『花子とアン』あらすじ第137回

ルーシー・モンゴメリというカナダの作家の作品です。日本にいる間、この本が心の友でした
そんな大切な本いただけません!
あなたに持っていてほしい。私たちの友情の記念に
そこへ花子の娘・美里がやってくる。
「お母ちゃま、何のお話してるの?」
「スコット先生がね、この大切なご本を下さるとおっしゃってるの」
「何ていうご本?」
「“ANNE of GREEN GABLES”…そのまま訳すと“緑の切妻屋根のアン”ね」
「どんなお話なの?」
「お母ちゃまもまだ読んだ事がないからわからないわ」
スコットは美里を見て笑みを浮かべた。
あなたの小さい頃を思い出しますね(笑)」
花子が美里くらいの年の頃、英語が嫌いだったと告白すると、ももが驚いた。
「てっ!お姉やんが英語大っ嫌いだったなんて信じられない!」
「修和に入ったばかりの頃、皆が何を喋ってるか、ちっともわからなかったんだもの。でも…スコット先生のお歌を聴いたら、初めて英語が心に優しく響いてきたの」

花子はスコットの“The Water Is Wide”という歌が大好きだったと伝えた。
本当?」
スコットが嬉しそうに花子に尋ねた。
すると美里とももが花子にその歌を歌ってほしいを言い出す。
スコット先生、一緒に歌って下さい(笑)」
もちろん(笑)」

この海は広すぎて~私には渡れません~大空を舞う羽もありません♪」
花子とスコットが歌っていると、英治と旭が帰ってくる。
「素敵な歌だね(笑)」
二人が歌い終えると英治が声をかけてきたので花子は驚く。
「英治さん…。旭さんまでいつのまに?」
「どういう歌なんです?
「この歌は別れた恋人への気持ちを歌った歌なの」
「悲しい歌なのね…」
「ええ」
あの頃はカナダにいた恋人を思って歌っていました
スコットはその恋人も第一次世界大戦でなくなってしまったのだと説明した。

― スコットは帰り際に花子に礼を言った。
ありがとう、はな。最後にとても素敵な思い出ができました(笑)」
こちらこそ(笑)」
はな、いつかきっと平和が訪れます。その時あなたの手でこの本を日本の少女たちに
約束します。平和が訪れたらこの本を翻訳して沢山の人に読んでもらいます
ありがとう。さようなら、はな
また会いましょう
「ゴキゲンヨウ(笑)」
「ごきげんよう(笑)」
>日本が戦争へと向かう中、日本とカナダを繋ぐ大切な一冊が花子の手に託されたのでした

>それは、カナダのプリンス・エドワード島という小さな島を舞台にした物語でした。
>そばかすだらけの痩せっぽっちな、ニンジンのように赤い髪の少女、アン・シャーリーが
>人々と心を通い合わせていく様子が、生き生きと描かれています。
>花子はみるみる夢中になりました。
「“おお、ダイアナ”やっとの思いでアンは言った。“ねえ、私の事を少しばかり好きになれると思って?私の…”…bosom friend、 親しい友…“私の親友になってくれて?”」
その時、花子の脳裏にに蓮子とのこれまでの記憶が蘇った。
「蓮様…」
>スコット先生から託されたこの本を日本の少女達に送り出す事ができる日を心から願う花子でした。
>けれども2年過ぎても中国との戦争は終わる気配はありませんでした。

1941年(昭和16年)、ある冬の早朝、花子の家の電話が鳴った。
「…こんな朝早くに、誰だろう?」
英治が眠たそうに身体を起こした。
花子は自分が応対すると伝え、受話器をとった。
電話の相手はラジオ局の黒沢だった。

「JOAKの黒沢です。朝早くに申し訳ございません。今週は村岡先生に担当して頂く予定だったのですが…今日は村岡先生にはお休みして頂く事になりましたので、お電話しました」
「…どうしてですか?」
「大変重要なニュースがありまして…」
その時、漆原に呼ばれたので、黒沢は電話を切った。
「急な事で申し訳ございませんが今日はお休み頂き、明日改めてお越し下さい。では」

― 英治は黒沢が言っていた“重要なニュース”についての記事を探すが該当するものは新聞に掲載されていなかった。
「新聞にも、それほど重大なニュースは出てないな…」
「そう…」
その時、ラジオからチャイム音が聞こえた。
「何のチャイムかしら…?」
チャイム音に続いて、アナウンサーの有馬の声が聞こえ始めた。
「臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。
大本営、陸海軍部、12月8日午前6時発表。帝国陸海軍は本8日未明、西太平洋において、アメリカ、イギリス軍と、戦闘状態に入れり。帝国陸海軍は、本8日未明、西太平洋において、アメリカ、イギリス軍と、戦闘状態に入れり」
>とうとう、太平洋戦争が始まりました。

花子とアン第137回の感想

スコット先生、とんでもなく重要なキャラクターじゃないですか。
花子の英語を好きになるキッカケを与え、赤毛のアンの原作本をプレゼントして…、そんな重要人物だったら、もっと登場回数とか増やしても良かったんじゃないかな~とか思ったりします。なんで、こんなに露出少ないんだろ。

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