『ごちそうさん』第66回(12月14日放送)あらすじ

第11週『大嫌いっていわしたい』あらすじ(ネタバレ)

「アンタを見てるとむしずが走る。いびられても泣かされても、『私は好きです』って…まるで仏さんやな。・・・気持ちええやろ?」
「そんなつもりは…」
「許された方がどんだけ惨めかなんて思いもつかんやろう」
和枝は涙を流しながら言い捨てると台所を後にしようとした。

「待って下さい!…私、いびられた事も泣かされた事も忘れてませんよ。
やですよ!思い出したら腹立ちますよ!だけど…嫌なとこもいいとこも一緒だと思うから。
あれだけ舌を捲くような意地悪ができたのは、お姉さんが細やかで人の気持ちがよくわかるからで。それがお料理に向かうと優しいお料理になるから
だから腹が立つけど好きになるんじゃないですか!」

「どんだけおめでたいんや!?…あの料理に何か入ってるとは思わへんの?」
「え?」
「わてが好意だけでやってたとなんで思える?」
「お、お姉さんは…そんな事はしません」
すると和枝はめ以子を軽く突き飛ばした。
め以子の身体は後ろによろけ転びそうになってしまうが、後方にいた希子が身体を支えた。
和枝は、追い討ちをかけるように罵声を浴びせる。
「それでも好きやなんて言えるんか!?…一緒に暮らそうなんて思うんか!?」

「…出てって…。もう…出てって下さい」
震える声で、め以子が和枝に言うと、和枝は安心したような表情を見せた。
「それでええんや。…わてを追い出すんは、あんさんや」
そして、そのまま家の奥へ行ってしまう。
「どうして…どうしてですか?どうしてこんな風になっちゃうんですか!?」
め以子は、去っていく和枝に叫ぶが和枝は返答しなかった。

― 仕事から帰ってきた悠太郎は静から一連の出来事を聞いた。
「・・・それで、め以子と姉さんは?」
「部屋。め以子はんにはのり子ちゃんがついてくれてる。あれはちょっと離れさせんと。もうどうにもならん思うわ。あ…追い出したいからやないで?」
「分かってます」
>それからほどなくして、和枝は一旦、倉田さんの別荘に移る事になりました 

― ある日、倉田が西門家にやってきて和枝の近況を、め以子達に話した。
「昨日見に行ったら元気になっとったで(笑)土いじりやっとった。ほんでな、やっぱり和枝ちゃん、誰も和枝ちゃんの事知らんとこ行った方がええと思うんや。『話した農家見に行きたい』急に言い出してな。こんな自分でも求めてくれはるんやったら、そこに嫁に行きたい」
「農家…和枝ちゃんが…」
へぇ~と静は驚いた。

「倉田さん、あの…私、なんであんなに嫌われちゃったんでしょうか?」
め以子は、和枝から嫌われている理由を尋ねると倉田は自分の見解を話し始めた。
「和枝ちゃん、前にぼそっと言うとったんやけどな。自分がされたんと同じ事をあんさんにして、それでも全然めげへんあんさんがおって。しかも自分の事好きやとまで言う。
何やもう自分のくだらなさ突きつけられてやりきれんようになったんと違うかな」
倉田の話を聞いた、め以子はショックを受ける。
「イケズは…私の方だったんですね。知らないうちに…ずっと…」

― め以子が希子と和枝の部屋の片付けをしていると小さい箱をみつける。
蓋を明けると綺麗にたたまれた新品の布おむつが揃えてあった。
「これ…全部…おむつ…」
「作ってくれてたんですね(笑)」
め以子は、これまでの和枝のイケズを思い出すと同時に布オムツを縫う和枝を想像した。
「お姉さん、もう…イワシみたい。嫌いになんかなれない」

― その頃、大阪市役所では大村が設計した模型を職員たちに説明していた。
「この建物な、この真ん中のホールを通らんと絶対行き来できんようになってんねん。
ケンカしてお互いに避けとったのに出会い頭に…出会うてしもたりしてな(笑)嫌でも面ぁつきあわされてしまうんや。こういうのようないか?」
職員たちはうなづぎ、悠太郎も『ええですね(笑)』と同意した。

>そして和枝の旅立ちの日
倉田と共に駅に向かう途中、め以子が現れたので和枝は動揺した。
「何で?」
「うん…さ、さあな。た、たまたまちゃうか?」←倉田

赤い風呂敷を抱えた、め以子は、和枝の目の前に立った。
「い…言い忘れた事がありました」
「…何?」
「ごちそうさんでした!…イワシ」
め以子が頭を下げると、倉田は拍子抜けしてしまう。
「何やいな(笑)、わざわざそんな事言いにきたんか?」
「はい。私はお姉さんの事が大好きですから!
・・・これ、お礼です!私のぬか床です。好評なんですよ」
め以子が赤い風呂敷を差し出すと、和枝は怪訝そうな顔をした。
「いるわけないやろ、そんなもん」
「そんな事言わずに持ってて下さいよ。私の忘れ形見として」
「あんさんの事なんかこれっぽちも覚えときとうないんや」
「これはイケズなんです」
「はあ?」
「私がお姉さんの事を好きだっていう事がお姉さんを怒らせるなら私はお姉さんを好きだって言い続けます。それが私のイケズです。きちんとイケズにはイケズで返したいと思います」
「えらい大層なイケズを・・・」

和枝は日傘を畳み荷物を置くと笑顔を作った。
「…そりゃ、どうもおおきに(笑)」
しかし受け取った次の瞬間、ぬか床を地面に叩きつけた。
ガシャーン!め以子の持ってきたぬか床が割れる音がする。

「あんさんのために割ったってんで。なんでもイケズができるように(笑)」
「ま、また…また送りますから(笑)」
「行きまひょ、倉田はん」
倉田と共に去っていく和枝に、め以子は大きな声を出した。
「ずーっと!ずーっとイケズし続けるますから!」

「何やえらい屁理屈やな(笑)」
歩きながら、倉田が笑うと和枝も笑みがこぼれた。
「ホンマ、かないまへんわ(笑)」

め以子は、床で粉々になったぬか床に優しく語りかける。
「あ~あ…ごめんね」
>いいよ、役に立てたみたいで。おばあちゃん嬉しいよ。
>これでこれからも少しは繋がっていけそうだね

― ある日、静は、め以子が作った小魚の瓶詰めを見つける。
「何?これ…」
「オイルサーディンっていうのを作ってみたんです。美味しく出来たんで、お姉さんに送りつけようと思って。」
「畑の肥やしにされるんちゃうか(笑)」

― 喫茶店“うま介”では竹元が焼氷を食べながら悠太郎に喋っていた。
「私が読んでおいた方がいい所だけ抜き出しておいてくれ」
「…何で僕が竹元さんの下働きせんといかんのんですか?」
その時、突然、強い揺れを感じた。
>め以子の包丁を滑らせ、悠太郎の本を崩したこの揺れは
>後に関東大震災と呼ばれる事になり、それは大坂という都市の運命を
>そして西門家を大きく揺り動かしていくことになるのでした。

第66回『ごちそうさん』の感想

いずれ和枝が改心したり、謝ったりするかと思いきや、この展開。大人のドラマ(笑)
最後、和枝が笑いながら、ぬか床を割るシーンなんて秀逸です。
和枝とめ以子の和解(?)シーンとしては最高だと思いました。
来週から和枝が出てこないとなると、ちょっと楽しみが・・・。

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