『花子とアン』あらすじ第117回

花子は高熱が出た息子・歩を布団に寝かせ、額を触った。
「また熱が…」
「歩、もうすぐお医者さんくるからな」
花子、英治、平祐が看病する中、歩が辛そうに口を開く。
「お母ちゃま…痛いお注射する?…お注射いやだな」
「じゃあ、お母ちゃまが代わりにしてもらうわ!」
花子の言葉に英治は戸惑うが、息子・歩は冷静に対応する。
「それじゃあ、僕の病気よくならないよ」
「そ、そうね…」

「歩は強いから注射いたいくても大丈夫だよな?」
「お医者様の言う事聞いていい子にしてればすぐよくなりますからね。元気になったら今度こそ海に行こうね!」
英治と花子に励まされ、歩はニコッと笑うがすぐに呼吸が荒くなる。

村岡家に到着した医者は英治に歩について質問してくる。
「坊やの熱はいつからですか?」
「夕方頃、急に高い熱が出て、お腹もくだしてます」

歩を診察する医者を花子達が心配そうに見守る。
「先生…歩は?」
「残念ながら疫痢(えきり)の可能性が高い…」
病名を告げられると花子たちの顔は一気に青ざめた。
「疫痢…先生!歩を助けて下さい!お願いします!お願いします!」
>当時、疫痢は沢山の子供達が命を落とし、最も怖い病気とされていました。

― 真夜中、花子達が看病していると歩が目を覚ます。
「歩ちゃん?まあ…やっと気持ちよくなったのね!歩のおめめのなんて綺麗な事!こんなに高い熱が出たのに、ちっとも目が曇らないのね(笑)」
花子は、急いで台所に行くとお湯を含んだガーゼを用意し、歩の口に近づけた。
「歩ちゃん、さあ…おぶを飲みましょうね」
花子が声をかけるが歩は目をつぶってしまう。
「…歩ちゃん?歩ちゃん…歩ちゃん!?」
必死に息子に呼びかける花子に医者が冷静に声をかけた。
「もうお時間がないので抱いてあげて下さい」
「…!?」

「花子さん…」
英治に促され、花子は歩を抱きかかえた。
すると歩が目をつぶったまま口を動かした。
「お母ちゃま…」
「…何?…歩ちゃん」
「僕が“お母ちゃま”って言ったら“はい”ってお返事するんだよ…」
「お返事すしますとも!」
「お母ちゃま」
「はい」
「お母ちゃま…」
「はい」
「……」
「歩ちゃん?…お母ちゃまのお返事きこえないの?」
「おかあ…ちゃま…」
「はい!…歩ちゃん!お母ちゃまもおとうちゃまもおじいちゃまもみんなあなたの側にいるのよ!歩ちゃん!何?何!?お願い!何か言って!お願い!…歩ちゃん、歩…」
>その日の明け方、歩は息を引き取りました。

早朝、蓮子の元に電報が届く。
『アユムケサエキリデシス』
電報の内容に蓮子は言葉をつまらせる。
「歩君が…はなちゃん…」
すると、龍一の母・浪子が蓮子を注意する。
「何をぐずぐずしてるの!?母親にとって子供を亡くすのは心臓をもがれるより辛い事よ!!子供達の世話は私に任せて早く行きなさい!!!」
「はい!!」」

― 夕方
「花子さん、蓮子さんが来て下さったよ」←
蓮子が家に到着したことを英治が声をかけるが花子は歩を見たまま呆然としたままだった。
「はなちゃん…」
蓮子が声をかけると、花子はゆっくりと振り返った。
「蓮様…歩…お母ちゃま、お母ちゃまって…歩…歩ー!!!」
花子は蓮子にしがみつき号泣した。

一方、玄関では原稿をとりにきた梶原に英治が頭を下げていた。
「申し訳ありませんが翻訳の締め切りは遅らせていただけないでしょうか…当分、仕事は手につかないとおもいますので」
「いやいや、翻訳の事は心配しないでくれと花子さんに伝えてくれ」
「すみません」
「英治君…君は大丈夫か?」
「・・・・・はい」
「僕で出来る事があったら何でも言ってくれ」
「ありがとうございます」

― 花子は雨が降る中、歩に添い寝しながら歩の顔をなでていた。
そして、そのまま寝てしまう。
>あすよりの淋しき胸を思ひやる心に悲し夜の雨の音
>さようなら

花子とアン第116回の感想

展開は知っていたのですが、歩役の子の演技力のせいか予想以上に朝からやられました。
自分の子供と重なってみてしまうともう駄目ですね。涙がポロポロですよ(笑)
序盤は堪えていたんですが医者の台詞『もうお時間がないので抱いてあげて下さい』という台詞を聞いた途端、ブワッ!って(笑)
で、ちょっと思ったのが、蓮子に電報打つのはいいとして、まず吉太郎とかよじゃね?
あと龍一の母親・浪子さん、やっぱりいいお義母さんでした(笑)

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