『花子とアン』あらすじ第122回

黒沢は今度スタートする“コドモの新聞”という番組に出て欲しいと説明した。
「子供たちにニュースを分かりやすく伝える番組なんですが。語り手がアナウンサーだけでは堅苦しい。そこで誰かいないかと探していたんですよ」
「あ…いいえ…でもっ…!」
黒沢の依頼に動揺する花子に蓮子が笑顔で話しかける。
「はなちゃん。この界隈では“お話のおばさん”と呼ばれているのよね?」
「先ほど、子供たちに本を読んでやってる場面を拝見して確信しました。村岡先生が引き受けて下されば、きっと全国の子供たちが、あんな風にラジオの前に釘づけになると!」
「ち、ちょっと待って下さい!」
花子は戸惑う反面、庭で話を聞いていた子供達はラジオの話を騒ぎ出す。
「おばさん凄ーい!ラジオに出るの!?凄ーい!」

花子は蓮子と黒澤にラジオ出演の話を断ろうとした。
「無理です!蓮様もよくご存知でしょう。私、ひどくあがり症で、緊張するとヘマをするって」
そういわれて、蓮子は学生時代、演劇でした花子の失敗を思い出した。
「ああ!フフ、あの時は、楽しかったわね(笑)」
「蓮様、笑い事じゃありません。今思い出すだけで足が震えて変な汗かくんですもの」
「20年も昔のことじゃない。今のはなちゃんなら大丈夫よ(笑)」

― 夜、仕事をしている花子に英治がラジオの仕事の話について言及する。
「やってみればいいのに…ラジオの仕事。前から思ってたんだけど、花子さんの話す声は人をホッとさせる。特に子供達に話してる時の声は愛に溢れてて温かくて…」
「そんな事初めて聞いたわ…」
「もしナマケモノのお母さんが喋ったら、きっとそういう声に違いないな(笑)」
「は?」
「あ!…褒めたつもりなんだけど…」
「褒められてません。…やっぱり明日断ってくるわ」
「花子さん。緊張して失敗するのが嫌なのか?」
「それもあるけど…今は翻訳の仕事で手いっぱい。ラジオに出る時間があるなら面白い物語を1つでも多く日本の子供たちに伝えたいの」

― 花子は英治と共にラジオ局を訪れる。
黒沢達を待つ間、花子は小さい声で英治に言った。
「来てくれなくてもよかったのに…」
「ラジオ局ってどんな所か、一度見たかったんだよ」
すると黒澤と上司・漆原が部屋に現れる。

「ようこそ。JOAK東京放送局へ。制作部長の漆原です」
「ごきげんよう。はじめまして。村岡花子でございます」
「はじめまして。夫の、村岡英治です」
互いに挨拶が終わると漆原は笑顔で話を始めた。
「番組の内容は、黒沢から説明があった通りです。出演して頂けますよね?」
「いえ。今日はお断りするために伺ったんです」
予期せぬ返答に漆原と黒沢の笑顔が消える。
「どうしてですか?」
「ラジオの向こうの大勢の人達にお話しすると考えただけでも震えて、身がすくんでしまう
んです」
「まあそう仰らずに。うちの局長も乗り気ですので引き受けて下さいよ。山岡先生」
漆原が名前を間違えたので黒沢は慌てて小声で訂正した。
「村岡花子先生です」
「…失礼。これから放送がありますので、我々はスタジオに行きます。どうぞ、一緒に、見学にいらしてください」

― 放送の指揮室に入るとガラス越しにマイクに向かう男性が見えた。
「うちの看板アナウンサーの有馬次郎です」
漆原が説明すると有馬はマイクに向かって、ゆっくりと喋り出した。
「JOAK東京放送局であります」
その時、花子は病気で亡くした息子・歩がラジオで遊んでいた光景が脳裏に浮かぶ。

収録が終わり、有馬がでてくると漆原は花子に感想を聞いた。
「いかがでしたか?」
「本番で、よくあれだけ落ち着いていらっしゃれるものですね。私は、ここで聞いているだけで足が、震えました・・・でも、やってみます!」
「はっ?」
「私でよければ、やらせて下さい!」
「では…引き受けて下さるんですね?ありがとうございます!」

― ラジオ局の廊下を花子と英治は並んで歩いていた。
「英治さんの言いたい事は分かるわ。『断りに来たんだろう。君は酷いあがり症なのに大丈夫なのか?』って言いたいんでしょう?はあ…全くその通りよね」
「いや、僕は君の勇気をたたえるよ。よく引き受けたね。歩もきっと天国で喜んでるよ。あの子はラジオが大好きだったからな(笑)」
すると黒沢が現れ、花子に原稿を渡してくる。
「村岡先生。早速ですが、マイクの前で声を出してみて下さい。これ、最初の放送で読んで頂く予定の原稿です」
花子はラジオ局に残り、マイクの練習を、英治は仕事のためラジオ局をあとにした。

― マイクの前にすわった花子は緊張が激しく、原稿をまともに読むことはできなかった。
「た…て…大切な…て…帝国議会の…おし…お話…」
そんな花子を有馬が訓練することになる。
「発音、滑舌、何もかもがなってません!まずは早口言葉。はい、3!」
「はい。久留米のくぐり戸はくぐ久留米のくぐり戸は栗の木のくぐり戸…」
「遅い!それでは時間内に原稿を読み終わりません。武具馬具ぶぐばぐ三ぶぐばぐ!」

>花子がボロボロになりながら特訓を受けている頃…

蓮子は花子の事を思い、口元を緩ませていた。
「はなちゃんならきっと大丈夫(笑)」

すると家に若い女性がやってくる。
「あの…こちら、宮本先生のお宅ですよね?先生いらっしゃいますか!?」
「…どういうご用?」
浪子が若い女性に応対するが、その若い女性・雪乃の様子はおかしかった。
「先生に会いたいんです。会わせて下さい!!」

浪子は様子がおかしい雪乃への対応に困惑し、蓮子を呼んだ。
呼ばれた蓮子も雪乃の様子に不自然さを感じた。
「…ごきげんよう。どちら様ですか?」
「雪乃と申します」

「まさか…龍一の女じゃ…。
浪子は小さい声で蓮子に耳打ちをした。
「まさか」

花子とアン第122回の感想

黒沢さんの声、えらいカッコイイからラジオ向きだと思いきや、喋らないんですか(笑)
あと、なんだか編集長の梶原さんと雰囲気が似てる。
正直なところ、花子のストーリーがちょっと面白くなってきたので、今は蓮子のエピソードを同時にすすめて欲しくないです。壇蜜さんも好きだけど、ちょっと後にして欲しい(笑)

スポンサーリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

最近のコメント

このページの先頭へ