『花子とアン』あらすじ第128回

ももに断られるた旭は、ももに惹かれた理由を話し始めた。
「僕は…ずっと周りの人達をビックリさせるような絵を描いて有名になりたいと思っていました。でも、ももさんを描いているうちに分かったんです。
周囲に才能を評価されるよりも、もっと大切な事があると。
それは描く対象をちゃんと愛する事です。芸術家気取りはもう辞めます。
これからは地道な仕事について一生懸命働きます。生活の苦労も絶対にかけません。
それでも…ダメですか?」
旭はももをみるとももはかぶりをふった。
「違うんです!こんな素敵な絵描いてくれて本当に嬉しいです。でも…これは本当の私じゃありません。私はほんの少し前まで北海道で酷い暮らしをしてました。2年前に夫を亡くして…いろいろあって東京に来ました」
「知ってます。実は…聞いてしまったんです。初めてお会いした時に、かよさんのお店で…。僕なんか想像もできないような苦労をなさったんですね…でも僕はそれを聞いて…どうしようもなくあなたに惹かれました。そんなに過酷な生活の中でも生きようとする強さを持ち続けた。僕はあなたのそんな強さに惹かれたんです。その気持ちを僕は、この絵に込めました。
ももさん。これからは僕に…ももさんを守らせて下さい!」
ももは旭の言葉を聞いて、ニコリと笑った。

>それから1年後の1933年(昭和8年)夏。旭とももは結婚し村岡家の近所に家を借りました
>あの時、旭が描いたももの絵は、展覧会で3等賞になりました。
>旭は英治に印刷の技術を教わりながら、青凛社で働いております。
そんなある日、花子の家に朝市が訪ねてくる。
「はな、しばらく。今日は相談があって来ただ(笑)」

― 朝市は家にあがると、おなかが大きくなったももの結婚を祝福した。
「ももちゃん。ご結婚おめでとうごいす。もうすぐ赤ちゃんも生まれるだって。本当におめでとう」
「ありがとう(笑)」
そして、朝市は原稿を鞄から取り出し、生徒達が書いた綴り方を花子と英治に見せた。
「文章を書く事で子供達の考える力伸ばしてやりてえと思って、ずっと綴り方の授業に力を入れてきただ」
綴り方は物事を客観的に捉える力が培われるし批評の目も養われると英治が感心する。
「長え事指導してきて随分生徒たちの作品がたまったもんで思い切って本にしてみようかと思うだ」
朝市のアイディアを花子は賞賛した。
「いいじゃんね!自分の書いた綴り方が本になったら子供たち喜ぶわ!」
「青凛社で、これを本にしてもらえんかと思って、今日は頼みに来たです」
英治は朝市の申し出を快諾する。
「もちろん(笑)」

英治は、見本組みに取りかかると伝え印刷所へ行ってしまう。
すると朝市が花子に演芸会についての話を伝える。
「ほうだ。こないだ武に誘われて甲府で演芸会に行ったら、はなのモノマネしてる芸人さんがいたさ(笑)」
「てっ!?…私のモノマネ?」
「ごきげんようのおばさんって、はな、すっかり有名人じゃんね(笑)はなの“ごきげんよう”が皆に広まって、オラもうれしいだよ。はなが東京の女学校から甲府に帰ってきて。初めて「ごきげんよう」って言葉を聞いたときゃあ、えれえびっくりしたけんどな…。
今思うと、はながすっかり東京のお嬢様みてえになっちまって寂しかっただな。
ふんだけんど、はなが女学校でうんとこさ頑張ってるの分かってオラももう一度勉強してみようって気持ちになれただ。はなには感謝してる。オラが教師んなれたのは、はなのおかげじゃん」
「朝市…急にどうしたで?」
「ずーっとお礼が言いたかっただ」
朝市は照れくさそうに花子に伝えた。

「今日は、もう一つ報告があって来ただ。はな、ももちゃんも聞いてくりょう。オラ…今度結婚するだ」
朝市の告白に花子とももは『てっ!』と驚く。
「…結婚?おめでとう!相手はどんな人?甲府の人?」
「教員仲間の妹じゃん。気さくでよく笑う人だ。本読むのが好きで…たまに怒るとおっかねえけんどな(笑)」
「お姉やんみたい(笑)」
「顔は似てねえけんどな(笑)」

「リンさん、喜んでたら?」
「うん。結婚するって言ったら、うちのおかあ急に泣きだしてビックリしたさ。この歳まで独りだからもう諦めてただと。おかあにも随分心配かけちまった」
「よかったね、朝市…。おめでとう…」
花子は目から涙をポロポロとながしながら、朝市を祝福した。

「…何で、はなが泣くでえ?」
「だって…私、本当に嬉しくて…。こんな小さい時から知ってる朝市が、お嫁さんもらうと思ったら…」
「オラ…はなと、ももちゃんには、こぴっと報告したかっただ」
「本当ににおめでとう、朝市」

>そして、9月の半ばの事です
ももが旭との間にできた赤ん坊を出産する。
>ももと旭の赤ちゃんは、歩と同じ、9月13日に誕生したのでした。

花子とアン第128回の感想

気がつけば、あと一月でドラマは最終回。そりゃあ展開も加速するか…
昨日プロポーズしたと思ったら結婚式なんかもすっとばして今日、出産。
批判はするつもりありませんが、できたら、ふじ&吉平、兄やん、かよ達から祝福されるシーンとか観たかった。
そんな中、朝市が甲府から来て結婚宣言。英治も印刷代とかの交渉せずに即OK。最近は細かいやりとり等がすっとばされている印象を受けます。とはいえ、朝市の結婚は意外でした。年齢も40歳くらいだし、もう本編とかかわらなそうだったから、このまま武と同じ扱いになるのかもな~って思っていただけに脚本家の朝市に対する愛を感じましたよ。
ただ朝市の前に、かよ&吉太郎じゃないかな?とも思うのですが…

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