『花子とアン』あらすじ第119回

>翻訳の仕事を完成させた花子がいなくなってしまいました
英治は花子を捜しに、まずはかよの店を訪れ、次に蓮子の家を訪ねた。
しかし、蓮子の家にも花子はいなかった。
「すいませんが連絡あったら教えて下さい」
英治がドアを閉め、家をあとにすると心配そうに龍一の母・浪子が呟く。
「早まった事考えなきゃいいけどね…」
「え?」
蓮子は、慌てて英治を追いかけ、呼び止めた。
「英治さん!私も一緒に捜します!」

― 蓮子と英治は一度家に戻った。
「父さん!花子、まだ戻ってませんか!?」
「ああ…」
「僕が目を離したりしなければ…」
英治が自分を責めていると花子が近所の子供を引き連れて帰ってくる。
子供達は花子に話をして欲しいとせがんでいた。
「はなちゃん!」
「花子さん!心配したよ!」
蓮子と英治が血相を変えて花子に声をかけると花子はばつの悪そうな顔をする。
「…早くに目が覚めてしまって散歩に行っただけよ、そしたらこの子達に…」

― 花子は子供達に歩にした話をしてやった。
『下界の人達よ、私は自分の体がどうなっても構わない…あなた達を助けよう。私は自分のいの…命をあなた達にあげよう…』
花子は話の途中で言葉が出なくなってしまう。
「おばちゃん、どうしたの?」
「ごめんなさい…続きはまた今度ね」
花子が言うと子供達は帰っていった。

そんな中、平祐は英治を印刷所に連れ出した。
「花子さんまで失っていいのか?散歩に行っただけと言っていたが本当だと思うか?
郁弥が亡くなった時、私は郁弥の側に行きたいと思った。花子さんの気持ちはよくわかる」
「…僕にも分かります」
「だったら花子さんとちゃんと話をしろ。お前だって辛いのは分かってる。しかし花子さんの悲しみを受け止められてやれるのはお前しかいないんだぞ。歩が死んだのは誰のせいでもないんだ。」

― 英治は縁側に座っていた花子の横に並んで腰を下ろした。
「僕を置いて1人で歩のところへ行こうとしたんじゃない?」
「…海に連れていけばよかった…歩、あんなに海に行きたがってたのに…晴れたら行こうねって約束したのに、私が破ってしまって…仕事なんかしないで…海にいけばよかった…」
すると後ろで会話をきいていた蓮子が声をかけ立ち上がった。
「行きましょうよ…これから海に行きましょう。ねえ、行きましょう」

― 英治、花子、蓮子は3人で海岸にやってきた。
花子は涙ぐみながら海を眺めた。
「もうここに来る事もないと思ってたわ。思い出なんて辛いだけだもの。もっと沢山してやれた…仕事なんてしないで、もっと側にいてやればよかった。もっと私がちゃんと見ていれば歩ちゃん…あんなに早く天国に行く事もなかったのに…!」
「花子さん!そんな事ないって!」
英治が否定するが花子はその場に泣き崩れてしまう。
「私みたいな母親のところに生まれてこなければ歩はもっと幸せになれた!
私の子になんか生まれてこなければよかったのに!!」
「花子さん!それは違うよ!歩は言ってたんだ!『神様に頼んだ』って」
英治は歩と吉太郎の会話を花子に話した。

「歩がそんな事を…?」
「その時は信じられなかったよ。歩は君に似て想像の翼をひろげる子だから。
でも、今は信じる。歩は本当に君を選んでこの地上にやって来てくれた気がするんだ。
君は歩が選んだ最高のお母さんじゃないか!」
「うっうっ…(泣)」
嗚咽する花子を英治は力強く抱きしめた。

その時、後方で座っていた蓮子は立ち上がり、空を指差した。
「はなちゃん!」
蓮子が指差した方角を花子と英治が見ると空に虹がかかっていた。
「てっ…!」
花子は歩の言葉を思い出した。
『お別れにお空の虹になったんだ』

花子は虹をみあげながら英治に質問した。
「英治さん…私、もっと忙しくなってもいい?」
「え?」
「これから素敵な物語をもっともっとたくさん子供達に届けたいの。
歩にしてやれなかった事を日本中の子供達にしてあげたいの」
「もちろん、大賛成だよ(笑)」
「歩…ありがとう」
花子は虹を見上げながら呟いた。

>花子は書き始めました。歩にしてやったお話を思い出しながら
家に帰った花子は歩の写真を見ていたが机の上に戻し、執筆にとりかかった。
『夕立のあった場所に一帯に美しい美しい虹が雲の為の凱旋門のようなアーチを作り、天にあるだけの輝いた光線が虹のアーチに色をつけました。
自分の命を消してまでも、人間のために尽くした大きな雲の愛の心が
別れの言葉として残した挨拶は、その虹だったのです』

花子とアン第119回の感想

本当に美輪さん以外の人は“想像の翼”のキーワード禁止にして欲しい…
なんか言い回しがカッコつけてるというか、お芝居的というか…日常で使わない感じがどうも私は苦手です。もし仕事の打合せ等で『そのアイディア、本当に想像の翼が広がりますね!』とか言おうものなら全員が『は?』です。
でも、今日も歩の台詞はパンチ力が効いてました。
『僕が選んだ』って…その台詞だけで目がウルウルしますがな(笑)

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