『花子とアン』あらすじ第124回

>花子は翻訳家として活躍する一方、ラジオのおばさんとしての第一歩を踏み出しました。
>それから1週間後のことでした。
ある日、花子の家に蓮子が花子の妹・ももを連れて訪ねてくる。
「てっ!…もも!??」
「ご無沙汰してます…お姉やん…」
花子には、ももが憔悴した様子にみえた。
>北海道に嫁いで、幸せに暮らしていたはずのももに、何があったのでしょうか?

「最初、家ににいらした時は、あのももちゃんだなんてちっとも気づかなくて驚いたわ。私は、ももちゃんが小さい頃、甲府のお家でお会いしたきりだから」
英治も結婚式以来だと言うとももは丁寧に英治に礼を言いだす。
「…結婚式の時は、高い旅費を出して頂いて、ありがとうございました」
「そんなそんな!こちらこそ遠い所を駆けつけて下さってありがとうございました」

花子は、台所からクッキーが乗った皿をももの前に置いた。
「それにしても突然、蓮様と一緒に来るんだもん。びっくりしたわ。さあ。いっぱい焼いたから遠慮しないで、好きなだけ食べて」
「頂きます」
ももは皿の上のクッキーを勢いよく口に入れた。

蓮子は、昨年夫を亡くし、生活に耐え切れずに北海道から逃げてきたと花子に説明すると、花子は始めて聞く妹の身の上話にショックを受ける。
「…お姉やん、そんな事、ちっとも知らなくて…」
「北海道で、偶然はなちゃんのラジオ放送を聞いたんですって。お姉さんの声を聞いたら居ても立ってもいられなくなって、嫁ぎ先のお家を飛び出してきたそうよ」
「どうして蓮様のとこに?」
「私が書いた記事が雑誌に出て以来苦しい境遇に身を置く女性が何人も訪ねていらっしゃる
の。北海道からの船の中で、ももちゃんも噂を聞いたらしくて。ね?ももちゃん」
「…記事を書いた作家の先生のお宅に行けば、ご飯も食べさせてもらって泊めてもらえるって聞いて。まさか…お姉やんの友達の蓮子さんとは思わなかった…」
英治は、ももに家に泊まって欲しいと笑顔で伝えた。
「仕事関係の方たちや近所の子供たちも大勢集まってきたり賑やかな家ですけど。いつまでも、いたいだけ、いて下さい(笑)」
最初、英治の言葉に戸惑ったが、ももは両手をついて深く頭を下げた。
「…ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。お願いします」

― 蓮子を送る途中、花子はももについて深いため息をついた。
「はぁ…。もも、昔はいっつもニコニコ笑ってたのに…」
「ももちゃん、あまり話したがらないけれど、北海道での暮らしは相当過酷だったようよ。子供がいなかった事もあって、ご主人が亡くなってからは親族の方達から、あまりいい扱いを受けていなかったようで…」
「ももが逃げ出す程辛い思いしてたのに私ちっとも気づいてやれなくて…。手紙の返事もないのも、きっと忙しいからだろうって思って。もっと早く気づいてやればよかった。私…もものために何をしてやれるのかしら」

家に一人になったももは、家の中を見回し、小さい声でつぶやいた。
「オラの暮らしとは、全然違う…」

― ラジオ出演のため、ラジオ局を訪れた花子が原稿を直していると漆原達がやってくる。
「どうも。“コドモの新聞”大変結構だと局長も褒めてましたよ(笑)」
漆原が笑顔で花子を褒めると黒沢が手紙を机の上に置いた。
「語り口が親しみやすくてよいと感想の手紙が来ています。概ね好評ですよ(笑)」
「そうですか。嬉しいです。でもまだちっとも慣れなくて緊張で毎日震えています(汗)」
花子が謙遜すると看板アナウンサー有馬が花子に厳しい目を向ける。
「では、ご自分で原稿に手を加える時間があったら与えられた原稿を正確に読む練習をなさって下さい」
「あ…申し訳ありません」
花子が謝ると漆原が間にはいった。
「まあ、いいじゃないか(笑)」
>漆原部長は本当はどう思っているのか、いまひとつ腹の中がわからない人です。
漆原と黒沢が部屋を出ると有馬が花子に自分の考えを述べてくる。
「子供向けとはいえ、“コドモの新聞”はニュース番組です。砕けた語り口というのは、私はいかがなものかと思います」
>こちらはあからさまに、花子の事を快く思ってませんね。
部屋に一人になった花子は歩の写真に語りかけた。
「お母ちゃま、今日もこぴっとニュース読むわね!」

― その頃、ももは家の中を色々と見て回っていた。
台所にある冷蔵庫を見て、ももは衝撃をうけた。
「すごい…」
すると印刷の仕事をしていた英治が家に戻ってくる。
「ももさん。どうしたんですか?」
「すいません。お夕飯の支度でもと思ったんですが。台所の使い方がわからなくて…」
「それは、助かります。ここをひねると…」
英治がコンロに火をつけると、ももは目を丸くする。
「わ!…こんなに簡単に火が…?」
「ガスで火がつく仕組みなんです。花子さんの家事の負担をなるべく減らして翻訳や執筆の仕事に専念してもらいたいので思い切ってガスを引いたんです」
「…お姉やんは幸せ者だな」

― 花子のラジオ番組が始まり、英治はラジオをつける。
ラジオからはニュースを読む花子の声がきこえてくる。
『全国の、お小さい方々、ごきげんよう。これから皆様方の新聞のお時間です。チャップリンが、急に帰ってしまいました。皆さん、活動写真の滑稽者で、世界一になったチャーリー・チャップリンが、先月の14日、ひょっこり神戸へ着いて・・・』

>翌日、ももの事を知らされた吉平たちが甲府からやって来ました。
「はな!電報もらって、びっくりしたじゃん!!」
「ももが北海道から、戻ってきたって本当け?」
血相を変えた二人が家の中にあがるとももが掃除をしていた。

ももは、ふじの姿をみて抱きついた。
「おかあ…。おかあ…。会いたかったよ…」
>想像もつかないような苦労をももは乗り越えてきたのかもしれません。

花子とアン第124回の感想

脚本家の方のサービス(?)だと思うのですが、そんなにエピソードを日替わりてんこ盛りにしなくても十分楽しめる…というか、もう少し落ち着いて見てたいな~と今日、思いました。
翻訳家として活躍する花子がラジオ番組の読み手になるのだから、これって凄い見所だと思うんですよ。「緊張するけど、やる!」って展開は見ごたえあったし、おじいやんに次いでフォースとなった歩には胸アツだったし…。
そういや、ももの事を聞きつけた吉平達は翌日駆けつけるのはいいのですが、兄やんはどうなったんでしょうかね。亜矢子と別れて、さっぱりですけど…

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