせいじゃねえさ。美里ちゃんは優しいからきっと東京のおかあの病気のこんが心配で、心細かっただよ」

― 東京では英治が花子を看病していた。
「花子さん、具合はどう?おかゆ作ったんだけど」
「ありがとう。英治さん」
「何か、欲しいものはない?」
「あっ、じゃあ、あの本を…」
「ANNE of GREENGABLES?分かった。後で持ってくるけど、まだ無理しちゃダメだよ」
花子は食事と一緒にある封筒に気がついた。
「後で気分がよくなった時にでも、読んで」
英治が障子の向こうから説明する。
花子は封筒をあけると、英治からの手紙が入っていた。
『愛しい花子さん。一つ屋根の下にいながら君に会えないとは僕らを遮る障子が憎い』

1944年(昭和19年)11月―
>2ヵ月、隔離されて病気と闘った花子は、随分回復しました。
ももが昼食をつくっていると街に空襲警報が鳴り響く。
「空襲…?」
「お姉やん、逃げよう!」
「待って!辞書を持っていかないと!」
「私が取ってくるから、お姉やんは先に防空壕の入ってて!」
花子とももは、近所にあった防空壕に入った。
爆撃音が聞こえ、恐怖に二人は身を寄せ合う。

空襲が終わり、防空壕を出ると隣町が物凄い煙に包まれているのが見えた。
>ついに東京も戦場となってしまいました。
>この日、東京中の人々が、戦争の恐怖を身を持って知ったのでした。

花子とアン第142回の感想

うーん…あんまり恐怖が伝わってこないけど…本番はこれから?
今、考えたら“ごちそうさん”の燃える街をリアカー引いて逃げるシーンとか地下鉄へ助けを求めるシーンとかよかったなとか思いつつ見てましたけど…とりあえず、なんで防空壕に逃げ込んだら誰もいないの?あと“赤毛のアン”の原作本をスコット先生から貰って5年経過しているんですが…この時点で翻訳はしてないけど愛読していたということでしょうかね。

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

最近のコメント

このページの先頭へ