『花子とアン』あらすじ第139回

>昭和16年、開戦直後は、日本中が勝利を確信し、大きな興奮に包まれておりました。
「もうラジオでお母様の声を聴くことはできないの?
「ええ。
「そう…。お友達もみんな寂しがるわ」
「ごめんなさい…」
「どうしてラジオのお仕事辞めてしまったの?」
「それはね…戦争のニュースを子供達に伝えたくなかったから。国と国は戦争になってしまったけれど、敵方の国には、お母様の大切な先生や、お友達がたくさんいるの」

1942年(昭和17年)冬
>年が明けてからも日本軍の連戦連勝が伝えられ人々の戦意は高揚していました。
ある日、2つの婦人会の女性同士が場所取りでもめていた。
片方の婦人会には、かよと蓮子の家に逃げてきた雪乃がいた。
「あなた達、どきなさい。ここは私達がご出征される方をお見送りする場所です」
「どくもんですか。私たちはお見送りする為に2時間も前からここで待ってたんです。ほら。このとおり千人針も用意してきたんです」
>この頃、各地の婦人会は統一されていましたが、山の手の奥様達と、水商売の女の人達は仲がいいとは言えませんでした。

―かよが婦人会に出ている間、妹・ももが店を任されていた。
花子が店に到着すると、ももが忙しそうに働いていた。
「もも、忙しそうね。醍醐さんと待ち合わせしたんだけど…」
「お姉やん。いいとこに来てくれた!」
花子はそのまま手伝いをすることになる。
そこへ、醍醐亜矢子が店に現れた。

手伝いを終えた花子に亜矢子は花子を呼び出した理由を話し始めた。
「はなさん、私、シンガポールへ行く事にしたわ」
「えっ?」
「長谷部先生にペン部隊の事をお願いしていたけれど、なかなかお返事を頂けなくて…。もう待ちきれなくて、貿易会社をしている父のツテで出発する事にしたの」
「大丈夫なの?一人で南方に行くなんて…」
「実は夕べ、吉太郎さんにもご報告をしたの…」
亜矢子は吉太郎との会話を花子に説明した。

「シンガポール?…フィリピンよりは情勢が安定していますが危険です!考え直して下さい!」
「父の会社も仕事を再開していますから大丈夫です」
「しかし、そこに行くまでの航路が安全とは言えません!」
「吉太郎さんは軍人として懸命にお働きです。この戦時下、私も無為に過ごしてはいられません。それに戦地の様子を見たら銃後の人々に何か役立つ記事が書けるかもしれません」
「…あなたの決心は固いんですね?」
「はい」
「では、くれぐれもお気をつけて。無事に帰ってきて下さい」
「ありがとうございます」

「私の意志が固いと知って吉太郎さんも分かって下さったわ」
「そう…。いつお発ちになるの?」
「今夜の汽車で神戸に向って、それから船で」

>そして、ここにも一人、旅立とうとしている者がおりました。
母・浪子の遺影に手を合わると、龍一は寝ている純平の顔を見た。
「純平…お母様と富士子を頼む」
龍一が居間に行くと蓮子が靴下を縫っていた。
「…君が靴下を繕ってくれるとはね」
「亡くなったお義母様に針仕事もちゃんと教えて頂きました。これも持っていって下さい」
「ありがとう。じゃあ、そろそろ行くよ」
「遠くに行かれるんですね?…お帰りは…」
「今度は長くなるかもしれない…半年か…1年。とにかくこの戦争を一日も早く終わらせなければ」
「待って。あなた。…転ばないように気をつけて(笑)」
「ああ(笑)」
龍一は、そう返答し間夜中、一人宮本家をあとにした。

― ある日、英治が印刷機を見ていると旭が声をかけてくる。
「お義兄さん…」
「旭君、すまないね…相変わらず仕事が入らなくて」
「いえ、仕方ないですよ。お義兄さん、実は…働きに出ようかと思っています。軍需工場で働いている知り合いが、紹介してくれるって言うから。これ以上、お義兄さんに頼るのも、心苦しいですし…」
「本当に…申し訳ない」
「さっさと日本が勝ってくれればいいですね。そうすれば、また元どおり本が作れるのに」

― 英治は旭の話を花子に説明した。
「これだけ仕事の注文がないと僕も考えないとな…」
「大丈夫よ。私も頑張って働くから」
「でも翻訳の仕事も、もうないだろ?」
「まあ、そうだけど…でも大丈夫!何とかなるわ(笑)」
「君はいつも明るくていいな(笑)」
「気持ちぐらい明るくしなくちゃ」

花子は、美里と遊んでいる直子(ももと旭の子)に声をかけた。
「直子ちゃん。お母様、かよ伯母ちゃまのお店のお手伝いが終わったら迎えに来るからね」
「はーい」
するとラジオから有馬の声が聞こえる。
「JOAK東京放送局であります。少国民の皆さん、こんばんは。帝国陸海軍は東亜の各地で連戦連勝を続けています。戦地の兵隊さん達は皆さんが安心して、毎日勉強したり…」
「今日も戦争のニュースばっかりね…」
美里はつまらなそうに呟くと英治にレコードの音楽が聴きたいと伝えた。
「よし!じゃあ、かけようか」
英治がレコードに針をおとすと、玄関に小石が投げ込まれる。
「非国民!非国民!」
英治は急いで家を飛び出すが、子供達は逃げていってしまう。
美里は恐ろしくなり花子に抱きついた。
「お母様…怖い」
>村岡家に石を投げたのは、まだ幼さの残る少年たちでした。

花子とアン第139回の感想

あら、壇蜜さんが久しぶりに出てるじゃありませんか!
もう出番は無いと思っていただけに、なんかちょっと嬉しいです(笑)
亜矢子と兄やんの関係が続いていたんですね。まだ結婚あるかも?
さて、今日の回は花子の家に石を投げ込まれた理由もわからず、龍一の具体的な活動もよくわかりませんでした。義母いつのまにか亡くなってるし…

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